すべてのおすすめ
  ぼちぼち本を読もうという気になった
  うつ症状からの脱出だ
  現代詩手帖2005年の年鑑
  拾い読みしていたら
  昔の仲間がこぞって
  2004年代表詩選に選ばれていた
   ....
  外はまだ暗い
  きょうは8枚きりの食パンを食べた
  いつもダブルソフトなので
  一枚分にしかならない
  ひもじいのはいやだ
  冷蔵庫をあさったが飯になるようなものはなかった
 ....
   風呂上りの缶コーヒーはうまい
   自動販売機で買っておいたものだ
   風呂上りの匂いは希望の石鹸だ
   たっぷりと湯船に浸かって
   嫌なことをすべて忘れる
   ほんとはビー ....
  ノックを受けた
  10本 50本 100本
  陸上競技場でだ
  打っているのは父だ
  容赦なく短いボールや
  横へのボール
  前と後ろのフライ
  ショートバウン ....
  
   真珠を育てるあこや貝のように


   ぼくは詩を育てるあこや貝でありたい



         2005・02・17
 

  父は帰ってこなかった
  後で知ることになるが
  街の花柳界で板前として働いていたようだ
  華やかなところだから飲む賭つ買う
  生活を送っていたらしい
  ぼくた ....
  

   遠くで犬が吠えている宵
   ぼくはふらふら起きてきた
   枕にアイスノンを乗せて
   一日寝ていた
   葛根湯を飲んでいる
   一日寝ていて話題がない
   元 ....
  きょうはバレンタインの日とか
  まったく忘れていた
  チョコレートは大好きだ
  
  先生をやってるとき
  生徒からたくさんのチョコレートをもらった
  チョコレートより酒が好 ....
10円くれれば5円やる






------------------------------
作 中学一年のころ
  母はぼくを背負って
  毎日踏み切りを渡った
  栄耀失調だったぼくは
  医者に通っていたのだ
  記憶は曖昧だが
  ぼくたち母子は貧しかった
  ある医者は
  『下痢をするの ....
庭に

一種類の薔薇を育てて

一生けんめい世話して 

少し気が触れた人を装った

おばさんになる



お金や人のため

しがらみ私に絡み

酸化して萎れて ....
  セックス・ピストルズ
           のビデオを借りてきた
  バンド名が凄い
         パンクか
  まだ調子が悪くて見ていない
               セック ....
  トロッコだった
  小山が崩されて
  中学校が立てられるのだという
  その台形の天辺から
  したの道路まで
  レールが敷かれた
  なんだろうと思った
  今まで見たこともな ....
オダイバババア

おだいばばばあ

お題場婆ぁ..!


銭湯の

番台のうえにちょこんと座る

婆のようだが

ちょとちがう


お題を出すんだ

この婆は

 ....
  

    優しい娘がいます
    方角を間違えて北口へ出てしまった杖を持ったばあさんを
    難解な通路を通って
    南口まで案内してやったのです
    そうっと肩口に手を ....
  京都 大原 三千院
  雪がふっていた
  降り積もっていった
  車はチェーンを履いていなかった
  
  三千院で炬燵に当たりながら
  湯豆腐を食べた
  みやびな気持ちになっ ....
今は、反省している。

むしゃくしゃしてやった。
今は、反芻している。

むしゃくしゃしてやった。
今は、算数している。

むしゃくしゃしてやった。
今は、昏睡している。

むし ....
   エトピリカを待つ
   絶滅寸前の
   マボロシの鳥
   600mmレンズを据えて
   何時間でも
   ポイントを決めて
   弟とぼくと
   二人のカメラマンが
   ....
  

    サイコロを振った
    吉とでた
    月と河童
    昭和に青春を送り
    平成でこけた
    死が怖くなった
    たとえ河原乞食になろうとも
   ....
豪雪地四人一家小旅行

運転中突然吹雪急停車

道迷親父冗談皆沈黙

宿発見客皆双子薄笑

何故夜中兄弟強引宿探検

覗穴人間細胞分裂中

捕獲済兄弟隙見脱走劇

大騒動一 ....
背中合わせに君の奏でる音を伝う
絡めるのは小指だけで構わない
僕を歌って
鈍色に、はぐれて
まやかしの夢を見る
空の重さに耐え切れず
落下するものを/

(そは、ありなんや

/握り締めて
熱の、かけらに酔う

鈍色の、底
契るべきものなく
 ....
  
    淋しさは機械の油
    切れてしまった地軸の方位

    淋しさは裸の立ち木
    いつまでも震える梢
 
    淋しさは男と女の染色体
    数億の星雲 光っ ....
   喜びは天まで昇り
   はじけて消えた

   哀しみは砂漠の水を
   補給できずに

   怒りは津波を起こし
   人身家屋をうばった

   楽しみはいま文字がつづれる ....
ばあちゃん

ごめんなさい

1月27日は
あなたの命日でしたね

予想はしていたけれど
やはり
忘れていました

あなたの写真に
水と
ご飯と
花とを
手向けなければい ....
   

        
    {ルビ緘黙=かんもく}

    きょうも土星は回っているのだが

    リンクは冷たい氷と岩だ

    雑草は生えていない

    ほ ....
そこに居てくれる それだけの 幸せ

寄り添っていると ほっ とする 我が侭な ひととき

不意をつく

我が侭の上をゆく あなた と いふ人
 偏頭痛の片隅で
 子供が
 膝を抱えている

 いつかの子供

 立ち上がってもらわないと
 そこは
 一番痛みがひどい

 僕は手を伸ばす

 知ら ....
  
   枯れた草むらに
   寝転がるようなことはしないで
   ライターで火をつけてみた
   なかなか燃えない
   新聞紙がない
   紙屑がない
   諦めた
   炎は美 ....
   ふと婦人は席を立った
   向かいの席だった
   ぼくは隅が好きだ
   ぼくは隅に座っていた
   カバンを架けかえようとしていた
   ジャケットのフードがじゃまで
   カバ ....
千波 一也さんの未詩・独白おすすめリスト(706)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
現代詩手帖よ- 天野茂典未詩・独白405-2-21
朝マックしよう- 天野茂典未詩・独白205-2-21
あそこの鴉を撃ち落せ- 天野茂典未詩・独白405-2-20
飛びつきながらボールをさばくぼくらの姿は- 天野茂典未詩・独白305-2-18
あこや貝- 天野茂典未詩・独白505-2-17
その血もまもなく滅びようとしている- 天野茂典未詩・独白2005-2-16
アムールタイガーが吠えている- 天野茂典未詩・独白405-2-15
チョコレートは大好きだ- 天野茂典未詩・独白105-2-14
1日で厭きられたギャグ- あおば未詩・独白2*05-2-14
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なる- 蒼木りん未詩・独白105-2-12
こんな日はどんな夢を見たらいいんだろう- 天野茂典未詩・独白505-2-12
でもそれが乗り物であることはすぐ分かった- 天野茂典未詩・独白205-2-12
おだいばば- 蒼木りん未詩・独白105-2-11
サッカーで日本が北朝鮮に2対1で競り勝ちました- 天野茂典未詩・独白6*05-2-10
ぼくたちの足元は回っているのだ- 天野茂典未詩・独白105-2-9
むしゃくしゃしてやった- 虹村 凌未詩・独白6*05-2-7
エトピリカは歌に歌われていた- 天野茂典未詩・独白405-2-5
金網の外へ- 天野茂典未詩・独白305-2-4
恐怖旅行- ふるる未詩・独白3*05-2-3
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ばあちゃんへ- 蒼木りん未詩・独白3*05-1-30
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ぼくの歴史も燃えてしまったように思えた- 天野茂典未詩・独白505-1-29
ぼくは小岩井ミルクとコーヒーをごくごく飲んだ- 天野茂典未詩・独白805-1-26

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