それは無邪気と政術の混合物、
多くの躯があなたを呼ばう、

聞こえるか、
聞こえるか、

その声を聞く日、
あなたは戦き震えることになるだろう

それまで歌え、歌え、

そう歌う ....
机の上に延びる
湯呑みの影が
お地蔵さんの姿に視える、夜

ーーもしや

目に映る風景の
あちらこちらに宿る
心というものか
二〇一五年三月一日 「へしこ」


 日知庵で、大谷良太くんと飲みながらくっちゃべりしてた。くっちゃべりながら飲んでたのかな。ケルアック、サルトル、カミュの話とかしてた。へしこ、初体験だった。大 ....
風雅自娯千歳連、人間滋味欲偏憐、春梅秋菊皆清艶、望得良詩会神仙 たくさんな人のたくさんなこころ
そのどれをとっても
たった一つのものだ
少し離れていればよだかの星か天の蠍に
それは
見えるけれど
近寄ればすぐ灼かれてしまう
ぼくはあす
近くのBOO ....
今日もふらふら
音のない家へ帰る男の背中は
言葉にならない寂しさを{ルビ醸=かも}し出す  

〈人生はひまつぶし〉と嘆く男の一日は
二十四時間ではなく 
長さの計れぬ夜なのだ 

こ ....
 すばらしい被写界深度で 110フィルムが映しだすのは少年時代のぼく そのぼくがカメラを持ってさまよう もちろん、かの女を求めて ぼくが友衣子に抱くおもいは尖ってて痛いんだ 遠く聞える汽車の汽笛  .... なくしたことさえ忘れてた
時計が引き出しの奥で
止まらずにずっと動いていたんだ

なんで
なんで
止まって
しまって
いなかったんだろう

ずっと
ずっと
動いていたんだろう
 ....
水面から飛んでいったよ
白鳥一羽
連れはいなくて

さみしさを推進力に
二度ない羽ばたき
空に刻み

一、ニ、三の
呼びかけもなく
その日になったら
後悔もなく

そんな姿を ....
{引用=愛憎喜劇}
遮二無二愛そうと
血の一滴まで搾り出し
甲斐もなく 疲れ果て
熱愛と憎悪
振子は大きく揺れ始める

愛も親切も笊で受け
悪びれることのない者
理解できずに困惑する ....
我すきの古俳あつめて冬ごもり

野分去て猫佇むや破れ堂

太平をねがひて詠へ去年今年

此宵の月を肴に酒の酔

上れ〳〵坊ンより伸るいかのぼり

相合の肩寄合ふて雪見傘

秋晴 ....
  其一
千歳自娯風雅連、佳詩皆是眼前鮮、春秋天地皆為句、相与良人年月移

  其二
酔裏詩成誰不娯、偶存少過勿為愚、朦朧自忘好風句、望是君持筆墨愉

  其三
山水相娯君不疑、朦朧我愛 ....
エアコンの風が前髪を揺らす
眠りから覚めるとき
お別れを言えないのが悲しい
優しい人だった気がする

満腹の胃をかかえてテレビを見ているときは
空腹で住む家も無く男に体を差し出している女の ....
二〇一四年十三月一日 「宝塚」 


18、9のとき
ひとりで見に行ってた
目のグリーンの子供と母親
外国人だった
子供は12、3歳かな
きれいな髪の男の子だった
母親は栗色の髪の毛 ....
この街には
音のない叫びが無数に隠れ
僕の頼りない手に、負えない 

渋谷・道玄坂の夜
場末の路地に
家のない男がふらり…ふらり
独りの娼婦の足音が、通り過ぎ 
酔いどれた僕の足音が、 ....
桜の匂いが薄れてきた

玄武岩質溶岩
ロープ
太い幹

遠足の準備は万端だ

日本酒に金箔を入れて
瓶の中でひらひら
朱合漆
盃カラカラ
殿様右手をひらひら
「苦しゅうない」 ....
  いま
  きみの知らない
  星が もえている しずかないのりのように
  もえている


   すこしずつ
  ひろまる 朝の波紋
  じっと
  うつむくひかりの影

  ....
低愚脳詩集

1「だろう」

こころがはじまるときは
朝のようだろう
こころがおわるとき
夜のようだろう
昼はいまだ
だから
あかるいんだろう


2「なるようになる」

 ....
ちぎれた空に
雷鳴が轟くころ
辺境の朽ちた博物館に
わたしたちの名札が
置かれる
頭蓋に穿孔のあるapeたちの骨のさまざまな見本
そして
最期に
口蓋に
ぶらさがった胃の干物が飾られ ....
   *

 たまらなくなって、おれは懐いだす、朝の早い時間を走る軽トラックの車窓、回収量の進歩を褒めてくれた業者の男、新聞紙と一緒にビールを何本もくれた、両手のない老人、おれにやさしく、 ....
あるはずの体を
あるはずの記憶で
建てなおす

あちこちにゆがんだ寂しさをもち
ありふれた色に懐かしさを覚える
吹けば飛ぶような思想を傘にして

いったいこの灰色の粘土細工の
ど ....
 指を、
 むすんで、
 膝を、
 ひらいて、
 まだ足りないと、
 いやいやをする子供ら
 頭のうえにつくった輪っかに
 映像がひらく
 神になれなかったもののために、
 ....
 眠りのなかで書かれた小説や詩の一行が覚醒のなかですらわだかまるときがある 目覚めたときには、その文体を喪ってる なにやら寓意を持ってるらしい一行に歓び、メモ書きをするときには、その愉しみはも .... 例えば夏の夕暮れに
線香花火を眺める若い男女は
それだけで美しいので
そのままで固まっていて欲しい
一歩もその枠組みからはみ出すことも
言葉を交わすこともなく
ずっとそのままでいて欲しい
 ....
ああ、{ルビ全=まった}き一人
差し伸べる手も
星の息吹き
呼吸を
息を合わせ
手を合わせ
心合わせ
顔を合わせ
ふるわせ

夜の果て
片隅
今ここにある光の柱
{ルビ御光= ....
お空
お空を見る
透き通った青
僕の心
ほんとうにほしいもの
夜明け
澄み切った青
終わらない世
もらった命
大切なんだ
だってさ
こんなにも
愛おしいんだ
ほんとうに
ほ ....
話したいことがあったんだ
もう忘れちゃったけど
あげたいものがあったんだ
もう失くしちゃったけどさ

話したかったな
あげたかったな

なんでもない小高い丘で
落ちてく夕暮れに
見 ....
壊れた想い、思い思いつなげた朝の
優しい雨
あびていく今日は宝物
とりとめもなくつぶやく
音符のように雨音は{ルビ弾=ひ}く
穏やかな憂い
憂い、嬉しい、目を伏せて
ふりむく、落ちる、涙 ....
作業服着こなして
流れる汗はそのままに
始める業務はつまらない
なんて思うほどに笑えてくる
淡々とこなす作業
先の見えなさ膨大
やればやるほど増えてく、なぜ?
仕事をしてもしても終わらな ....
ほしかった果実や花
手にした人を見ては
ほしがって、苦しんで
理想郷は遠く、悪態をつく間もなく
暇もなく隙きもなく埋めた感情
苦しみは、声にできない叫び上げて
誰にも知られないよう焼けただ ....
田中修子さんのおすすめリスト(944)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
躯の声を聞く日まで- 酔横自由詩221-1-26
ひと影- 服部 剛自由詩521-1-24
詩の日めくり_二〇一五年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩10*21-1-24
新年感懐- 酔横伝統定型各 ...121-1-23
本を買うんだ- 道草次郎自由詩3*21-1-22
夜の信号- 服部 剛自由詩321-1-20
110フィルム- 中田満帆自由詩321-1-19
勿忘草- トビラ自由詩3*21-1-19
はなれなれて- トビラ自由詩4*21-1-17
サイレントチンドン- ただのみ ...自由詩8*21-1-16
去歳俳諧十句- 酔横俳句421-1-5
酔中口占- 酔横伝統定型各 ...221-1-5
_- 印あかり自由詩521-1-3
詩の日めくり_二〇一四年十三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩10*21-1-3
Slow_Boat- 服部 剛自由詩320-12-30
ぶろっさむヨシノそめい- 秋也自由詩120-12-26
詩の時代_4- 丘 光平自由詩320-12-26
低愚脳詩集- 道草次郎自由詩120-12-24
剪定- 一輪車自由詩8+20-12-22
夢のなかの同窓会- 中田満帆散文(批評 ...220-12-21
あるはずの体- はるな自由詩920-12-18
永遠を頭上へ- 中田満帆自由詩7*20-12-17
夢の文体- 中田満帆自由詩420-12-16
人間は美しい- 花形新次自由詩720-12-14
孤独な夜を歌う- トビラ自由詩2*20-11-29
お空の言葉- トビラ自由詩3*20-11-28
君を願う- トビラ自由詩4*20-11-24
雨に歌う- トビラ自由詩3*20-11-23
労働傘下- トビラ自由詩1*20-11-21
太陽が地の果てから昇る- トビラ自由詩4*20-11-19

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