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空はしろでした
捨て場のないしろ 冬の朝

どうも空の手すりに手が届かないのです
時の音は軽やかにエレベーターを上るのだけど

空はしろでした
揺れても泣いてもわからないしろ 空は、青か ....
調子にのっていたら
床板を踏み抜いてしまった
足を
引き抜いた穴から
奈落の底が見えた
敵はさるもの溶けるもの
固める温度の僅かな違い
なかなか上手にまいりません

昨日の昼休みに集まって
レシピ片手に挑みます
仕事のことは打っ棄って
頭の中はチョコだらけ
にこやかに ....
今はまだ届かない思いも叶うと信じて
とろ
ゆっくりと歩いてゆこう
毎日は揺れ動く階段なのだから
足もとから築こう
ぅはっ

今夜でしょ
明日でしょ
明後日でしょ
その次の朝まで

だいじな だいじな日曜日

誰のものでもなくて
あたしだけの 日曜日


ぅはっ
洗濯機がゴーゴー
一生けんめい回って洗濯してるから
頑張って干さなくちゃって思う
寒いけどね

昨日は夜霧で
こんな夜にはデートだよなって思ったけど
残念!
おばちゃんに恋愛はなくてね ....
よろしくお願い致します。

サチ子は微笑んだ
帰路は私に託すのだと
幼い子を後部座席に乗せる
自動車
バイク
オート三輪

どんな乗り物も嫌がったこの子が
痩せた働き蜂 ....
なにもないところから
水を汲み出す作業は
大変きついことです

今日も草臥れたあたまと
身体で
井戸の縁から
底をのぞき込んで
あまりの深さに
ため息をついてしまった

 ....
あんこの煮かたをおそわった
美しい母のそばにうろついて
台所で遊んでいた幼い頃に

小豆はたかいから贅沢ですよ
ささげを茹でてつぶしたあとで
木綿のふきんで皮を濾し
大きなお鍋にお砂 ....
あくまで たとえ話として
聞いてほしい

君が僕に 抱いてほしい
と、願ったとする

まぁ まて たとえ話だって。

僕が君を抱くか 抱かないかは
誰かが
決めることでは
ない
 ....
まだ雪が降るらしい

2月の空は
春の寝ぼけのような曇り空しか浮ばず
ふきのとうの天ぷらが
とれたてでないために
それはスーパーの惣菜だから
わたしの目を覚まさない
ぐずぐずしてる春が ....
警察署や

病院の廊下でかぐ

カレーやどんぶりものなどの

店屋もんの匂いって

なんであんなにいい匂いなんだろう

毎回

おんなじ匂いだから

それを食しているであろ ....
「かけるのちょっと待った」

「え?なんで」

「かけてもいいけど、幻滅するなよ?」

「何に?」

「俺に」

「なんで?」

「いや、ちゃんと見ると俺の顔ひどいぜ?肌とか顔 ....
服の裁断は難しいので
やったことがない
春になると
春の型紙が
雑誌の付録に付いている
型紙が
さあ作りなさいと声かける

デパートや生地屋さんに
一反木綿を買いに ....
  

今朝は
カッコーの鳴く声も聞こえてきた
ので
お昼は
白山の蕎麦屋にでも行こうかと思った
確か一度行ったことがあるよね
坂を下りた角にある
そこからしばらく西に行くと
製版 ....
{ルビ香辛料=スパイス}という宇宙なのです
すべてを包括していく宇宙なのです
包み込んでいくのです
溶かし込んでいくのです

カレーに国境はありません
たとえば、カレーまん
インドの ....
人という生きものは
ずいぶんと もうずいぶんと
生きものから離れてしまったのだろうけれど
まだかろうじて生きものでいて
遠く見えない同類と
同じように波打ちながら
それでい ....
犬が
車の中でしっこを漏らしたので
ため息ついたが
怒らなかった

しっこを漏らすだけの
理由めいたことがあるから
仕方がない

あずけた先では
泣きべそのように
眼が赤かった
 ....
 

優しくはない
でも突き放すのでもなくほほを撫でる
一月の夜風は
軽い気持ちで靴音のメロディを運んで行く
もうすぐオリオン座回廊だよとささやいて

見上げる先で
いつもオリオンは ....
あらかじめ
決められた色に
染める

透明と透明が重なって
疑って
濁ってゆく


気が付けばここに辿りつき


誰もが
青い炎に焦がれた

見せ掛けだけ
大きさだけを ....
お茶にしましょうか 
旦那さま

さっき食べた
かけ蕎麦のネギが
口の中で庶民のままです

こおひいは
やはり沸かしたお湯でいただきましょう
電子レンジで作ったのは
苦くて不味いで ....
忘れないことだけが
私にできること

なぜ
詩を書くのかって
みんな話しているけれど

なぜ
ヨーグルトが好きなのか、とか
なぜ
背伸びをするのだろう、とか

私には
あまり ....
哀しがったのは
空が青いのに
この鉄筋の谷間が静か過ぎて
洗濯物と
ベランダの布団がゆれているだけだから
吉原の遊女になんかなったつもりで
煙草をふかしていた

ほんとうに
どうしよ ....
もちろん 夢だとか
期待だとかいったものからは
さめないほうがいい

実は 何もかも見えていても
見えないふりで
熱中していたほうがいい

だから
それができるときは
そうしていた ....
椅子を差し出されるのが私の存在なのであった
笑われるのが私の存在なのであった
名前を呼ばれるのが私の存在なのであった
振り返られるのが
盗み見されるのが
聞かれるのが
妬まれるのが
叩か ....
主任になったのに
○○君と呼ばれたままの
君が
○○君のまま
ふてくされてる
ように見えたから
かわいそうに思えて
○○主任と呼んだら
悦んだ
ように見えた
やっぱりうれしいんだね ....
カルマのはじっこで
誰にも知られないように
泣いてるヤツがいるのを
ふと、みつけた

なにがあったのか、知らないけど

隠しておいて
あげるから

黙っておいて
あげるから

 ....
あの暗闇は
くらやみではなくて
照らされていない
本当の姿

あの光は
まばゆいのではなくて
その向こうが見えない
闇の別名

くぐり抜けて
会いに行く
降る雨も、雪も
肌で ....
自分の寝息の音で目を覚ます
確かに呼吸していた
口を開いたままで
もう聞こえない

ずいぶん
永く寝た気がしたのに
車の時計を見ると
十分くらいだった

それが
三回くらい

 ....
二年前にコップを地面にたたきつけた
この左手と


昨日捨て犬みたいな顔をしたおっさんを撫でた
この心を


燃えるような恋に溺れ、もがいた
この右手を添えて


みみっち ....
千波 一也さんの未詩・独白おすすめリスト(706)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬々- ふく未詩・独白2*06-2-13
ナラク- 蒼木りん未詩・独白106-2-12
チョコの春- あおば未詩・独白4*06-2-11
とろ- ひより未詩・独白5*06-2-11
ぅはっ- ひより未詩・独白5*06-2-11
4×5- 蒼木りん未詩・独白206-2-11
きろ、つきはなし- あおば未詩・独白2*06-2-10
井戸- あおば未詩・独白2*06-2-10
あんこを煮る- あおば未詩・独白5*06-2-10
イングラム- 仲本いす ...未詩・独白5*06-2-9
ふきのと- 蒼木りん未詩・独白406-2-6
乾燥注意報- 蒼木りん未詩・独白506-2-5
僕らと眼鏡と優しい関係- 腰抜け若 ...未詩・独白3*06-2-4
春の裁ちかた- あおば未詩・独白2*06-2-4
記憶ちがい_1- AB(な ...未詩・独白406-2-2
アルゴリズム_カレー- たりぽん ...未詩・独白10*06-1-29
ノート(ひとり_紡ぐ)- 木立 悟未詩・独白506-1-28
犬がろ- 蒼木りん未詩・独白406-1-27
一月の夜- イオ未詩・独白4*06-1-27
白い実験室- 未詩・独白2*06-1-26
等価な夢- 蒼木りん未詩・独白106-1-24
忘れないことだけが- umineko未詩・独白5*06-1-23
女郎- 蒼木りん未詩・独白406-1-22
これから- こむ未詩・独白2*06-1-21
存在- 蒼木りん未詩・独白306-1-21
主任君- 蒼木りん未詩・独白206-1-20
泣き虫角松- 仲本いす ...未詩・独白2*06-1-16
みちならぬ- たりぽん ...未詩・独白6*06-1-14
ホワイトアスパラガス- 蒼木りん未詩・独白406-1-11
シチュー・ド・コミュニケィション- 仲本いす ...未詩・独白306-1-11

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