すべてのおすすめ
                    159時 @ハト通信

あれちで
あなをほっているおとこがいました
とてもふかいあなでした
ちしつがくしゃがやってきて
ここのちかすいはかれてし ....
   ふれている
   ふれている
   温かいものが
   ぼくのからだに
   ふれている
   それはあなたの
   恥骨だ
   しっかりとした
   感触を持っている
   ....
人形の埋め込まれた眼を

じっと 見ていたら

触ってしまった


いや

爪で引っ掻いてた

まばたき しやしないかと



ごめん
土曜日も学校があった頃の話

お弁当だった

わたしはよくお弁当を忘れた

作ってもらえなかったのではなく

わたしが忘れて学校に行くのだ

姉はちゃんと持っていく

姉はおか ....
   土曜日
   もったいないが一日ぼくは寝ていた
   泥鰌のような疲れが溜まっているからだ
   谷川俊太郎さんはぼくより一回りも上なのに
   『まだこれから』という詩を書いている
 ....
 
  金曜日がおわった

  一週間が長い

  精神病を患ったからか
  
  初老の痛みか

  『詩は青春の文学である』

  と関根弘はいったが

  詩はだから宇 ....
窓を開けると 外は雪だった
静かにゆっくりと雪は落ち
ひそやかに積もり、僕の指で融けた

思い出す

あの頃、僕らは遠く離れていた
あの頃、僕らの街にも雪は積もった

今はもう 遠い ....
  

   疲労は龍のようにはねていた

   生きるってことは淋しいことだ

   キルケゴールも言っている

   『死しにいたる病』を病んでいる

   女も男もみんな一生 ....
むらさきの雪が降っていましたのよ、奥様

ええ、それで坂をごろごろと転がっていきましたの

そりゃあもうものすごい速さで。

わたくし、慌ててジョゼフィーヌを抱き上げて、

二階に上が ....
  滝が凍る
  心が凍る

  魚が凍る
  港が凍る

  それでも街は生きている
  それでも町は生きている

  真っ赤な手紙がほしいね
  真っ赤な心 ....
  ことばの枯れた井戸を掘ってみる

  夜空のように星星が輝いていた


  ぼくは夢を見たのではない

  ことばの星は無数にあるのだ

  掘削機はいらない

 ....
  


  できるだけ遠くへ
  島はなげるべきだ

  小笠原くらい
  塊
  として

  こぼれおちた
  土
  が

  いくつもの
  しみのような
  ....
「今日は型をとります」
左下の奥歯
仮であった詰め物を削り取る

ロマンスグレーの先生は覗き込む
患者の口の中を
少しずつ優しいタッチで(でも音はキライ)
痛くないように(でも音はキライ ....
※ある少年

紙飛行機作りに熱中し
記録はとうとう高度1万メートルの大台です


※ある犬

犬は棒に当たると聞き
小便がてらに予め電信柱を折りました


※あるテレヴィジョン ....
機械に変わり果てた
冷たく硬い手足
なくした血の臭いを
求めて這い続ける
わたしはヒトでしょうか
あなたはヒトでしょうか
紅茶を淹れてみます
ヘドロを吐いてみます
すっきりしないままに ....
よごれっちまったかなしみなんて
そんなもんまだ書くつもりかい
でっちあげなよでたらめ書けよ
あんたはあんたを信じなさいよ
それができなきゃあたしは知らん
勝手にやんな好きに嘆きな
あたしゃ ....
闇のふたを開いて
いってしまったのだから
どこかで
光のふたも
開けられていて いい

さがしてみよう
「うんこが出たい!」
 姪が言う。

僕はちょっと考えて

まさしく うんこが出たいのだって思う。

うんこを思い通りに出せる人がかつていただろうか。

もよおしたらこう言うべきだ。 ....
  夕焼けがうつくしいのは

   あれは人魚が大空に薔薇をまいたからです

    なんて歯の浮くような科白をはいたら

     おまえは詩人 失格だと頭をなぐられそうだ

 ....
ふりかぶって

いっしょうけんめい なげたものは

とどかず

こいしを ほうるように

なにげなく なげた

そんなものだけが

とどきます

ふしぎですね
  富士山をみてきた
  富士山はお正月の姿をしていた

  まるで絵葉書のようで
  テレテしまった

  でもさすが日本一だと思った
  家来を誰も連れてないからだ

  ....
{引用=春のうららの ふあら ふわら

雪 かしら?
どこかしら 届く ぬくもり

ふあら ふわら

おひさまに 気づかれないように
かくれんぼ してた のに

みつかっちゃっ た ....
あけましておめでとう
そして僕たちはそのように死んでいく
あけましておめでとう
死んでいくのではなく殺されていくのだおそらくは
お互いに
殺されあいながら
あけましておめでとう
生き ....
おばぁさま おばぁさま お花が咲いておりますの
のんのんさまの おひざもと
のんの のの花 咲いて おりますの

おそばに おられましょうか?
庭で ウサギを 放し飼いにしている

撫でてやろうとかまえて近づくと

手の届く寸前で逃げてしまう

かといって 何のつもりもなく歩いていると

突然 足元に駆け寄ってくる

庭の ....
深夜
血を吐きました
世界が
美しくなりました

君には秘密にしておきます

部屋の中は君の寝息でこんなにも静かなのに
テレビの中では相変わらず人が死んでいきます
閉じられたブライン ....
銀河の向こうには
銀河を超えた何かがある
造られた自然がある
華奢な蜃気楼がある

あの星の向こうには
広がる星空がある
傾いた調理場がある
晴れ時々夕立がある

夜の向こうには
 ....
五時を告げる
  鐘が鳴る
  まるで夢みる
  羊のように

  空腹が番犬である


      2004・12・26
あずき と かぼちゃ
仲良くなれたら

おこめ ひとつぶ
日 が長くなる

あなた
はじまり を食べました


のね
今日、両親から荷物が届いた

シャケは辛塩で、焼くと真っ白になる
タラコは無着色で、見た目はマズそう

これら北海名物を口に運びながら
函館山に打ち寄せる
海峡の早潮が岩に砕けた白濁の泡 ....
千波 一也さんの未詩・独白おすすめリスト(706)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あな- アンテ未詩・独白7*05-1-24
温かいものにつつまれてわたしは- 天野茂典未詩・独白205-1-24
- 蒼木りん未詩・独白4*05-1-23
「先生_お弁当わすれました。」- 蒼木りん未詩・独白7*05-1-23
まだこれから- 天野茂典未詩・独白305-1-22
じぶんのポケットにしまうことにした- 天野茂典未詩・独白505-1-21
- Kj未詩・独白105-1-19
カモがネギしょってやってきた- 天野茂典未詩・独白405-1-19
- ふるる未詩・独白1*05-1-17
旨いビール- 天野茂典未詩・独白105-1-16
プラネタリウム- 天野茂典未詩・独白505-1-15
東京都から- 天野茂典未詩・独白405-1-13
歯医者〜妄想の時間〜- さち未詩・独白405-1-12
とある- たいにぃ ...未詩・独白3*05-1-10
四六の唄- 佐々宝砂未詩・独白3*05-1-10
七七の唄- 佐々宝砂未詩・独白9*05-1-8
ふた- こむ未詩・独白205-1-8
正しい表現と言う言い訳を- Tシャツ未詩・独白205-1-5
冬の夕焼けはタイ焼きか- 天野茂典未詩・独白705-1-4
ふしぎ- こむ未詩・独白5*05-1-3
富士山- 天野茂典未詩・独白505-1-2
ふあら_ふわら- ひより未詩・独白16*05-1-2
2005.1.1- いとう未詩・独白3505-1-1
のんのん_のんの_ののさま- ひより未詩・独白8*04-12-28
ウサギ- こむ未詩・独白204-12-28
こんな夜に死んでいくのかもしれない- いとう未詩・独白2404-12-28
銀河の向こう- 不老産兄 ...未詩・独白504-12-27
空腹- 天野茂典未詩・独白404-12-26
冬至- ひより未詩・独白8*04-12-22
小包み・函館山- たりぽん ...未詩・独白5*04-12-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24