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空虚な1月も終わる頃夜のことだ
さびしさは白すぎて重たくもなく
吹いていない風に新しくめくられていた
SL広場でだれかを待っていた
ほんとはだれも待ってはいないのに
たしかにだれかを待って立 ....
夢を追い
遠く離れた あの人も
きっと観ている 大寒満月
うすくつもった無音
じゃれあう轍
だれかオレに
うまい珈琲をいれてくれないか
きょう傷ついたことなども
香ばしくてすっきりとした
あったかな気持ちにかえてくれないか
うすくつもった無音
....
夕暮れは音階を待ち
染められるべき旋律は藍にて
焔は色をひそめ
少しばかり
せつなく風が抜けて
境界を曖昧なままに
ひと息の独唱は
明日へと続いている
....
すべての<色>に撃たれていよう
業火に灼かれ白い灰となるまで
サービスエリアで雨に撃たれた
車のなかから外を見るようなふりをした
ひとは明日を信じていた
ひとは不安を信じていた
俺はだか ....
見上げられたり
ボールをぶつけられたり
喚き散らされたり
夕陽をむりやり飲み込んだり
よりかかられたり
素敵な落書きをされたり
蹴っ飛ばされたり
三日月に添い寝してみたり
....
何処にでも
在る
言葉の塵
散らかしては
掃除する
片隅に追いやっては
在った事さえ
忘れてしまっている
でも
ひとつ
忘れられない
捨てられない
指輪に嵌めて
ひとつだけ
あなたからの ....
こころざしが低いのだろうか
こころざしが弱いのだろうか
じぶんすら型にはめれていない
愛している・それだけなのにだ
ひとをぼくの型にはめてしまう
それがどれだけ正しくても
そうしてしまえ ....
終わりたくない昼と
始まりたくない夜が
西の空で見つめ合っているような
そんな色だった
手放したくない光と
受け入れたくない闇が
西の空でせめぎ合っているような
そんな色だった
思いがけない桃色 ....
疲れているから 逢いたくなる
疲れているから 甘えたくなる
疲れているから ひとりじゃヤダ
疲れているから 寄り添って眠りたい
だけど君って─
元気が出たから 「逢いたいよ」 ....
もっと触りたい
ふわふわの領域を
もっと抱きしめたい
ふわふわの範疇を
手のひらから沁み込んだ
もふもふは一気に
視床下部まで駆け上ると
セロトニンの波に乗って
第3肋骨の裏側に潜んだ
「不」のつ ....
群青に鏡のかがやき
月がさやかだ
どこかで
女のからだがたわめられている
せつない幻聴
かなしみを幻視
ただれている
むね疼かせる
透視?妄想?嫉妬?
泣きそうになりながら泣いてい ....
毎日ドレスアップの君
太陽ばかり見つめて
恋文を鳥に運ばせている
片想いの僕は
君の肩に触れることも出来ず
届かない詩を綴って
ときおり零れる
君の涙を
掬ってみるだけだ
ももいろ
さようなら
バスで行った昨日
捨てられたももいろ
ゲージの底で
しずかに空を見ていた
ももいろ
さようなら
明日も晴れる?
雨はイヤ
わたしの体
....
あたりまえのように
ふたりで
広い河をゆくように
空をわたってゆく
波にだれかをさがすように
おなじものを一緒に食べるということ
目で歯で
舌で喉で臓器で
からだで
あたらしい発見 ....
焦る必要はないと誰かが言った
疲れたら休め
立ち止まらず歩けばいいと
空を見上げ
吐息をこぼし
泣く前にまず
自身の存在と
置かれている場所の尊さを見つめ直せと
せっかくぼくらがいるのに ....
急に寒くなったから
カロオチノイドはさらに加速する
銀河鉄道に乗って
木枯らしを追いかけて
ここまでおいでよ
テンションが上がってくると
ヂっとしていられなくなって
後先見ずに飛び出してしまう
僕のやんちゃな意識は
行き当たりばったりに
モノやヒトにぶつかって
喜怒哀楽を撒き散らしながら
僕の内側を言葉 ....
建物や地面や活字はちがうけれど
月はきょう満月で
それは変わらないもののように思えた
変わらないものを思えることが
私にとっての旅であった
知らないことも知りたい
だが
変わらないものな ....
言葉を
見つけた
探していた
ジグソーパズルの
最後の1ピースのような
言葉を
言葉を
見つけた
欠けていた
色えんぴつの
代わりの1本のような
言葉を
そっと
近づいて
陽だまりと一緒 ....
3寸のおおきさで
生まれたわたし
お嫁にいきたく
ないです
と、
もういちど
竹の中にもどれれば
いいけれど
それはどうにも
無理だから、
月を見ながら
涙します
ここにいたいと
涙します
【くちなしの実】
夏のわたしの 誕生日、その朝 発した言葉は
おはようでも こんにちわでもなく
「くちなし」 だった
喋れなくなるほどに
薫る高貴な色彩の白
雫 ....
紺碧の黄昏に
ごぽ、ごぽ。ごぽごぽ。
溺れる、わたし。
気持ちいいの。
落ちてく感じが、気持ちいいの。
優しく粘つくような夕刻に
ゆっくり引きずり込まれる
揺らぐ瞳の前で ....
とりとめのない物思いに
舞い降りた芳しい栞
見上げた梢から零れる
オレンジ色のはにかみ
とりとめもなく高い空を
自由飛行したがる意識
ゆるやかに誘うような
オレンジ色のためいき
眉間に堰き止めて ....
去年はきみの
寝返りや寝顔ばかり見ていた
今年は本当に歩きだすなんて
いっしょに歩きながらも
きみの成長に追いつけない母は
つい手をつないでしまうよ
10月の日差し ....
東京の空がせまいと言ったのは
ちえこだった
彼女は感覚と真実を
せまい世界から発信していた
ぼくはひとつの特権だ
ぼくしか聞こえないちえこなのだから
ひとりカフェでのむ珈琲
この炭汁を彼女にも分 ....
紅葉
秋風に頬擦りされて
照れ隠しに
薄化粧
ゆさゆさ
つぶやいて
聞こえるかな
乙女な気持ち
ビルディングに
夕陽が飛び火して
鉄とコンクリートに
ほんのひととき
しょっぱい血が通った
ビルディングの
かりそめの心臓が
眩し過ぎたから
思わず目を細めて
微笑んだような顔をした
夕焼けが
....
あなたの心の橋を
渡りたい
どんなに高くても
どんなに長くても
どんなに揺れても
今しかない
今日しか見えない
あたしには
不器用にしか
生きられないから
渡るしかないの
あなたの処へ ....
mam...
わたしが欲しがらない子でいたために、まち、星が、羅列したお話。
手
ビニール袋
トタン
足音
うずもれた緑だった。
暑い一日の。
汗の粒がなみだみたいに、腕に垂れた。
2010. ....
恋月 ぴのさんの携帯写真+詩おすすめリスト
(572)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
新橋みたい
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
8
11-1-25
大寒満月
-
北大路京 ...
携帯写真+ ...
6*
11-1-22
珈琲
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
9
11-1-18
電線状のアリア
-
オリーヴ
携帯写真+ ...
9
11-1-11
サービスエリア
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
5
10-12-30
壁
-
nonya
携帯写真+ ...
9*
10-12-23
言の葉
-
乱太郎
携帯写真+ ...
16*
10-12-15
愛の型
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
3
10-12-12
桃色時間
-
nonya
携帯写真+ ...
18*
10-12-4
引力のあいだ
-
佐和
携帯写真+ ...
6
10-11-26
もふもふ
-
nonya
携帯写真+ ...
12*
10-11-24
鏡のかがやき
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
4
10-11-20
空
-
乱太郎
携帯写真+ ...
16
10-11-20
社会科見学
-
西日 茜
携帯写真+ ...
6*
10-11-20
一緒に食べるということ
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
6
10-11-17
このせかいは、うつくしいと
-
愛心
携帯写真+ ...
8*
10-11-2
ドライブしよう
-
西日 茜
携帯写真+ ...
4
10-10-26
蛍光灯
-
nonya
携帯写真+ ...
9*
10-10-26
異国の月
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
5
10-10-26
そっと
-
nonya
携帯写真+ ...
16*
10-10-24
竹取物語
-
鵜飼千代 ...
携帯写真+ ...
14*
10-10-17
くちなしの実
-
るるりら
携帯写真+ ...
13*
10-10-12
深海マーメイド。
-
愛心
携帯写真+ ...
2*
10-10-11
金木犀
-
nonya
携帯写真+ ...
17*
10-10-11
想撮空間「きらきら」_きみがまぶしい。
-
逢坂桜
携帯写真+ ...
5
10-10-6
平成☆ちえこ抄
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
4
10-10-4
紅葉
-
乱太郎
携帯写真+ ...
8*
10-9-29
夕陽ビルディング
-
nonya
携帯写真+ ...
12*
10-9-15
橋を渡る
-
森の猫
携帯写真+ ...
6*
10-9-12
VIEW2010_1(1)
-
はなもと ...
携帯写真+ ...
8
10-9-1
1
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