ぽえむ君−回帰−
ぽえむ君

ぼくは詩人

立派なことをするには
基本や初心を継続する努力が大切

今日もまた

朝の散歩をしていると
おじいさんに出会いました

お話好きなのか
自分のことをぼくにいろいろと
話をしてくる

働いていたときは公務員で
修理造営部の次長

中間管理職だったものの
趣味を生かして
36人の仲間とともに
歌を作ったり選んだりもしていたという

出張先から帰るまでの
自分の日記についても語ってくれた

ぼくも詩や歌を作るので
苦労話でもと思って
声を出そうとしたとき

 詩や短歌というものは
 力を入れなくても
 天地を動かし
 目には見えない神々をも
 しみじみとさせ
 男女の仲も親しくさせる

 昔そんなことを書いたことがあるなぁ

口はとても軽いものの
その心はとてつもなく重い

まさにそれは原点でもあり
すべてでもあるかのように

忘れてはならない
もち続けなくてはならない

おじいさんは
ぼくにはとうてい及びもしない
畏怖というものを残して

過ぎ去っていきました

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−回帰− Copyright ぽえむ君 2006-05-08 14:31:03
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