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天国と地獄の分れ道には、三人の天使がおりました
真実を語るテレサ、嘘を言う正日、気まぐれな順慶です
しかし天使はみな同じ顔で、誰が誰だか判別不可能です
「あ、誰か昇って来たわ」
「あ、あいつは ....
この風邪薬で
少し楽になった気がするから
この風邪薬にあう
風邪をひいたんだろう
という考えもある

どうせなら
高熱に浮かされて
溺れた人のように
夢と現の境に
漂っていたい気が ....
今日こそはと待っていても
やっぱり届かない
あなたからのメール

けっして
がっかりしたりはしない
楽しみが明日に延びただけ

こうやって
日々を重ねてゆけば
いつのまにか
心痛 ....
{引用=

今宵
追いかけて彩られ
つつ
うらうらの 三昧は
翌朝
丸い実を

染めました
とさ

お母さんがいます。
お父さんがいます。

兄が一人、妹が二人。

おじいちゃんも元気です。
おばあちゃんは私の心に生きています。

旦那がいます。
息子がいます。

友達 ....
えほん や 
ずかん や
えいが や 
うた や
いろ や しゃしん を 
かきうつすだけの
ずるい ことば は 
いりません



あたまのなかも
あたまのそ ....
{引用=
こんとん ふつ ふつ

そこより いづる

いき

鏡台につもる
見えない髪の毛
ふさふさとこぼれ
足指に触れる


鏡のふところにあなたはいる
鏡の声に応えるあなたと
ほころぶような微笑みと
映ることのないわたしを見 ....
{引用=

世界は ばららいか
30度の空を悼み うぉっかを飲み干す
弱き者 美しき遺詠の調べに 酔う

幾つもの空の下

響け


ばららいか



2005.911  ....
あれ、おかあさん

この花火どうしたの、もらったの


今日はけんちゃんの命日だからね

買ってきてもらったんだよ


こんな暑い日だったのですか


いや戦死公報に ....
「君たち、ここは物騒だから表通りを使った方がいいよ」
「えっ、そうなんですか?」
「ああ、幽霊が出るって噂だよ」
「恐いわ祐介さん、行きましょう」
「そうしよう、どうもありが…」
「あれ、ど ....
{引用=
旅は 道草の葉に落ちて 染まる
せせらぎを消して 風は 川面の笹の葉を通りすぎる
空は 抜けるような青を広げて

すと―ん

何かが 落ちた
静けさは それを聞いてい ....
{引用=
ぼくのお腹 ほろほろ酔って 重たくって ちどり足
でんでけ でんでけ でんすけ でん
すいか 甘いか? 食べたか? 酔ったか?
腹 黒くって いらないっか・・?
頃合いは 真っ赤だ ....
{引用=
碑に賜う空は 秋のはじまり

あの日

そう
あの日も 自転車で

そう
今日もまた
颯爽と

空へ


2005.8.7"ひとりごと"より ....
    あくびする猫
    ふたたび眠りにつく
    あたたかさの支配者

    
    頭上の見えない王冠の
    むずがゆさに目を閉じる




 ....
お風呂あがりに テレビをつけたら
タップダンサーの方が ゲストだった。
高校卒業後 渡米されて 自力で道を開かれたようだ。
タップのことなど わからなかったけれど
憧れのスターに 手紙 ....
 かわがながれて
 うみにつくのと
 ちがながれて
 しんぞうにとどくのと
 ちきゅうにみちができて
 あたらしいちずができるのと
 のうがはったつして
 しんけいがどんどん
 の ....
    他人のように眠るとき
    仮面のように眠るとき
    水の蛇はひたひたと来る
    狭い空を翼で覆い
    小さな夜を乗せて来る
ようなし

声がしたので
いよいよ来たかと覚悟した
用がないなら帰るよと
帰り支度をしたら
洋梨の皮を剥いている
たくさん貰ったから
お裾分けだといいながら
たくさん剥いてくれる
 ....
なぜ 木に豆が生るのですか?

少しだけ大人になって習い事を始めるようになったある日のこと、
黄色い葉っぱの降りしきる中に硬い何かを見つけました。
くるくると指先で遊ぶ葉を見ているのが好きでし ....
長雨の続く夕刻の水溜まりに影が映ることは
ない。泥水のように濁るわけでもなく、清水
のように色も無くすべてを透過するわけでも
なく、それは雨水と呼ばれるものと酷似して
いる。事実、それ ....
混むから夏コミ
違うよ
頭をぽかり
兄貴はタバコを吹かしている
そんなことも分からない中学生の弟が歯がゆくて
ため息混じりに煙を吐いて
二階の部屋に閉じこもる

計算機
機関車
 ....
あの頃、君に告げられなかったことを今


 ***


ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ



ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
廃墟の街にも雨が降る
さささと落ちる雨音に
残暑見舞いが湿ってる
ポストの中にも雨が降る
ふふふふふと笑う地蔵尊

雨のない日は舞踏会
風のない日はドライブと
天気予報に縋って暮らす
 ....
これまでにいったい
いくつの財布を使い
いくつの財布を捨ててきたんだろう
ある年齢を過ぎた頃から
新しい財布に買い換えても
それまで使っていた財布を
捨てることができなくなった
だから
 ....
ゴミ箱のふたには
大きく達筆で

 燃えないものは
 潰して中の空気を抜き
 嵩を減らしてください

         と記してある

おそらく読者は私だけだから
あらため ....
まよなかに
すずのねが
ひとふり ちりりん と
きこえはしないかと
めをとじて
まっている

もうすぐ きこえても
いいように おもえて
まっている
蠢くというよりは
疾走する
ゲジ

無害なのだな
でも嫌いだ
何がって
その足の多さ
狙われたら
逃げ切れない速さ
お前が走る速度ほどに
私の背筋が凍る

うら若き乙女の頃
 ....
瞑想し、神秘的なオーラに包まれると
彼はあらゆる奇跡を起こすのだった
水は固いと信じれば水の上を歩き
虹の向こうに幸福があると思えば虹を渡った
彼は奇跡の力をどんどん強めていった
今夜、夜空 ....
四角く
明るい暗闇の中で
僕は不透明なオイルライターを灯していたんだ

外に出ればどうなる
はみ出せばどうなる

消失する私
崩れ落ちる

世界は丸くない 
だけ ....
千波 一也さんの未詩・独白おすすめリスト(706)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
寓話_天国と地獄- クリ未詩・独白3*05-9-17
過ぎる超える- 蒼木りん未詩・独白705-9-17
誤算- フォマル ...未詩・独白15*05-9-16
もえて- ひより未詩・独白5*05-9-15
選挙の後で思ったこと。- 大西 チ ...未詩・独白5*05-9-15
ノート(そのまま)- 木立 悟未詩・独白4*05-9-14
みず- ひより未詩・独白4*05-9-13
ノート(鏡)- 木立 悟未詩・独白705-9-12
ばららいか- ひより未詩・独白2*05-9-11
花火- あおば未詩・独白11*05-9-10
寓話_幽霊が出る!- クリ未詩・独白4*05-9-9
旅愁- ひより未詩・独白2*05-9-9
すいか_と_お囃子- ひより未詩・独白3*05-9-6
ばぃばぃ_またね- ひより未詩・独白1*05-9-6
ノート(37Y・1.13、19)- 木立 悟未詩・独白505-9-5
タップダンサーが_うまれた- 砂木未詩・独白7*05-9-4
わんだぁ- 石川未詩・独白805-9-4
ノート(35Y・7.9)- 木立 悟未詩・独白405-9-2
洋梨- あおば未詩・独白4*05-9-2
ぎんなん- ひより未詩・独白9*05-8-31
傘と白い手- いとう未詩・独白17*05-8-31
夏コミ- あおば未詩・独白2*05-8-29
君に宛てて- Monk未詩・独白187+*05-8-29
残暑見舞い- あおば未詩・独白2*05-8-28
財布墓場- 大覚アキ ...未詩・独白105-8-25
半透明- あおば未詩・独白3*05-8-25
すずのね- こむ未詩・独白4*05-8-23
ゲジ- 蒼木りん未詩・独白505-8-20
寓話_不可解な死_34- クリ未詩・独白4*05-8-17
- HARD未詩・独白4*05-8-17

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