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ビジネスホテルの一階の
回転寿司屋で黒人さんの握った
トロのしゃりがあまりにも真っ白くて
私は奥歯で笑いながら
虎を溶かして作ったバターを思い出す
たしか、色素の抜けた太めのコックが
伝統 ....
なんとなく
冬に
寒々としたあの山を見るのはきらいで


ここに帰ってきて
あなたに
寝巻きとかトレーナーとか
買ってやるからと
買い物に連れて行かれたりして
わたしも
誰かの子 ....
君の手が
とても冷たかったので
重ねて

すごいですね
ゆたぽんみたい
ゆたぽん?
はいー

ゆたぽんですよ
レンジでチンです
あはは
なんとなくわかった

あったかくなり ....
愛する人と手を繋いだりキスしたり抱き合ったりするとき、
いつも考えることがある。

私達の身体の境界は何処ですか?
心の境界は何処ですか?
いつからふたりはふたりで、
いつからひとつになる ....
ガラス瓶のなかの
北風に乗って
飛んでいく一羽の鳩

おまえは
空に引かれた
ひとすじの水脈
かぼそき涙の痕跡
花のようにふるえる声

おまえは
幼年時代
滴りこぼれゆくはずだ ....
きみは
花のみるゆめ
よりも
冷酷さ

けれど
くちびるが
とじられると


小鳥が
鳴いてる
風が
吹いてる


きみは
ぼくの
好きなひと

そっと
やさ ....
あなたを思い悲しくなることで
わたしは今日を生きている
なにもないところで躓きそうになる
と紙に書いてみる


東京の前に
あなたの天気を確認する
いっきに何かを啜る
戸惑い ....
アクセス・ブロックをされたことがある。
数年前 詩の投稿掲示版ではないけれど
なんでも書いてとあったような なかったような。
当時 思ってたことを ぶちまけた。
ら 入れなく ....
死にたいと言う気持ちは病気
治すべき病です

人は生きる義務を背負って生まれてきたはず
それを途中放棄する権利は選択肢としてあっても
絶対引いてはいけないカードです

死は時々冬の朝の寝 ....
ごめん
火のために
戦おうとおもう

ぼくらの
にがい
不安の記憶が
地音のうすいろに
滲んでいっても

青い投函の
しずかな
絶叫が
行き場所を失い
紅い花の底に
ころ ....
虫かごを洗う

卵は
土に埋める

来年は
除草剤を撒かない

どこの家も
子どもも男もどっかにいって
いないから
午前中の住宅街は奇跡的に静か

洗濯物のカアテンで
部屋 ....
たくさんのさよなら見送り
ふりかえると
行きそびれたものたちが
思い出たちが
おかえりと言った

いつか君の町で
君のうたで
戦争を知らない子どもたちが
大人になって
大人の信用を知らない子どもたちが
大人になって
戦争を知らない子どもたちを知らない僕等は
髪の毛が茶色いと許されないなら
携帯電話を持つと許されな ....
{引用=求めろよ。
そうすりゃ与えられるぜ。

捜せよ。
そうすりゃ見つかるぜ。

たたけよ。
そうすりゃ開かれるぜ。

だれだって、
求める奴はもらい、
捜す奴は見つけ出し、
 ....
ツユクサのおいしげる
野に生まれた
子供たち。
たのしげな声。
銀河やら
星雲やらが
わきたち
ひとしきり
銀色
橙色などに
燃えたあと、
ことしも
夏は
去ってしまった。
 ....
夜を
夜を裂いて
寂しがりやのバイクが走る

縦横に
街を越えて
マフラー音が流れゆく

ウォウォンウォンウォン
ウォウォンウォンウォン

ステレオタイプの
哀しいリズム

 ....
 
「あ」と声を出して

静かにこらえた夜



空耳 ばかり

静かに聞こえた夜



今日もひとり? に

静かに答えた夜



十二時すぎのひときれ

 ....
その
青い腕が捥がれるような感覚はいつからだったでしょうか。
青い腕は空を飛び、地を跳ね、思うように風に乗れたというのに。

オレンジの世界は、私にはまだ明るすぎてうまく泳げない ....
{引用=記憶が、ゆれる
ゆれる
朱い花、
かたわらで、
誰がうたうか、蛍唄

(小さなひかりは影だと思う)

ねえ
やくざのつもりの
あんた
月のように夢を見て
どうしよう ....
巡りあわせ 人と 人は
縫うように 生きて
ゆく宛てを描きながら 暮れながら
語りながら 夜も更けて
欹てて眠る人も
宿の明かりと 消ゆる人
{引用=終りのない楽譜が
みみもとをかすめてはながれ
それはあめのように
また 空をさがしてゆくのでした

りんね なんか
しんじないよ
仏教徒じゃないもの
食洗器にお皿をならべな ....
雨上がり
{ルビ水溜=みずたま}りには 
哀しい顔が浮かんでる 

ひょい と飛び越え 
曇り空の一日に向かって彼はゆく 

{ルビ仄=ほの}かな{ルビ灯=あか}りを 人の{ルビ間=あい ....
静かな夜のこの場所は
空の深さに包まれて
流れてゆくは秋の星

静かな夜のこの場所は
時の重さに包まれて
流れてゆくは秋の風

微かに響く虫の音が
今いる場所の道標
流れてゆくは秋 ....
Thank god tomorrow is sunday.



日曜日でも
朝から起きて 

早く起きて セーヌのほとりを歩くの
朝靄に埋もれた塔が 少しずつ顔をだして
紺色から蒼 ....
人は
たつた一つの
幻を見るために
生れてきたやうなものだ


幻はきまつて
この地平とは切り離された
はるかかなたにある


とても手で捉へることなど
できないほど隔てら ....
セトウチジャクチョウ!虫の名前。
メソポタミア!テレビに出てる眼鏡かけた外人の名前。
トランスフォーマー!!!駅の中にある機械の名前。
ホワイトバンド!!白人音楽グループ。
ケーヒンコーギョー ....
いくら季節をなぞっても
あの
雪の下から覗いた肥えた土や
畑の土手にあったネコヤナギには逢えない

まだ
畑の隅に溜池があった頃

日本は
もう
どこを歩いても犯罪に巻き込まれてし ....
{ルビ掌=てのひら}にのせた 
{ルビ一片=ひとひら}の恋の花 
千切って夜風に放つ 

そうして青年は 
破れた心のままに 
深夜の断崖の上に立つ 

目の前には{ルビ只=ただ} 
 ....
灰青の砂に
うずもれていく白いかかと
すがる花がらと
たちのぼる月、銀色


行き
来する鳥が
銀盤に あばたをこしらえ
あちらに巣がある、
と君は僕を振り返らない
 ....
5分前に着いた

時の記念日の声に
桜草の声に
促されて売り出された
音の出るテレビと
絵の出る絵本を追い払い
螺旋階段のある駅ビルに
不思議な国の子供たちを
氷詰めにして持って来た ....
千波 一也さんの未詩・独白おすすめリスト(706)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
駅・五反田- たりぽん ...未詩・独白13*06-12-10
いまごろ- 蒼木りん未詩・独白506-12-7
手と手- umineko未詩・独白11*06-12-5
ふたりがひとつだったなら- 朽木 裕未詩・独白5*06-12-4
- 青色銀河 ...未詩・独白1006-12-3
風のキス- 青色銀河 ...未詩・独白506-12-2
小さく揺れる- フユナ未詩・独白606-11-19
思い出した- 砂木未詩・独白7*06-11-18
*自殺を容認する大馬鹿野郎共に告ぐ*- かおる未詩・独白13*06-11-18
左手のための覚書- 青色銀河 ...未詩・独白306-11-18
虫かご- 蒼木りん未詩・独白306-11-16
okaeri.com- AB(な ...未詩・独白606-11-14
「戦争を知らない子どもたち」を知らない子どもたち- ぽえむ君未詩・独白15*06-11-10
マタイだぜ- 青色銀河 ...未詩・独白906-11-8
- 青色銀河 ...未詩・独白706-11-7
おおかみバイク- umineko未詩・独白4*06-11-5
静かに凍えた夜- AB(な ...未詩・独白306-11-3
対色- ふく未詩・独白3*06-11-1
青い野- 青色銀河 ...未詩・独白506-10-31
一夜- ひより未詩・独白6*06-10-29
十六歳だった- はな 未詩・独白16*06-10-27
- 服部 剛未詩・独白1006-10-23
静かな夜のこの場所は- ぽえむ君未詩・独白7*06-10-22
日曜日でも、朝から起きて。- もも う ...未詩・独白13*06-10-22
恩寵の梯子- 杉菜 晃未詩・独白4*06-10-20
授業まであと15分くらいなので(略)- ピッピ未詩・独白6+*06-10-19
めぐる- 蒼木りん未詩・独白406-10-18
涙ノ星- 服部 剛未詩・独白8*06-10-15
帰葬- フユナ未詩・独白506-10-14
たそがれ駅17時05分発- あおば未詩・独白6*06-10-9

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