ぽえむ君−句会−
ぽえむ君
ぼくは詩人
形は違えど心は同じ
同じ心ならば形に意味はない
今日もまた
夜の散歩をしていると
家族に出会いました
父と子と孫が集まり句会かな
祖父が詠む
聴く耳立てる子どもたち
短夜の空見る子らの目にも星
次に父
祖父に負けじと一句詠む
夜の空子どもの目にも星ひとつ
これを聴き
祖父の威厳がとなりから
何だこれ季節のない形だな
世代知る
会話を横に孫が詠む
星を見る目にも銀河
これを聴き
父の威厳がとなりから
何だこれ形のない形だな
いずれとて
見ているものは目と心
気持ちに言葉はいらない
明日もまた
言葉のない詩を作りたい