すべてのおすすめ
草むらで月鈴子がリリリンと鳴くから
季節が移り変わっていくのを感じる
風鈴の音色とも少し似てしまうから
間違わないように風鈴は小箱に仕舞おう

静まり返った夜の向こうで
あなたは何を思うの ....
指先を太陽に翳して
陽の光の中を着物の着崩れを直しながら歩く

隣町まで足を棒にして歩いてみたら
少しはこの気持ちが楽になるだろうか
茶色い茅葺き屋根の家を過ぎて
長屋を横目に見て
空き ....
夜は電気を消しているから
スマホの明かりだけが頼り
指先の動きだけが
生きていることを知らせてくれる

こんなに小さい機械の中だけが
わたしの世界で
波間に漂うクラゲみたいに
ふよふよ ....
音韻を小瓶に入れて思い切り放り投げた
海岸線を歩けばカモメが鳴いて
子供達がはしゃいでいる

それを横目で見ながら
私はするりと通り過ぎる

明るさはいつも影を落とす
その事が私の胸を ....
日朗歩野さんの久遠恭子さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
音色- 久遠恭子自由詩223-8-23
名もなき花- 久遠恭子自由詩13*23-8-21
夜の独り言- 久遠恭子自由詩3*23-8-17
コバルトブルーの涙- 久遠恭子自由詩5*23-5-11

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する