すべてのおすすめ
かつて心を置き去りにした土地で
足元を掬われないように前へ、前へ
敷き詰められた岩の隙間で浮かんでいるのは
汚れた発泡スチロールの欠片ばかり
忘れられたオモチャの残骸は
ひきつった笑顔を崩さないよう ....
紅葉があんまり紅いから
メールを送ってみたんです
紅葉があんまり紅いから
安心するんじゃないだろかって
紅葉があんまり紅いから
やさしくなってみようかなって
良く撮れた
....
堕ちてゆくのも
そこにとどまるのも
そんなこともあったねと
笑えるのも
なかったことにしちまうのも
そもそも堕っこったりしないのも
紙一重なんだよなぁ
それな ....
冬紅葉 鴉の瞳を染めて降る
凩や 潜熱の葉に森燻ゆる
*
....
日射しをドレープさせて窓辺にひだまりをつくる
緑いろがにじんでゆく
地球儀をくるくる回転させる
天井にプロペラ飛行機を思い描いてみる
青い本とウクレレを鞄につめて
....
歌うこと
歩くこと
泣くこと
オレンジになって消えた
ささやかな嘘。
私は考える。嘘がウソであり続ける為に髪を伸ばし
私を縛り、私は私を騙し続ける。
象牙の塔は築かれる
築くべくして
築かれるので
そこに現実は無いんだ
....
心臓と
おなじ大きさの
ぬくもりを
いつも
探しています
手のひらに
余るぬくもりは
あったかすぎて
いろんなことに
鈍くなってしまいます
手のひらに
なんにもないと
いつのまにか
握りこぶしにな ....
幼いころに
信じていた場所
いつの間にか
忘れていた夢
記憶の中に見た故郷は
色褪せる事さえ知らず
街並みの変化に
寂しさを漂わせながらもなお
この身を案ずる
日常に疲れ
逃避に暮れ
弱さばかりを ....
くすぶった闇の在処は見せもせず
星の数ほどの「真実」をさらけ出し合い
本当はどこにも帰れないと知っていた
茜に染まる道に転がる虫の死骸で、
初めて命の理を知ったあの頃のように
渇いた日々が続いても
....
森に行こうよ
そんな口約束覚えていますか
桜の花が広げた両手
こぼれる夕陽
つくられた
寄り添うシルエット
春風に流され
漂泊の想い
今だわからず
四季を忘れた
私 ....
貴方が欲しくて 縋るように手に入れた
まるで 火に銀を絡めたような
まるで 恋心を閉じ込めたような
願いを込めた 緋色のガラス
きつく締めれば まるで首輪ね
見えない鎖を錯覚して
貴方の心に捕らわ ....
{引用=
*
どの色も気に入らないの。欲しいのは唇をかむ痛みの赤さ
きつね花、天秤にして恋人のふるえる声を謀りにかける
しろはくろ、くろはしろからあ ....
母のことが なぜあんなに嫌いだったのだろう
殴られたことがあるからでもなく
押入れに閉じ込められたことがあるからでもなく
蹴飛ばされたことがあるからでもなく
わたしは母の愛情に満ちた視 ....
回転扉の向こうはサバンナだった。
「さぁ、はやく。」
何かに躊躇っているうちに
電解質と一緒に失われた
青という名の雷鳴。
「サバンナに広がるベッドには、 ....
おろしたての石けんの匂いをくんかくんか嗅ぐとき、ちょっと優しい気持ちになれる。
何気なくつけたラジオから好きな歌手の曲が流れてきたとき。
アイスをお皿に盛らずに大きいカップから丸ごと食べるとき。
....
選挙カーはすれ違う僕を威嚇するかのように
年増うぐいすの声をぶつけてきたので
思わず
避けてしまった
遠ざかるにつれて
ドップラー効果の適用で
声が低く転調されていった
「 ....
日差し浴び
ぐんと伸びやか私のこころ
海がみたいね
言われて来たよ
海山サーフィンなんでもござれ
ズボン裾
まくり上げて
ひとり遊ぶ
そんなあなたを
しゃがんで眺む
駆けてくる
逆光だからか ....
てっぽうゆり
武器の名を持つ 白い精神には
滑走路はありますか
新月の日の始めの朝には
草原を はだしで歩いてごらんなさいな
一足ごとに 露がはじけることでしょう
....
白い部屋の
白い窓辺のあなたに
向日葵を届けたい
朔の闇夜の月を
輝かせるほど
明るい向日葵を贈りたい
七色の虹が
黄色であふれるほど
たくさんたくさん贈りたい
あなた ....
{引用=地上では
夏を散らす風
恋しくて水面をみあげた
なぜかしら
感じたことのないものを
わたしは知ってる
水面には
ひかりの乱舞
銀が背に降り積もり
手のひらの ....
厚く
熱の積層する
太陽の谷間で
流水を浴びたいと
切望の淵
地虫は揚力を手に入れて
夏の途中、
蒸す草いきれは陰を追い
木々の葉をひるがえす
風もなく
....
ゆるゆると祭りは終わり
その喧騒はとろとろと
静かな夜と同化する
瞼をおろしても 突き刺さる灯りを
残像を残す為に
目を見開き 睨みつけ
華やかな祭りのラストを 密かに飾る
切ないざわめきの中
此 ....
ゆく雲が
君を求めてのばした蔓から
ふわりと咲いた雪の花びら
彼方を白く染めるものの
ひとつひとつの小ささを
ひとつひとつの儚さを
まるく含んだ湿り気が
花の波に匂いたつ
....
蜻蛉が雫に映るとき、
雨の一粒一粒に
空は宿る。
濡れては飛べぬその羽は、
悲哀の純度で透きとおる。
雨の最後の一滴が
蜻蛉の羽に落ちるとき、
無数の空は連なって
ひとつの空を ....
氷山の一角口の中で転がす
入道雲の昼寝
セミの即興ライブ
海辺のざわめき
乳白色の日焼け止め
3日坊主の日記帳
夏がきた。わくわくわく。
暑さ紛らわすためのまどろみ
起きたら空オレン ....
まぶしくても欠けていた
陽気なあなたの翳りに
こんなにも離れてから
気がつく、それも
霞んだそらのむこうで
真夜中にとめどもなく
浮かんでいる
多層の意識の吐露
舞台は悲劇と喜劇を目まぐるしく映して
時計の針だけを朝に近づける
虚ろな時間さえ
真実を想って
眠りに誘われ ....
星は瞬きを禁じられ
月は白む空に輪郭を透かす
夜が死に
朝が生まれ落ちるまでの
混沌と森厳に漂う
四海の色を数える頂
一瞬は濃淡により誓われ
時は不動のまま移ろう
雲 ....
例えればあなたは
この砂漠に育った
風の紋様のように
年輪を刻んだ
太陽の灼くように
苦痛と恵みとがあって
月の照らすように
癒しと哀し ....
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(572)
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カテゴリ
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日付
防波堤の風
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中原 那 ...
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09-12-1
紅葉があんまり紅いから
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笠原 ち ...
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10+
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しろいしかくのなかでおもったこと
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笠原 ち ...
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4*
09-11-11
初冬
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夏嶋 真 ...
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10*
09-11-7
空想びろうど
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笠原 ち ...
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9
09-10-30
忘却
-
緋月 衣 ...
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2*
09-10-26
Cote_d'_Ivire
-
オリーヴ
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13
09-10-24
手のひらに
-
小原あき
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7*
09-10-15
天空の城
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見崎 光
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1
09-10-10
片づけられた真理
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水島芳野
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3
09-10-8
遥か
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奈々
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6+
09-10-2
とらわれびと
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愛心
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6*
09-10-1
紅色
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夏嶋 真 ...
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17+*
09-9-30
私は_いつも_自由だった
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るるりら
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11*
09-9-29
ポカリスエット
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夏嶋 真 ...
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23*
09-9-8
やわらかなまんまる
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つゆ
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2*
09-9-6
ショパンの為に一票差で泣け
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オリーヴ
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09-8-29
夏のひとこま
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つゆ
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4*
09-8-22
てっぽうゆり
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るるりら
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09-8-20
向日葵
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夏嶋 真 ...
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18*
09-8-20
こい
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夏嶋 真 ...
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16*
09-8-18
夏の戸陰
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オリーヴ
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09-8-9
あとのマツリ
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愛心
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6*
09-8-9
夏
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09-8-8
蜻蛉
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24*
09-8-1
夏の幕開け
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09-7-29
蝕
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たりぽん ...
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09-7-22
Lost_Paradise
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09-7-20
雲海
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09-7-17
砂漠の詩
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09-7-13
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