すべてのおすすめ
つまさき立ちで
小鳥を真似て
高い空に知らしめす
両手を広げ
澄んだ少年の瞳で
遊べない砂場
潰れている蜂
幼いブルーに
染まって
ほら
子どもらしく
出来ない場所では
人間の形の
分子にもなれない
先生が親が
良い子になれといった
部屋と窓をあとにして
空に家出する ....
追いかけてきたものは、何であったか
追いかけるべきものは、何であったか
あの蒼々 あの爽々
届くはずもないと{ルビ諫=いさ}められても
羽ばたく自由まで
奪われたわけじゃない
....
神戸のモザイク広場には
一隻の船が飾られている
かつて世界一周を果たした船を、復元した船が
けれどその船は、航海してここまでやってきた
海を渡ってきたのだ
だが、いまは
陸に固定され、帆が ....
気持ちのいい場所で
気持ちのいい格好で
吹かれていたい
風に
ただ、風に
今朝、
新しく生まれた緋目高は
糸のような体を誇らしげに揺らし
円筒の中を支配し始めた
その傍らで
親たちは死に絶えたのだが
きっと、あの孤は知らない
悲しみも、
涙の流し方も。
....
色彩々の
螺旋を描いて
くちびるを震わす風に
ほころぶ花びら
さえずる鳥は枝高く
春のうららに
「なべて世は事もなし」
※「なべて世は事もなし」の部分
上田敏の訳詩を引用し ....
桜土手通りの
ほんとうの季節
夜、春香を写しとる水面に
ひとの本性があばかれる
だから秘密は
誰にも知られないように
今年もまた、
桜が咲く。
「誰が為に」などと
言うつもりはないが。
去年までがそうだったように、
来年もまた、咲くのだろう。
二度と見ることはかなわない
あの桜も咲いているのか。
こ ....
満開を待つ桜に
雨がふっている
なんだか
うつむいて かなしそう
いったいわたしは
この桜に
なにを重ねているのだろう
君の固く閉ざした唇が
すこし緩んだから
僕の眉間も緩んだ
緩んだ口元から
笑みがこぼれたから
僕の目尻も下がった
こぼれた笑みが
そこら中に溢れ始め
眩しさに笑った
....
名残の冬を集めて
風がつくった
春待ち味の
ロールケーキはいかが?
雪の聲がした。
急いで玄関に出てみると
吐息が 曇天を埋めるように、
真綿のような牡丹雪が
くるくる廻りながら白く染めていく。
庭先の物干し台を。
ヤツデの木を。
向かいの家々の屋根を、白く ....
雨の日は嫌いです
心にさす傘 持ってないから
でも・・・
雨の日は好きです
きっとあの虹(きぼう)の下で
雨宿りできるって 信じてるから
ドレミのドの
点々は
うまれたての涙です
ソラをめざして
シにかえる
はじまりとおわりの
涙です
仏さまが
座っておられるのかと思っていましたら
なんともかわいらしい顔をした
花の精でした
いってらっしゃい、と
みおくる
いとしいひと
あなたをおもう
そうして
かさをほします
さんがつのゆきは
ひがゆるむまでに
きえてしまう
あかし を おる
しろい ....
北の郷にも
春は来て
紅やら白やら
梅が咲きました
梅の香とは
どんなものかと
高くもない鼻を
差し出してみれば
黄色に染まった鼻を見て
笑う君
ほころぶ梅に
負けず劣らず
頬そめ笑み咲き誇る
....
はるをまたずに
なんでなんで
咲くの
底冷えの寒さを
わざとえらんで
ウメは咲いて
あっという間に散って
白くやわらかな
なきがらの下から
プチンプチンと
....
落日
蜃気楼のよう
だけど蜃気楼じゃない
焼かれるのは
空じゃなく
今日という日の末路
果てるような
限界線
焼かれるのは空
じゃなく
手をのばせば
やわらかい陽射しに
触れるよな
小川のせせらぎ
口笛さそう
‥足下にも
小指の先ほどの
ちいさなちいさな
あおい春
すこしずつ
色を足し
気づかれないよう
形をかえて
満月を
あとふたつ数えたら
「春」になります
北風の止んだ空に
雲の声がした
にゃにゃにゃんにゃー(気持ちいいねー)
にゃにゃ、にゃにゃんにゃー(つか、重いって!)
なっちゃんだって
辛いこと、悲しいことあると思うよ
みんなが寝静まった頃
こっそり泣いてるのかもしれないな
それでも朝には
こんなに笑顔
自分も頑張ろうと思う
石畳の街は寒かった
空は灰色でお天気は気紛れ
でも陽気な彼らの笑顔に
身体も心も解き解されたよ
瞳が出会ったら
ボンジョルノと囁いてごらん
きっと誰かが答えてくれる
手回しオルガンと
水の入った ....
姫路の書写山に、
初詣で行きました。
明治のころから変わってないだろう、景色。
さがせばきっと、
たくさん残っているんでしょう?
そして、日本人の精神も、
変わって ....
栄養不足な冬の青空
振り上げるその腕で
僕の全てを解き放つ
君の空がいつまでも
君の空にいつまでも
現代詩フォーラムの皆様
あけましておめでとうございます。
今年も管理人様はじめ会員の皆様の
御健康と御健筆をお祈り申し上げます。
ついでにアタシのご飯も
グレードアップしますように
お祈りしちゃいます ....
その音を逃すまいと
耳を澄ます
夜の扉が
ひらくとき
凛となる
かすかな音色を
神戸ルミナリエに行きました。
平日はすいていて
元町駅から歩いて
すぐについた。
光が綺麗。
とてもきれい。
このあかりは、
震災の
鎮魂と慰霊と人々が懸命に生きる命
存続が危ぶまれ ....
恋月 ぴのさんの携帯写真+詩おすすめリスト
(572)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
口笛
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LEO
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10*
06-5-6
「__を忘れた踊り」_
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木賊ゾク
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06-5-5
風をくぐって
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佐野権太
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17*
06-5-2
神戸のサンタ・マリア号
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逢坂桜
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5*
06-5-2
たなびく心
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佐野権太
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14*
06-5-1
緋目高の子
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士狼(銀)
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4*
06-4-30
サクラサク
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LEO
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12*
06-4-13
春の本性
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たりぽん ...
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11*
06-4-11
桜の下で振り返ってはいけません。空をあおいで笑いなさい。
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逢坂桜
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11*
06-4-11
雨の日さくら
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逢坂桜
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7*
06-4-5
つばきひめ
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LEO
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12*
06-3-30
冬のロールケーキ
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たりぽん ...
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15
06-3-30
友待ち雪
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フユキヱ ...
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06-3-27
The_rain_make_the_rainbow
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Honesty
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3*
06-3-22
白い音階
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まほし
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16*
06-3-21
仏の座(ホトケノザ)
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LEO
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11*
06-3-16
傘を干す
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フユキヱ ...
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06-3-15
梅香
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LEO
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06-3-13
白くやわらかななきがらの下から
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まほし
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06-3-5
夕刻、焼かれるのは
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たりぽん ...
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06-2-17
小さな春
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LEO
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06-2-15
桜雲
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LEO
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06-1-25
ひなたぼっこ
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umineko
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06-1-20
なっちゃん
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LEO
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06-1-17
観光都市ローマ
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kw
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06-1-5
ラストサムライがいた景色
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06-1-3
空の葉脈
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たりぽん ...
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06-1-3
みつゆびついてごあいさつ
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落合朱美
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06-1-1
Gate
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05-12-19
この灯りの下に
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逢坂桜
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05-12-15
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