すべてのおすすめ
たしか
二年ぐらい
キスなんかしていないので
そろそろしてもいいかな
と思い
相手を募集したい
けれど
声に出して言うこともできず
しらふでは無理で
こっちも相手も
択ぶ権利はある ....
助手席の内側に
さよならって
指で かく

いつか
内側が曇るほど
ひどく雨が降った日に

思い出してくれたら
いいけど

それとも
あなたの大事な人が
みつけて
少し遠い ....
少しだけ遠い国のお話に
泣いた女という話が有りまして
それはどんな話しかと言いますと
詳しくは知らないのですが
タイトルが気になったので
そのうち読むかもしれませんが
きっと明るい話ではな ....
あくびをかりて
なみだが
ポロン

ティッシュで拭って
なんでもない
葉の塔が
空へ到き ゆらいでいる
ふたつに見ると
ふたつに見える



わがままな芽が
からだを迷い
爪の水を飲み
背に根付くことにして一息つく



食べもの ....
夜行性なのか
夜になると元気になる婆が
大声で機嫌よくも
喚く濁声
お盆を過ぎたころ
わたし
静かになった田舎に帰省します
電気も水道も
惜しみなく使われて
堪え性もなく
計画性も ....
 


こいし こいしや 月夜の晩に
うらみ うらみの 月夜の晩に

お膝に抱かれた やさしい夢に
お膝に眠った いつかの 夢に

ほうら ほらほら 還りの朝が
ほうら ほらほら  ....
見慣れた君の手に
初めて触れた夜のように

触れた瞬間
想像がはじける


たった一度きり
二度とはないよ


生きた時間を
静かに込めて

見慣れた君の唇に
今初めて
 ....
いつまでもそばに置けない
縫いぐるみは
いつか別れなければ
ならないから
わたしの見ていない場所で
燃してください

お願い
捨てないで
燃してください

お別れは
跡形もなく
      ――Sに




ひとつの雨
ふたつの雨
それらが落ちてきて
地上に 着地して

ひとつの感情を形づくる

ひとたびの雨
ふたたびの雨
降れば地上は濡れそぼる ....
わわくとは衣がほつれるという意味のようで
ろらんとは人の名のような電波航法のような
いずれにせよタイトルの意味が分からない
分からない場合は食事をしてからニュースを見て
 ....
 
そんなことありえない
って言いながら
しゃがんで花火をする

ローライズの腰から
見えちゃってる果汁100%
まだ溶け合わなくていい




{引用=fromAB}
三階の音楽室から一階の
5組の教室を見てた
廊下の向こうの
窓際の席
隣の娘とじゃれてる君がいた
いやだった

わたしが
どんなにきれいな声で歌っても
君のこころに響かない
なんで ....
一枚の薄紙に綴られた想い

恋はま白き薔薇

咲き始めが一番良い香り

朝日に一瞥されると

小さな蝶になって飛び立っていった
言いたいことはたくさんあるけれど

いちばんは
あなたの顔がつまらない

あなたがつまらない

あなたと
あなたからつながる人たちの
どうしようもない業に巻き込まれて
いい迷惑です ....
薄青色の透明な空に
白い大きな鯨の尻尾
鯨は自由で気まぐれだから
日が昇りきる頃にはもう
どこかの国に泳いで行くんだ
でも優しい鯨のことだから
また会いに来てくれるだろう
僕の吐いた煙を ....
薄く陽光がさしている
植物園では植物がよく育っている
今日は花が少ない、と言って
きみはラッパズイセンを植えている
母親に手を引かれた女の子が
しきりに言葉のようなもので何か話している
話 ....
しらばっくれるなよ
大型水槽のガラスにも
人息れで滲んだ世界が
ぼんやりと時を刻む
エアコンに負けて
透明になった世界には
勝つか負けるかの打算が
手段を選ばぬ精神が
ワールドサッカー ....
実際に星がまたたいていたのなんか
いつのことなんだかと
君がかたむけるアップルジュース
滴ってくのっぱらに
溶けていくスカート、水色



ライト、オールライト
そう ....
チチカカ湖
チチカカ湖
チチカカ湖の畔
チチカカ湖を小舟で行く
小舟に波がぶつかると
小舟は揺れる
揺れる小舟に
チチカカ湖は歌う
チチカカ、チチカカ、チチカカと
一人の男が ....
なみなみと カップに注いだ

たっぷりの時間は

ごくごくと それはあっという間に

君に飲み干されてしまって

僕は呆れてしまうのだけれど

君があんまりにも

美味しそうに ....
{引用=鍵盤を
さわれば
ほら

(ぽろん)

窓から
こぼれてく

(ぽろん)

かなしみは
空に
とかそう

(ぽろん)

青空の
はしご
最後まで
のぼろ ....
突然、閉所恐怖症ですか、
と聞かれ
慌ててそうじゃありませんと
笑顔を見せる
笑顔を見せたって
MRI撮影室の
空洞の中に居る私の顔は
見えやしない
ただ、
むっつりした顔で答えたら ....
あした
忘れてしまうのならば
濡れて帰ろう

あした
思い出せないものを
濡らしておこう


あしたも
忘れてしまえないものと
濡れて帰ろう

また
思い出してし ....
激しい雨の音のなか
あなたとわたしが
ふたりきりでいるのですから


あやとりもするでしょう
すごろくもするでしょう
しりとりもするでしょう


じゃんけんもするで ....
表情の中を魚が泳ぎ
わたしたちは
知らない名前まで
食べなければならなかった
表情の人は会釈をすると
良い色のうちわをくれた
その夏は
たくさん扇いだ

(2006.6.9)
いろいろあると思うが、
一つには不死ということだろう。
お役人も不死。
ことばも不死。
生死があるのは人の証でありますと考えたが、
それは今日が意気消沈しているからかも ....
嫌っていたものの中で暮らしている

これって
皮肉っていうんだろうか
もう
どうでもよくなっている
拘っても
嫌がっても
どうしようもなく受け入れなくてはならないことがあるから

 ....
日々の営み
食べかけのマンゴー
砂のようにどこまでも
ずれていく少年
手段を知っている僕たちは
まだ本当の悲しみを知らない
日々の営み
食べかけのマンゴー
それが癖であるかのように微笑 ....


父は
生まれた時から
わたしの父であった

母は二度の流産を経験していて
私の時もずいぶん危なかったらしい
わたしは
生まれる前から
強さと弱さを持っていた

父は私をお ....
千波 一也さんの未詩・独白おすすめリスト(706)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
7月- 蒼木りん未詩・独白506-7-12
Rainy- umineko未詩・独白7*06-7-6
よろしければ。- プル式未詩・独白6*06-7-6
なんでもないよ- 蒼木りん未詩・独白606-7-5
ノート(陽雨)- 木立 悟未詩・独白206-7-1
- 蒼木りん未詩・独白406-7-1
なごりうた- 砂木未詩・独白7*06-6-28
愛する人に贈る口づけ- 藤原有絵未詩・独白4*06-6-28
火葬- 蒼木りん未詩・独白606-6-25
ふたたびの雨- 岡部淳太 ...未詩・独白5*06-6-25
わわく_ろらん- あおば未詩・独白4*06-6-24
果汁100%- AB(な ...未詩・独白306-6-23
がっこう- 蒼木りん未詩・独白306-6-23
恋文- 曠野未詩・独白306-6-21
手伝ってます- 蒼木りん未詩・独白106-6-20
空には大きな鯨が泳ぐ- プル式未詩・独白6*06-6-20
植物園の風景- たもつ未詩・独白9*06-6-19
シーラカンス- あおば未詩・独白6*06-6-18
夜はまた来る- フユナ未詩・独白406-6-18
チチカカ湖- あおば未詩・独白7*06-6-17
いっぱいの時間- 藤原有絵未詩・独白6*06-6-17
(ぽろん)- 青色銀河 ...未詩・独白406-6-15
黒幕は検査技師- あおば未詩・独白11*06-6-13
雨にさらわれたあしたへ- AB(な ...未詩・独白506-6-11
ノート(43Y.6・10)- 木立 悟未詩・独白406-6-10
- たもつ未詩・独白6*06-6-10
神の特性- あおば未詩・独白6*06-6-10
抹殺- 蒼木りん未詩・独白206-6-10
微笑- たもつ未詩・独白9*06-6-9
- さくらほ未詩・独白11*06-6-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24