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Hey, 一体どうしたっていうんだ? 
スマホ片手にそんなにも酷く落ち込むなんて
オマエの爆発した頭の上には、
真昼の太陽がまだギラギラ輝いてるというのに

いつも素晴らしいことばかりじゃな ....
秋の夕暮れは氷塊のようで
たった一つの亀裂も
存在することが許されない
完璧に冷たく充足し
いかなる反撃も許さない
そんな氷塊が大地を覆っている
私はゆったりとページをめくる
秋の物 ....
「ことばなんていらないよ」
彼女は楽しい言葉を使う。
彼は言葉を探すが、楽しい言葉が見つからない。
彼のなかには、他者の悲しい言葉しかなかった。
「ことばなんていらないね」彼は、彼女の言葉 ....
みどりの鳥居をくぐるには

あなたの笑みが必要でした

まもなく消える身であれど

この世は占いじゃないから

意味しかないところだから


焼け石に水であろうと

二階から ....
  瞼の裏に映る沢山の図形
  それがわたしたちの暮らす町
  暗がりに潜む毛むくじゃらの歪み


  へし折れ・砕けながら結びあう雑踏
  港の船が夕暮れの光に燃えあがるとき
 ....
いつも
未来を見つめているのですが

計画を練り 
ガムをかみながら
現在を過去に葬っていく

未来を見ていると
疲れるのでしょうか
そうともかぎらないようです

不意に
横か ....
約束の泉には夜明けに着いた
けれど女神の姿どころか風一つなく
さざなみも ない
すでにくちゃくちゃの手紙をポケットから引っ張り出し 確かめる
と ふいにどこかで少女の声が云った
「金の毒と銀 ....
空白が呼んでる
快晴が取り消されてる
鳥と風がそれぞれの異国語を話す

夜が眠り朝が目覚める

樹が垂直に光をもとめる

こころはときどきだれかをもとめている
まるで私がほかのだれか ....
あなたの激しい煌めきは

蓋をしても隠しきれない

マグカップで足りる程の

光しか持たないわたしは

指をくわえ憧れるよりも

一体どうすれば

今以上輝きを放てるの ....
   {引用=わたしの正気は陰鬱だが
わたしの狂気は陽気な歌
木魚バンドネオン炭酸水
      (証城寺住職 囃子ダダイ)}


証城寺の性悪少女

ひどくあくどいのだ
そのだんま ....
朝日がそそぎだした。
僕の薄暗い廊下に等身大の
人形が置かれている。
僕の意識下の欲求の道具として
彼女の原始的な体臭が発散し
僕の着用物と同化している。

胴体と腕
組み立てながら
 ....
 高原の落日に鮮やかな色彩を見る。
 深呼吸すると濃密な緑の香りがする。
 生を生きているという感覚。
 乾いた日常で感覚を捕らえようとすると逃げてゆくが、
 ここではそこかしこに咲く花々 ....
君の温度がまだ残る部屋、その隅に、残された一つの残片
治癒途中のかさぶたの切れ端が、静かに残されている
物体がおおかた四角なのは、きりりと押し固めることができるようにと、誰かが考えたのか
それと ....
少年が空を見上げた方角には
青い空中が蒼くなっている
客観が主観を覆し
世界はありのままの美しさを失っている

空が言葉を語るのは
内包された心の中
失語症と宇宙は交信している
存在の ....
「雨だれ」

幾多も宇宙が膨張しては落ちていく
手のひらに掬えば
昨日の私の涙みたいで
もしかしてこの中にあの時の自分が
小さくなって住んでいるのかも
瞼を閉じて
何度も聴こえてくる
 ....
言葉を持たずにふわっとなってふわっとした場所にふわっと帰る。
あるいて帰る。さんぽしたりひきこもったりして帰る。
帰り道、言葉にひらひらと手を振って、「さよなら」と言った。
ふわっとした ....
捨てないかぎり夢の続きはついてくる
あきらめない限りことばの谺は響きつづける

僕の頭の中の世界図書館は閉鎖されたまま
精神の廃虚には孤独な回路が短絡を待っている

魂の階梯はかぎりなく地 ....
静寂に包まれたとき
耳の中で波音が聞こえる
私の中で波打っているものは
私だけのものではなくて
私個人から限りなく遠いもの
静寂は私を私から分離させ
私は今やただの波音である
この波 ....
ぼくには海がある

山がある

大地がある

宇宙がある

じぶんに都合がいいところに行けばいい


深夜

腹痛で目をさまし

あなたのなまえを呼ぶ

神のなまえ
 ....
光の傾斜のよわいめまい

いななきも止んだ朝の膨らみ
秋は秋と重なって遠近を失くしながら
凧のように {ルビ空=くう}の{ルビ空=くう} 淡く燃え


無限の、 矛盾の、 
存在の、 ....
西日の射す部屋で
裾に黒い炭を付けたレースカーテン
輝きながら汚されていくことを思う

私は寂しい
ベッドの位置から進むことも退くこともできず
手のひらに収まる程の空気の厚みにす ....
わたしはよく
遺書をしたためる

これから冬がきて
息凍るころ
体もしゃりしゃり
うごかなくなる
お布団に張り付く日々

いただいてばかりでいきていると
屋根つきぬけて
そらにか ....
眼を伏せて共犯者の名前を心に浮かべながら
水中にもぐる。
割れてしまった男の肖像画
同じ個所で歩き遅れた娘の写真に
結像さそうと試みるけれど
血液状に固まりを始めた無意味な水の
流れに ....
円錐形の反射が
カーテンの隙間から潜り込む
あれは外灯だろうか
あまりにも揺れていて
息づいているようだ


南に居る嵐のせいで
むせかえる夜中だ
はりついたシャツを ....
お月様が燃えている

先端を齧った苺から
液体が滴るように

金魚の尾鰭がゆらりと
鉢の中で弧を描く
血を垂れ流しているかのように

サクランボウに鷹の爪
カーネーションに
情熱 ....
見つめていた風が
 いつのまにか
ぼく の頬に触れた

やがて 
このまま 真っ直ぐ 下にある谷に
ぼく は抱かれるだろう

巨きな魚が蝶を呑むように
 腹の中に
ぼく は消えてい ....
秋の花火/湿気る前に


秋の花火/湿気る前に

引き出しに入っていた

夏に使い切れなかった花火

力を持て余してるのに

発散する場所を知らない若者のように

袋の隅で数 ....
季節は構成されるものではなく
分析されるもの
世界中のすべてを持ち寄っても
季節を作り出すことはできない
ただ季節は解剖され
一人一人に細かく感知され
小さく分析されていくのみ
 ....
満ちながら欠けていく

あなたとわたし

いちたすいちは

この場合 いくつになるのですか


白と黒は

いつか交わり

違う色に生まれ変わる

ねえ

わ ....
 
 二人の天使が私のために降りてくる、あの星空の彼方から。
 一人は私を引き上げ、一人はそれを支えた。
 感情の渦を通り抜け、感性の輪を広げ、創造の平野を飛び立った。
 それを逃避だと誰が言 ....
白島真さんの自由詩おすすめリスト(1295)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Hey_Siri- atsuchan69自由詩3*16-10-10
秋の夕暮れ- 葉leaf自由詩316-10-10
向き合う- 水宮うみ自由詩3*16-10-10
みどりの鳥居- 吉岡ペペ ...自由詩516-10-10
- 草野春心自由詩216-10-9
天変地異__あるいは- イナエ自由詩5*16-10-9
8910- もっぷ自由詩216-10-9
6.- Qg3!!自由詩216-10-9
今日も振り出しに戻る- 葉月 祐自由詩2*16-10-8
証城寺の性悪少女- ただのみ ...自由詩9*16-10-8
連作_朝日がそそぎだした_壱- Dai自由詩116-10-8
命題- ヒヤシン ...自由詩4*16-10-8
無機質な詩、三篇- 山人自由詩3*16-10-7
透明- 鷲田自由詩116-10-7
雨だれ他一篇- 乱太郎自由詩8*16-10-6
ふわっとした場所に帰る- 水宮うみ自由詩3*16-10-6
老いた水夫- 梅昆布茶自由詩1016-10-6
静寂- 葉leaf自由詩116-10-6
しあわせか- 吉岡ペペ ...自由詩516-10-6
詩/代償としての- ただのみ ...自由詩14*16-10-5
鍵のかかる部屋- 為平 澪自由詩816-10-5
遺書- 田中修子自由詩5*16-10-4
共犯者- Dai自由詩216-10-4
その光の理由- ホロウ・ ...自由詩4*16-10-4
le_fou_rouge_〜赤の狂気- 坂本瞳子自由詩3*16-10-3
_「ミネルヴァとヤヌス」- ハァモニ ...自由詩5*16-10-3
秋の花火/湿気る前に- 自由詩7*16-10-3
季節- 葉leaf自由詩316-10-2
いくつ?- 葉月 祐自由詩2*16-10-1
秋の夜の夢- ヒヤシン ...自由詩3*16-10-1

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