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たくさんな人のたくさんなこころ
そのどれをとっても
たった一つのものだ
少し離れていればよだかの星か天の蠍に
それは
見えるけれど
近寄ればすぐ灼かれてしまう
ぼくはあす
近くのBOO ....
今日もふらふら
音のない家へ帰る男の背中は
言葉にならない寂しさを{ルビ醸=かも}し出す  

〈人生はひまつぶし〉と嘆く男の一日は
二十四時間ではなく 
長さの計れぬ夜なのだ 

こ ....
 すばらしい被写界深度で 110フィルムが映しだすのは少年時代のぼく そのぼくがカメラを持ってさまよう もちろん、かの女を求めて ぼくが友衣子に抱くおもいは尖ってて痛いんだ 遠く聞える汽車の汽笛  .... なくしたことさえ忘れてた
時計が引き出しの奥で
止まらずにずっと動いていたんだ

なんで
なんで
止まって
しまって
いなかったんだろう

ずっと
ずっと
動いていたんだろう
 ....
水面から飛んでいったよ
白鳥一羽
連れはいなくて

さみしさを推進力に
二度ない羽ばたき
空に刻み

一、ニ、三の
呼びかけもなく
その日になったら
後悔もなく

そんな姿を ....
{引用=愛憎喜劇}
遮二無二愛そうと
血の一滴まで搾り出し
甲斐もなく 疲れ果て
熱愛と憎悪
振子は大きく揺れ始める

愛も親切も笊で受け
悪びれることのない者
理解できずに困惑する ....
エアコンの風が前髪を揺らす
眠りから覚めるとき
お別れを言えないのが悲しい
優しい人だった気がする

満腹の胃をかかえてテレビを見ているときは
空腹で住む家も無く男に体を差し出している女の ....
二〇一四年十三月一日 「宝塚」 


18、9のとき
ひとりで見に行ってた
目のグリーンの子供と母親
外国人だった
子供は12、3歳かな
きれいな髪の男の子だった
母親は栗色の髪の毛 ....
この街には
音のない叫びが無数に隠れ
僕の頼りない手に、負えない 

渋谷・道玄坂の夜
場末の路地に
家のない男がふらり…ふらり
独りの娼婦の足音が、通り過ぎ 
酔いどれた僕の足音が、 ....
桜の匂いが薄れてきた

玄武岩質溶岩
ロープ
太い幹

遠足の準備は万端だ

日本酒に金箔を入れて
瓶の中でひらひら
朱合漆
盃カラカラ
殿様右手をひらひら
「苦しゅうない」 ....
  いま
  きみの知らない
  星が もえている しずかないのりのように
  もえている


   すこしずつ
  ひろまる 朝の波紋
  じっと
  うつむくひかりの影

  ....
低愚脳詩集

1「だろう」

こころがはじまるときは
朝のようだろう
こころがおわるとき
夜のようだろう
昼はいまだ
だから
あかるいんだろう


2「なるようになる」

 ....
ちぎれた空に
雷鳴が轟くころ
辺境の朽ちた博物館に
わたしたちの名札が
置かれる
頭蓋に穿孔のあるapeたちの骨のさまざまな見本
そして
最期に
口蓋に
ぶらさがった胃の干物が飾られ ....
あるはずの体を
あるはずの記憶で
建てなおす

あちこちにゆがんだ寂しさをもち
ありふれた色に懐かしさを覚える
吹けば飛ぶような思想を傘にして

いったいこの灰色の粘土細工の
ど ....
 指を、
 むすんで、
 膝を、
 ひらいて、
 まだ足りないと、
 いやいやをする子供ら
 頭のうえにつくった輪っかに
 映像がひらく
 神になれなかったもののために、
 ....
 眠りのなかで書かれた小説や詩の一行が覚醒のなかですらわだかまるときがある 目覚めたときには、その文体を喪ってる なにやら寓意を持ってるらしい一行に歓び、メモ書きをするときには、その愉しみはも .... 例えば夏の夕暮れに
線香花火を眺める若い男女は
それだけで美しいので
そのままで固まっていて欲しい
一歩もその枠組みからはみ出すことも
言葉を交わすこともなく
ずっとそのままでいて欲しい
 ....
ああ、{ルビ全=まった}き一人
差し伸べる手も
星の息吹き
呼吸を
息を合わせ
手を合わせ
心合わせ
顔を合わせ
ふるわせ

夜の果て
片隅
今ここにある光の柱
{ルビ御光= ....
お空
お空を見る
透き通った青
僕の心
ほんとうにほしいもの
夜明け
澄み切った青
終わらない世
もらった命
大切なんだ
だってさ
こんなにも
愛おしいんだ
ほんとうに
ほ ....
話したいことがあったんだ
もう忘れちゃったけど
あげたいものがあったんだ
もう失くしちゃったけどさ

話したかったな
あげたかったな

なんでもない小高い丘で
落ちてく夕暮れに
見 ....
壊れた想い、思い思いつなげた朝の
優しい雨
あびていく今日は宝物
とりとめもなくつぶやく
音符のように雨音は{ルビ弾=ひ}く
穏やかな憂い
憂い、嬉しい、目を伏せて
ふりむく、落ちる、涙 ....
作業服着こなして
流れる汗はそのままに
始める業務はつまらない
なんて思うほどに笑えてくる
淡々とこなす作業
先の見えなさ膨大
やればやるほど増えてく、なぜ?
仕事をしてもしても終わらな ....
ほしかった果実や花
手にした人を見ては
ほしがって、苦しんで
理想郷は遠く、悪態をつく間もなく
暇もなく隙きもなく埋めた感情
苦しみは、声にできない叫び上げて
誰にも知られないよう焼けただ ....
あしおとをきいてみよう

どすどす おこってるのか
ばたばた あわててるのか
とたとた かわいいあしか

ちりとてちん らくごかさんかな
ちどりあしの よっぱらい 
ずんずんずん つま ....
死に場所を夢みていたのかもしれない
自分を残さないくらい燃やせる焼却地を

花びら、はがれれば、火花にきらめく
灰になれよ、青春
火傷の焼跡、はがれないくらい
焦土と化せよ
生焼けの夢、 ....
まぶしい日々が体を通り抜けて、さみしさに追いつけない。約束のブーケをつないでくれた命の舟に、壊れていく今日が降りそそいで。心の目が開いていって、お日様に目を合わせる。
とまらない花束の祝福がそえられ ....
これなにかなって?
笑いあう
くちびるふれあせて
あたりまえのように
名前を呼んで、呼ばれて

つながった心つながったままで

終わりなんだな
思うほどに
君を想うよ
崩れ落ちる ....
{引用=湿度計}
乾いた悲哀に触れる時
こころは奥から浸みてくる

湿った悲哀は跨いで通る
乾いたこころが風を切る





{引用=〇〇主義に痴漢する
 Ⅰ}
知識は雄弁で ....
小学校の時
転校してきたボクは
ヒョロヒョロの
末成りの青瓢箪だった

クラスで仲間外れに
されない為に
必死でお道化ることを
覚えて剽軽者になる道を
選んだんだ

タッカは
 ....
詩人の友の「活動二十周年」を祝う
朗読会に出演した  

それぞれの闇を越えて、再会を祝う
ステキな言葉の夜だった 

トリの朗読をした彼が
最後の詩を読んだ後
客席の後ろにいたほろ酔 ....
田中修子さんの自由詩おすすめリスト(897)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
本を買うんだ- 道草次郎自由詩3*21-1-22
夜の信号- 服部 剛自由詩321-1-20
110フィルム- 中田満帆自由詩321-1-19
勿忘草- トビラ自由詩3*21-1-19
はなれなれて- トビラ自由詩4*21-1-17
サイレントチンドン- ただのみ ...自由詩8*21-1-16
_- 印あかり自由詩521-1-3
詩の日めくり_二〇一四年十三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩10*21-1-3
Slow_Boat- 服部 剛自由詩320-12-30
ぶろっさむヨシノそめい- 秋也自由詩120-12-26
詩の時代_4- 丘 光平自由詩320-12-26
低愚脳詩集- 道草次郎自由詩120-12-24
剪定- 一輪車自由詩8+20-12-22
あるはずの体- はるな自由詩920-12-18
永遠を頭上へ- 中田満帆自由詩7*20-12-17
夢の文体- 中田満帆自由詩420-12-16
人間は美しい- 花形新次自由詩720-12-14
孤独な夜を歌う- トビラ自由詩2*20-11-29
お空の言葉- トビラ自由詩3*20-11-28
君を願う- トビラ自由詩4*20-11-24
雨に歌う- トビラ自由詩3*20-11-23
労働傘下- トビラ自由詩1*20-11-21
太陽が地の果てから昇る- トビラ自由詩4*20-11-19
足音のひとつひとつ- 帆場蔵人自由詩320-11-18
ゆめうらら__(田中修子さんの詩『はなうらら』への返詩です)- トビラ自由詩2*20-11-13
天球- トビラ自由詩3*20-11-12
すときのあとい- トビラ自由詩3*20-11-11
怨念の赤い糸- ただのみ ...自由詩6*20-11-8
本当なら入院してるのお前の方だろ- 板谷みき ...自由詩3*20-11-8
Avanti- 服部 剛自由詩320-11-7

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