すべてのおすすめ
時間を搾り取られてスカスカ
残ったカスを貪るように使う
こんな詩あんな詩書いたり
生活に必要な作業をし
時にはテレビやスマホで浪費して
残りで眠る

やりたい事を好きなだけ
やりたい時 ....
きんもくせいの
ほんのりとかほり
やはらかしっかりと
秋のにほい染み込ませ

 漂い始める大気の最中
  ゆるやか解けながら
 四散していく意識の慄き

思考や感情や意志や感覚や
 ....
さくばんは上手く眠れず
今も脳の中の一部は眠っているようさ
今日は原付バイクで
職安に向かい
医師の意見書の書式をもらってきた
職安の外へ出て
コンビニで休憩していると
雨が降り ....
涙の夜に沈んでしまいました

何かを伝えようにも声がでません

銀盤の月だけが頬笑みをくれました

冷えた肩を抱き締めながら

暗い{ルビ闇路=やみじ}をたどります
干枯らびた思い出
握り締め過ぎて砕いた

一日が終わって次の日が来ても
昨日までを枯らしてしまう

何があったかな
あったけどどうだったかな

生きていることが
不思議に思うんだ
 ....
冬の兵士達の隊列続き凍り付く恐怖に郷愁の感情麻痺し
灼熱の貴女の胸に投擲した憧憬の念の次々燃え尽きまた投擲し
高くなる空に濃くなる青に密やかな恋慕を抱き自らを見入る、

 鎮まる静かさに ひと ....
あなたの旅立ちを邪魔しない

いざとなると
つい怖くなって
パニックに陥ってしまうけど

あなたは迷う心のまま行けばいい
それがいちばん優しい答えだ

祝福はしてあげられない
ごめ ....
ステイションがあって
その中にもう一つ
小さなステイションがあった
よく見るとそのステイションは
生前の父だった
 
ステイションは小さかったから
出発する列車も
到着する列車 ....
今朝も、ラッキーストライクを吸ってしまった
しかし禁煙の為
相変わらず水をよく飲んでいます



道を捜していました
人の望む道は歩んでいけませんでした
病気になりました
ついに獣 ....
空が近い午後だった
外階段を雲が飲み込もうとしている
看板の灯りが何とか支えていた
バスを待ちながら考えたが
ここはバス停ではないので来るはずもない

グッと上腕に力を入れると血管が目を覚 ....
○「ババア」
昭和生まれのババアは
子ども時代は父母に仕え
嫁しては夫に仕え
老いては孫に仕える

○「米騒動」
主食である米の農家の売り渡し価格が
今年は玄米30キロ13500円だと ....
生物は みな美しい
無生物も みな美しい

路傍に転がる小石
光にかざすと キラキラして
たからものの引き出しに入れた

河原でみつけた緑色のかけら
ざらざらした不思議な手ざわりで
 ....
荒縄で首を吊るされて、
いつでも蹴とばせる踏み台に立っている
渇いた唇には砂粒がひっついて、
処刑を見るために大勢の人だかりだ

この町を仕切る保安官に
貴様が法律ではない! と怒鳴った
 ....
ガスコンロの焚火をつけて、
朝食用の目玉焼きやウィンナーが、
熱せられたフライパンのなかで活発に弾けるように、
いつも活き活きとバタバタしていたね、
炊飯器からいつでも熱々のご飯を茶碗によそっ ....
人は無量大数より多くの素粒子からできています

その刹那の明滅があらゆる行動となり

言葉も生まれます

解き放たれた言葉は素粒子を振るわせ

共鳴しながら滅びては生まれ

新たな ....
風が吹けば緑葉も揺れる、
緑葉が揺れれば風も吹く、

今日は陽光いっぱいの
さはやかな秋の日です。

 東空に昇り輝く
  おほきなまぁるい太陽の
   解き放つ黄金の放射こそ
   ....
うつろいを風で知る
突然キンモクセイの香りが通り過ぎて
ふるさとのまちなみをおもいだす

大切な人を喪って
もう何十年と経っているのに
まだちゃんと立ち直れないの と
彼女は言った
あ ....
○「もう秋なのか」
日中はまだ暑いが
朝夕は大分涼しくなった
日が暮れるのも早くなった
日の出も遅くなった
もう秋なのか
あれだけ眠れぬ熱帯夜が続いたのに
もう秋なのか
扇風機はもうし ....
庭に数式の花が咲いていた。
よく見かける簡単なものもあれば、
学生時代にお目にかかったややこしいものもあった。
近づいて、手でもぎると、
数と記号に分解して、
やがてすぐに、手 ....
のんびりしている時に
突如、このままでいいのだろうか
などと考えて焦燥感に駆られる

なんか、やばいんよ

だから、努力みたいなことをする
それは小学校中学校とはまた違う形の努力
 ....
庭に数式の花が咲いていた。
近づいて手でもぎとると
数と記号に分解して
手のひらのうえですっと消えた。
庭を見下ろすと
数式は、もとの花に戻っていた。

 *

庭に出 ....
サイレンみたいなアラームを止めて
そのまま布団の中で溺れると
無意識の粒子が立ち込める
それらは映像となって
現実のように振る舞い
不思議が不思議でなくなる
サイレンが割り込んできて
手 ....
 
女は秋生まれ
ハーヴェストの季節に生まれ
だから私の構成する
断捨離を行ったシンプルな
ええいや、無味乾燥ともいえる
一室に馴染まなかった
すぐにノートや
ペンシルや
化粧品の類 ....
17歳の夏に家出をして初めて東京に来た
降り立った駅は中野で宿の当ても無かった
夕方になる頃には夜の街の匂いが鼻を掠め
アーケードは人の頭が忙しなく動き始める
通りの裏手に蜘蛛の巣みたいな路地 ....
北の湖の{ルビ畔=ほとり}に

{ルビ春楡=はるにれ}の大樹が唸るように{ルビ聳=そび}えている

その根元にきみを置いて写真を撮りたい

そそぎこむ小川には姫鱒の求愛激しく

やがて ....
 京都三条大橋の側にあった
 六階建の大きな旅館
 非常階段の踊り場から見下ろす
 起き抜けの街の静けさが好きだった

 あの頃は赤のマールボロを一日半箱吸っていた

 廊下の重い鉄扉が ....
その日の午後は
いっそう高気圧が張り出し
夏の残ったしめり気より日照りが勝った
まぶしすぎる陽光と
車で海岸線を走る
反射するひるまの海
キラキラキラ
それは水面に遊ぶ星と
まばたくさ ....

僕は確かに、あなたを愛しています。
──あなたはそのような歩行を、発言を、{ルビ落涙=らくるい}をしない{ルビ筈=はず}です。
僕は、一体、あなたの何を愛しているのでしょうか。

やわら ....
養分の足らない詩句たち
頭に浮かび どこか消えゆく
僕はそれを追ったりしないまま
鼻から吸って
口から吐く
瞑想をつづけていました

口から吐ききった 
次の呼吸に至るまで
 ....
○「時間」
若いうちは
時間を持て余し
老いたら
時間を無駄に使う
これじゃ長生きしたって意味がない

○「適応」
暑い日は
暑い!暑い!といいながら過ごす
寒い日は
寒い!寒い ....
ヒロセマコトさんの自由詩おすすめリスト(925)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
渇望- 自由詩10*24-10-16
金木犀の秋に生き- ひだかた ...自由詩6*24-10-16
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- 田中教平 ...自由詩324-10-14
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独り言10.13- zenyama太 ...自由詩3*24-10-13
ハルモニア- りつ自由詩12*24-10-13
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シンフォニー- レタス自由詩9*24-10-11
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家路/エバー- そらの珊 ...自由詩9*24-10-11
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大人になっても- 陽向(2 ...自由詩12*24-10-9
数式の庭。─前篇─- 田中宏輔自由詩16*24-10-9
朝霧- 自由詩9*24-10-8
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イエローウォーター___- おまる自由詩5*24-10-8
五行歌_秘密の渚- レタス自由詩11*24-10-8
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9月9日- 唐草フウ自由詩10*24-10-7
弁償Ⅱ- 森 真察 ...自由詩224-10-7
マインドフルネス- 田中教平 ...自由詩524-10-7
独り言10.7- zenyama太 ...自由詩3*24-10-7

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