遠く聞こえる虫の音は
遥か離れたふるさとを
頭の中の片隅に
思い浮かべる曲となる

遠く聞こえる虫の音は
深い眠りへ{ルビ誘=いざな}うも
頭の中の片隅に
響き続ける曲となる

遠 ....
短歌を作ってみたものの… 心が疲れて
何を見ても
何も見えない
誰にも教えられず
ただもどかしさだけが
ずっと残ってゆく
人として生まれてきたことが
悲しく思うけれど
人として生まれてきたことが
自分だけの運 ....
秋の森の中
もみじの壁に沿いながら
生きるうれしさを想いつつ
沼のほとりへと佇む

秋の森の中
水面に映る色彩は
揺れる自然の美
波紋は心に響き
心を回復する

どこかで遠く
 ....
採りたての野菜を
そのまま食べてもおいしいけれど
その食材を工夫すれば
もっとおいしくなる
おいしいだけではなく
体にとっても栄養を与え
今日を明日を動かす源にもなる
人はそれを料理とい ....
精一杯の努力をします 日が沈み
冷めてゆく土
その上を静かに
秋の夜を泳ぐ

月はすでに
凍てついたかのように
冷たい光を
地上へと降り注ぐ

その光を頼りに
秋の海は
風とともに波を起こす

 ....
秋は風
そよそよと風が吹き草の丘へ
薄穂が揺れその動きに
虫たちが自分の楽器を
思うままに奏でる

秋は色
はらはらと葉が落ち野の道へ
小枝が揺れその動きに
小鳥たちが自分のパートを ....
ちょっぴり悲しい思い出です 言葉は心と心を結ぶ橋だから
言葉をたくさん知ることと
言葉を多く使えることは
言葉と心が一つになる
言葉の心は心の言葉
言葉は自分の心と
言葉の心を結ぶ
言葉は結ばれ
言葉の心と
言 ....
今日の空が知りたくて
朝から空を見上げれば
昨日と同じ秋の空

でもどこかが違う
昨日はつぼみだった山ゆりが
白く大きく咲いている
今日の空は少しだけ
昨日の空より白かった

今日 ....
詩の中に
僕もいなければ君もいない
いるのは僕と君


僕の前には
大きな壁が立ちはだかる
それは僕が必ず
乗り越えていかなければならない


君の前には
大きな壁が立ちは ....
わかったことは
たくさんあるけれど
わからないことのほうが
わかったことよりも
ずっとずっとたくさんある

わかったことは
たくさんあるけれど
できないことのほうが
わかったことより ....
通りゆく
たわわな枝の柿の実は
豊かな秋と心実らす

歩みゆく
連なる虫の声を聞く
奏でる秋と心響かす

鳥が舞い
遠い空へと消えてゆく
秋の広さに心飛び立つ

木の葉揺れ
 ....
反復法だけに、許してね 自分というものに
気がつき始めたこの頃は
どこか落ち着かなくて
みんなと同じことをしていても
同じではなさそうで
みんなと違うと思われたくなくて
同じことをしている自分が
自分ではない気 ....
今日あなたが
やりたいことをできたのは
昨日あなたが
やりたいことをできたから

今日あなたが
やりたいことをできたなら
明日もあなたは
やりたいことができるでしょう

やりたいこ ....
雲ひとつない秋晴れの中
海に向かって歩き始めた
理由はない

心地よい秋風が
海から吹いてきて
正面に向かっていくかのように
歩いていった
理由は必要ない

海は輝いていた
きら ....
4コマポエムを作ってみました
斬新すぎたかなぁ…
ふと目にしたその分野が気になって
足を踏み入れたら楽しくなって
いつの間にか
一通りを知るようになっていた
学んだことは正しかった
考えることも正しかった
気がつけば背中に
「初心者マー ....
日常の規則正しい生活や
心が乱れて疲れてしまった時
詩の泉を求めて
旅に出る

詩の泉は
混沌と湧き出てくる詩の言葉を
両手ですくって心に流せば
心の渇きを潤わせ
明日への希望となる ....
嵐の去ったその森は
かろうじて残った者たちが起き上がり
皆で互いを確認しあい
それぞれがその生をいそしむ

弱きものは流される
自然の厳しい法則は
世界の大小に関わりなく
適用されてゆ ....
人は生まれた時に
自分の地図を渡される

自分を見失った時に
確かめるために
自分が進むべき道を選ぶ時に
その地図を見るために
誰もが一枚ずつ渡される

そこには宝の場所も記されてい ....
雨の日の冷蔵庫は
扉を開けるのが
いつもよりもどこか重たくて
暑い日よりも
その冷たい空気が肌に伝わる

建物の中の
頑丈なまでのその箱は
激しく雨が降ろうとも
そのリズムを変えるこ ....
とにかく上に進むこと
蟻地獄のように
もがけばもがくほど
下がってしまうこともあるけれど
きっと何かをつかめるはずだから
悲しくても
続けてゆくしかない

とにかく前に進むこと
迷路 ....
今は昔、をとこありけり。
いとあやしき箱の詩歌の会にしげく通ふ。
投げ打ちたる文、すなはち返し給う局ありけり。
誰にか会はむと入りしかども、いらへなかり
ければ、つれづれなることを語るうちに、 ....
カレーパンは秋に食べるのが
一番美味しい

道を歩きながら
秋空に向かって食べる味は
格別にうまい

袋を開けると
油の匂いが風にブレンドされて
まろやかな匂いになる

開ける口 ....
秋の葉に虫の音の葉交じりつつ
   言の葉添えず秋の深さに

{引用=(歌意)
秋らしい紅葉の葉に虫の音が交ざっている
(その趣は言葉では表すことができず)
秋の深さに言葉を添えられない
 ....
秋の日の
妙に蒸し暑い中を
仕方なく買い物に出かけた午後

気持ちも濡れているせいか
無駄遣いをするよりかは
いつもよりも買う物を少なく
いつもよりも短い時間で
目的だけを果たしてゆく ....
微かに薄い雲の
漂う空が秋になっていたので
できるだけいっぱいに
四角に切り抜いて
箱の一面に貼り付けて
森へ行こう

こおろぎが鳴く
葉の色が秋になっていたので
できるだけいっぱい ....
ぽえむ君(1035)
タイトル カテゴリ Point 日付
遠く聞こえる虫の音は自由詩9*06/10/17 22:42
4コマポエム(No.5)[group]携帯写真+ ...4*06/10/17 14:15
せっかく生きてゆくのだから自由詩9*06/10/16 22:35
秋の森の中自由詩5*06/10/16 14:27
言葉をデザインする自由詩5*06/10/15 22:41
4コマポエム(No.4)[group]携帯写真+ ...6*06/10/15 11:59
秋の夜は海と変わりゆく自由詩13*06/10/14 23:36
秋は心自由詩11*06/10/14 12:43
4コマポエム(No.3)[group]携帯写真+ ...12*06/10/13 22:58
言葉は心と心を結ぶ橋だから自由詩13*06/10/13 13:47
明日の空が知りたくて自由詩12*06/10/12 22:36
詩の中に僕も君もいない自由詩7*06/10/12 14:07
わかったことは自由詩7*06/10/11 22:40
歌は詩となり詩は歌となる自由詩10*06/10/11 12:52
4コマポエム(No.2)[group]携帯写真+ ...11*06/10/10 22:30
教室の窓から見える雲は自由詩10*06/10/10 13:50
今日あなたが自由詩5*06/10/9 22:33
秋の自分も生きてゆく自由詩7*06/10/9 11:52
4コマポエム(No.1)[group]携帯写真+ ...17*06/10/8 22:44
気がつけば背中に自由詩7*06/10/8 12:28
詩の泉自由詩9*06/10/7 22:03
嵐の去ったその森は自由詩8*06/10/7 10:51
自分の地図自由詩5*06/10/6 22:48
雨の日の冷蔵庫自由詩8*06/10/6 13:35
とにかく上に進むこと自由詩6*06/10/5 22:41
古典詩ほうらむ(第二段)[group]未詩・独白9*06/10/5 11:02
秋のカレーパン自由詩11*06/10/4 22:41
秋の葉に短歌7*06/10/4 12:32
雨の日に紅葉が笑ってる自由詩7*06/10/3 22:36
切り抜いた秋の箱自由詩11*06/10/3 14:40

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