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梅雨の季節に入り
自分の住む街にも雨が降り始めた
テレビの天気予報では
しばらくの間はこのままだという
ぼくは家の中
ここにいる限り雨には濡れない
家の屋根がある限り雨には濡れない
ぼく ....
大きな葉の下から
そっと空を見上げると
とても薄い緑色が輝いている
そろそろ夏が生まれる
風が吹くと
きららとした緑色は
暗くなるけれど
遠くで流れている川の水のように
他の場所で光り ....
この動物だけは奇妙だ
自分がエサを探しに草原を走っていると
逆にこの動物に捕まってしまった
さすがにその時は命の終わりを
すっかり覚悟した
だがこの動物はなかなか自分を
食べようとはし ....
ある日突然
街から空が飛んでいってしまった
青い空は街の向こうへと
逃げていってしまった
残されたこの場所は
街から出される煙で
空をつくっていった
灰色の空はきれいな灰色だが
それは ....
「たいへんよくできました」
というスタンプがどうしても
自分のノートに押されたかった
先生にノートを渡しても
いつも「がんばろう」とか
「あとひといき」ばかりだった
同じクマのスタンプなの ....
玄関のドアーを開けると
宇宙が立っていた
寒そうにしていたので
中に入れてあげることにした
宇宙は喜んで
宙返りをしながら
家の中を転がって入った
飲み物を用意している間
宇宙はバナナ ....
ほら
雪の下が動いてる
小さな命が伸びてくる
一つ一つはわずかだけど
同時に少しずつ
湧いてくる
ほら
風が小枝を揺らしてる
小さな枝を揺らしてる
その先の方はつぼみが膨らんでる ....
冬の星座を
天体望遠鏡で観察してみた
丸いレンズの中には
大きな歯磨き粉が写った
どうやら粒塩が入っているらしい
プカプカ浮いている
歯磨きはどこにも見当たらない
キャップを取ったまま
....
春が来たのかこの風よ
ゆったりとした時がゆく
澄みきる空にまぶしさを
連なる山に豊かさを
春の命を運んでる
春のときめき抱きつつ
春に咲く花見にゆこう
道には雪があるけれど
春の命 ....
コンクリートのかけらを見ていたら
子どもの頃を思い出しました
川で拾った石を交換した友だちの
重みが伝わりました
輝いた面影を
頭の中で追いかけました
自転車を見ていたら
青春時代を ....
ひとひらひとひらと
空から雪が舞い落ちて
小さな小さなその粒は
一つ一つの言葉のよう
ゆらりゆらりと
空から風が吹き流れ
右へ左へ漂いながら
言葉と言葉をつなげ合う
ひとひらひ ....
あなたは今
ある地面に立っています
これからあなたはその地面から
上に行くのか
下に行くのか
二つの中から一つ選ばなくてはなりません
上に行く場合
足元が不安定になりますが
高 ....
冬の中に
君の白い息が眩しくて
なぜか視線をそらしてしまう
ぼくがいる
冬の中に
君の凍える姿が悲しくて
なぜか空を見上げてしまう
ぼくがいる
冬の中に
ぼくの凍える姿に手を ....
君はもう見たのかい?
翼をもった
銀色の馬が
空を翔けてゆくのを
冬はこうして
やってくるのを
君はもう聴いたのかい?
いななくたびに
冷たい風が
地上に吹くことを
冬はこうし ....
前を向いて歩きたい
自分だけの長い道のりが
ずっとずっと終わることなく
ゴールは見えない
歩かなければ
風が背中を押してくる
いや
何かが背中を押してくる
前を向いて進みたい
自 ....
昨日も
明日は見えなかった
けれど今日は見えた
だから
今日という日を必死で動いた
見えるところは全部
手の届くところ
走って行けるところ
体力が尽きるまで
今日を動いた
今日 ....
真理に辿り着くには
真直ぐ進んで
横に曲がって
上ったり下がったり
時には間違えて
そこで道を確認して
大切なのは
一度には一つのことしか
できないこと
真直ぐ進みながら
....
ぼくは詩を書きたい
今の季節を感じられるのは
今の自分があるからである
今日もまた
朝の散歩をしていると
夏に出会いました
もう夏
長袖はいらない
歩いているだけ ....
もも うさぎさんのぽえむ君さんおすすめリスト
(18)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
屋根は濡れている
-
ぽえむ君
自由詩
8*
07-6-22
夏が生まれる
-
ぽえむ君
自由詩
28*
07-5-2
奇妙な動物
-
ぽえむ君
自由詩
8*
07-4-15
青空が逃げてしまった
-
ぽえむ君
自由詩
11*
07-4-4
たいへんよくできました
-
ぽえむ君
自由詩
36*
07-3-14
宇宙
-
ぽえむ君
自由詩
8*
07-2-17
毎日明日を待っている
-
ぽえむ君
自由詩
9*
07-2-13
冬の銀河
-
ぽえむ君
自由詩
12*
07-2-13
春の風
-
ぽえむ君
自由詩
8*
07-2-12
思い出の中の面影は
-
ぽえむ君
自由詩
13*
07-1-26
ひとひらひとひらと
-
ぽえむ君
自由詩
14*
07-1-12
上に行くのか下に行くのか
-
ぽえむ君
自由詩
11*
07-1-11
冬の中に
-
ぽえむ君
自由詩
16*
06-11-26
君はもう見たのかい?
-
ぽえむ君
自由詩
15*
06-11-8
何かが心を呼んでいる
-
ぽえむ君
自由詩
9*
06-10-31
明日は動く
-
ぽえむ君
自由詩
9*
06-10-26
真理までの近道
-
ぽえむ君
自由詩
10*
06-9-27
ぽえむ君−小満−
-
ぽえむ君
自由詩
6*
06-5-21
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