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白いシーツに午後の陽射しが映る
暖かなベッドに横たわり
刹那に消える夢を観た

アイス珈琲を飲みほして
虚ろな時をやり過ごそうとしても
うつら うつらと首を振る

至福はすぐそばにいっ ....
下に在るものは上にも在るように
上に在るものは下にも在るように

哀しみの雨は今日も降り続け
貴女との電話は繋がらず
今日もまた哀しみの静かさに

死んだ後に在るものは生まれる前にも在る ....
○「トランプ氏返り咲き」
78歳で返り咲き
とは驚きである
新しいアメリカンドリームだ!
バイデン政治への不平不満や失望が
トランプ氏返り咲きを生んだのだろう
それにしても新天地アメリカで ....
あおい青い大空がひろやか広がり
ふとよろりお爺さんが眼前を過る

あんれ、まあ 不思議なこと、
外出したとたん待ち合わせた様に

連日二日見た禿頭痩身の背の高いお爺さんが
眼前を歩むのだ ....
コナン君の決めセリフは
「真実はいつも一つ」だ

私はそうは思わない
事実はいつだって一つでも
それぞれの側にそれぞれの真実がある
もとより文鳥は風切羽を切っているので
高くは飛べないけれども
不便はない、という
狭いこの診察室で暮らしていくには
ここには空がない
文鳥は空を知らない

ねえ
鳥の脚を見て
そこだ ....
 急な傾斜の小径をのぼり切れば
 大きな旧居の横手に広がる
 段々畑が見えてくる

 金網のフェンス越し、
 至近距離で咲いているアザミへ
 iPadのカメラを向けてみる
 うつし世の碧 ....
りんご
まず愛されないといけないんだ
ごりら
だれかとつながりたいと願うなら
らっぱ
らくだの背中に入れておく粗品
ぱんだ
何か 膨らみを持たせるための何かだ
黙ってうつむくそのひとの ....
そう きみと二人
菜の花畑の向こうに碧い海を眺めたね
遠く水平線には洋紅色の貨物船が浮かんでいた
固く手を握りしめ
明日の行方を占った

きみの{ルビ華奢=きゃしゃ}な肩を抱きしめながら
 ....
生涯現役は男のロマンだろう

だけど70では?80では?
同じ女を抱き続けて
そんなに何年も勃起って続くもの?

勃起しなくっても舌があるって?

解ってないね
女は内で感じたい
 ....
足許の明かりを響かせたなら
独りの私が新たな家に還るだろうか

あゝこの天空を仰ぎ見ればただただ青 、
貴女たちの住処は真ん中に
まぁるく黄金に輝き燃え盛り
地上の生も死もあまねく照らし出 ....
きみ、
夏でも秋でもスノーマン、
おさげ頭のスノーマン、
白いましゅまろみたいなほっぺたを、
ふたつの手のひらでおさえながら、
首をすこぉーしだけ斜めに傾げて、
笑うと、目が細くなる、
 ....
 
 鈍色の民家の瓦と重なって見えた
 黒味帯びる朱をのこすだけの
 散り落ちぬ大輪のバラ

 秋立つ日
 貴女はうつむいて想いに耽り
 天蓋の星たちが数回瞬く間の短い夜を
 すごして ....
その場所は
晩秋でかなり寒かったのだが
蚊がブンブンと勢い良く飛び回り
木槿が満開で
{ルビ秋桜=コスモス}も乱れ咲いていた

ロストワールドに紛れ込んだみたい

その不思議な空間で流 ....
夢にずっと浸っていたかって
眠ると夢に行けるから眠りたい

運が良ければ前来た光景へもう一度行ける
そう願って、
日中ずっと
また、早く行きたいと
思っていて
目の前の事なんてどうでも ....
磨かれた廊下に深海魚たちがゆらり
ゆらゆらとゆっくり泳ぐ
深い眠りに就いているのか
夢をみているのかわからない
天気予報では明日は雷雨
深海魚には予報も関係なくて
廊下をゆらゆらと泳いでる ....
○「いよいよ11月」
今月は いい 月にしたいなあ!
今年は正月からいいことなかったから

○「夫婦円満のコツ」
なんでも俺のせいにしていたら
ワイフは落ち着くようだ

○「幸せ」
 ....
外に夜忍び寄り
内に明かり灯り
光帯び細途伸びて

 涼やかな風、
  すーっと一筋
 開かれた硝子戸から

瞬きすること
二度、三度
見開かれた眼に
ゆるりゆっくり
時の留ま ....
柔らかな陽射しの中庭で
ぽつりとベンチに座っていた
ぼんやりとした記憶の狭間に
きみの面影が通り過ぎてゆく

あれから何回秋を繰返しただろう
水溜まりに突っ伏して夜明けを待ったあの日
ぼ ....
鳥になれ
輝く太陽をめざして
大空に羽ばたけ
自由な翼で何処までも
青い空に染まりながら
悲しみの地平をあとにして
やすらぎの風を受けて
成層圏の彼方まで飛んでゆけ
さあ 鳥になれ
 ....
あらゆる場面の悲しみが
不変の透徹とした哀しみの
響きへと変わりゆく瞬間、
あゝ打ち付けられ心張り裂ける
あの瞬間の磔り付けにされた感覚
識る者ならば 、

それ以上を何を語れると云うの ....
くだらねえ、キャバクラに行ってきた
くだらねえスーツを着て
くだらねえ国の管理に飼い慣らされた状態で
くだらねえ仕事の一つも出来ないことになっている俺が
くだらねえ小言をちまちま言っている
 ....
それは高校のときの大大大親友
詩の感性が素晴らしくて
詩では敵わないなぁと尊敬してた大親友
私たちは
いつも一緒に遊んだ

デルフィヌスというユニットを組んで
市民会館のコンクールに出た ....
石破の目付きの悪い
あの真剣に思い詰めた眼差し
何処を何を観ているのか 、

 派閥の論理に揉みくちゃにされる理想

あゝまたこの人も押し潰されるかと。◯。
こんな冷たい雨降る夜は
夢を見ないことがある

こんな冷たい雨降る夜は
とても寂しく人恋しい

濡れたアスファルトに街灯が映り
水溜まりのありかを教えてくれる
傘をさしては手のひら擦り ....
{引用=漂泊の 時のなかに ゆめのように 揺蕩う ゆめの、なかで 夢から さめて あてどない 意識に かすかな ゆめの 名残に 仕舞いこまれた 時間と めにうつる ゆれる 視界のなかに 沈む 夕日と  .... 冷える朝の大気の最中を
自らの熱しっかり保ち
駅階段昇り歩む人の
ひとりの影踏み締めながら
独りに次第に成りては
歌声内に鳴らし響かせ
明るむ意識にふと眼をぱちくり
駅最階上の奇跡の光景 ....
かなしみがはしりだす
ぼくはなにもわるくない のに
かなしみがほとばしる
ぼくはなにもわるくない から

おもたいまぶたをこすってみあげた
そらにはくもとひこうき
あかるくてまぶしい ....
魚が目を閉じて
眠っている
あるはずの無い瞼は
わたしだった

わたしは魚に
たくさんの夢を見せた
空を飛ぶ夢
海深くまで潜る夢
家族と楽しそうに笑う夢

ふと目が覚める ....
彼女はゆらゆらと深海魚のように
磨かれた廊下を歩く
手のひらに握られたピースがあまやかに香った
休日の病棟はとても静かで
耳を澄ましてみても無音の廊下は揺るがない
空気は澄みわたり
光の廊 ....
ヒロセマコトさんの自由詩おすすめリスト(925)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白日夢- レタス自由詩7*24-11-8
反復の強度- ひだかた ...自由詩4*24-11-8
独り言11.8- zenyama太 ...自由詩3*24-11-8
木枯らしの顔- ひだかた ...自由詩5*24-11-7
五行歌_「それぞれの側に」- りつ自由詩6*24-11-7
ものぐるほし- そらの珊 ...自由詩14*24-11-5
秋あざみ- リリー自由詩8*24-11-4
まず愛されないといけないんだ- 松岡宮自由詩8*24-11-3
ドボルザーク_母から教え給いし歌より- レタス自由詩11*24-11-3
男と女- りつ自由詩5*24-11-3
帰郷- ひだかた ...自由詩5*24-11-3
スノーマン- 本田憲嵩自由詩924-11-3
落日- リリー自由詩6*24-11-2
時の止まった場所- りつ自由詩6*24-11-2
夢枕- 這 いず ...自由詩5+*24-11-2
- レタス自由詩16*24-11-1
独り言11.1- zenyama太 ...自由詩1*24-11-1
訪れ意識に- ひだかた ...自由詩6*24-10-31
面影- レタス自由詩8*24-10-31
天空をめざせ- レタス自由詩8*24-10-30
金星- ひだかた ...自由詩7*24-10-30
くだらねえ、キャバクラ- 鏡文志自由詩5+*24-10-30
嘘を蒔くひと- りつ自由詩4*24-10-29
五行歌、眼差しに映るもの(改訂)- ひだかた ...自由詩4*24-10-29
雨の夜- レタス自由詩9*24-10-29
01.1..- ryinx自由詩8*24-10-29
Soul_Love_独り人の_、(改訂)- ひだかた ...自由詩4*24-10-29
わけのわからないかなしみ- ゆうと自由詩324-10-28
- たもつ自由詩224-10-28
病棟日誌- レタス自由詩5*24-10-27

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