ぽえむ君−夢枕−
ぽえむ君

ぼくは詩人

夢は自分で見るもの
そして自分でつかむもの

今日もまた

朝の散歩をしていると
少女に出会いました

道ばたに
持っていた枯れた草花を
やさしく蒔いていました

 ここで摘んできたものをね
 寝るときに枕元においているの

 この花の夢が見れるようにって

 夢は覚えていないけど
 ふんわりと不思議

 花が終わったら
 ここにちゃんと帰してあげるの

 ありがとうって

そう言うと彼女は
少し離れた場所に行き
新しい花を摘みはじめました

腕の中に抱えられたその花は
今度はどんな夢を
見させてくれるのだろう

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−夢枕− Copyright ぽえむ君 2006-05-03 21:12:52
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