ぼくは詩人

希望があるから
疲れても大丈夫

今日もまた

朝の散歩をしていると
芸術家たちに出会いました

写真家は
重いカメラを両手で抱きかかえながら
気力で風景を撮りつ ....
ぼくは詩人

存在というものが存在する限り
無もまた存在する

今日もまた

朝の散歩をしていると
不思議なものに出会いました

光のような
ガスのような
音のような

何 ....
ぼくは詩人

当たり前の中に
幸福を見つけられれば
それは本当の幸福

今日もまた

朝の散歩をしていると
少女と母親に出会いました

手をつなぎ
初夏の暖かい光の中で
何を ....
ぼくは詩人

自分の中にいる自分を
表現することが
どんなことよりも
難しいのかもしれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
詩人に出会いました

 ぼくは詩人

 詩 ....
ぼくは詩人

そこにいれば何かがわかる
そこにいなければ何もわからない

今日もまた

朝の散歩をしていると
草原に出会いました

遠くに地平線がみえるくらい
あたり一面は緑一色 ....
ぼくは詩人

何事もすべて通過点

今日もまた

朝の散歩をしていると
少年に出会いました

横断歩道のつもりなのでしょうか
道に線を引いて
何本も何本も

1つ1つの線の前 ....
ぼくは詩人

気持ちのよい日は
あいさつから始まる

今日もまた

朝の散歩をしていると
鳥たちに出会いました

数羽の雀は朝ごはんを探しに
地面に下りて
みんなにごあいさつ
 ....
ぼくは詩人

何かを理解したり習得してこそ
過去になる

今日もまた

朝の散歩をしていると
少女に出会いました

自分の知らない花の名前を
図鑑で調べる
彼女は現在に夢中
 ....
ぼくは詩人

共鳴は同情以上に
心に広がる

今日もまた

朝の散歩をしていると
不思議な玉に出会いました

野球のボールかと思う
大きさと白さ

やわらかい布でつくられた
 ....
ぼくは詩人

悲しみや辛さは
楽しさとうれしさへのはじまり

今日もまた

雨の中
朝の散歩をしていると
歌人に出会いました

雨が降ってしまうと
ぼくたちの散歩道は
ところ ....
ぼくは詩人

大胆にも謙虚さがあれば
それはそれで
その変化は大きくなる

今日もまた

朝の散歩をしていると
卯の花に出会いました

ここにも夏の訪れ

5枚の花びらを重ね ....
ぼくはイヌムギ

麦に似ているけど
人間にとっては有用ではない
でもそれは人間が勝手に決めたこと

今日もまた

朝の背伸びをしていると
子供に出会いました

どうやらぼくが邪魔 ....
ぼくは詩人

自然がすべての自然と
つながっているように
人の心もすべての人と
つながっている

今日もまた

朝の散歩をしていると
藤の花に出会いました

野生に生えたその花 ....
ぼくは詩人

自分の自信に
うぬぼれは必要ない

今日もまた

朝の散歩をしていると
少女に出会いました

学校で自分の容姿のことを言われ
ひどく落ち込んでいる

そのショッ ....
ぼくは詩人

立派なことをするには
基本や初心を継続する努力が大切

今日もまた

朝の散歩をしていると
おじいさんに出会いました

お話好きなのか
自分のことをぼくにいろいろと ....
ぼくは詩人

難しく考えるよりも
簡単に考えた方が
わかることもある

今日もまた

朝の散歩をしていると
お坊さんに出会いました

 お前は何者か

詩人です

 詩人 ....
ぼくは詩人

時は自然に過ぎ
自然が時を過ぎ去っていく

今日もまた

朝の散歩をしていると
ほととぎすに出会いました

高い木の枝に止まったまま
ただじっと
遠くを見つめて
 ....
ぼくは詩人

自分が嫌だと思うものほど
出くわしてしまうものかもしれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
図鑑に出会いました

まるごと1冊あるわけではなく
図鑑の中の数ペ ....
ぼくは詩人

何かのために走ることも
走って何かを求めることも
人としての営み

今日もまた

朝の散歩をしていると
疾風に出会いました

勢いよく真正面から
ぼくを飲み込む
 ....
ぼくは詩人

広大なマクロの世界
繊細なミクロの世界

今日もまた

朝の散歩をしていると
窓枠に出会いました

ガラスはなく窓枠だけ
両手で持ち上げ
そこから見えるさまざまな ....
ぼくは詩人

今は昔の話となってしまったが
と言える自分もまた自分

今日もまた

朝の散歩をしていると
青年に出会いました

若々しいその姿は
自信に満ち溢れていました

 ....
ぼくは詩人

幸せは時代によって
人によって大きく異なるもの

今日もまた

朝の散歩をしていると
無人販売所に出会いました

百葉箱みたいなものに
たくさんの野菜が入れてあって ....
ぼくは詩人

明と暗は
それぞれ逆があって
はじめてわかる

今日もまた

朝の散歩をしていると
朝影に出会いました

朝日の光の方向と反対に
ぼくがつくる自分の朝影

い ....
ぼくは詩人

目で見ているのは実像
心で感じるのは虚像
なのかもしれない
実像は倒立だが虚像は正立である

今日もまた

朝の散歩をしていると
青空に出会いました

この空の下 ....
ぼくは詩人

夢は自分で見るもの
そして自分でつかむもの

今日もまた

朝の散歩をしていると
少女に出会いました

道ばたに
持っていた枯れた草花を
やさしく蒔いていました
 ....
ぼくは詩人

多くの生まれてきた言葉を選ぶとき
それは選ぶのであって
捨てるのではない

今日もまた

朝の散歩をしていると
ツツジに出会いました

黄緑の葉の上を赤や赤紫に染め ....
ぼくは詩人

孤独を感じたとき
それは自我への認識である

今日もまた

朝の散歩をしていると
少年に出会いました

1人ぼーとして
土がむき出しになっている
広大な畑を眺めて ....
ぼくは詩人

静は動の中にあり
動は静の中から生まれる

今日もまた

朝の散歩をしていると
雷雨に出会いました

家を出たときから
ゴロゴロと遠くの方で聞こえていた

ちょ ....
ぼくは詩人

自分では新鮮な考えと思うことは
他の人も考えていたり
また昔から思われていることが
多いかもしれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
猫に出会いました

ぼ ....
ぼくは詩人

思い込みというのは
時として美しいが
得てして真実を追求しない方が
いいのかもしれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
中学生の女の子に出会いました

通学 ....
ぽえむ君(1035)
タイトル カテゴリ Point 日付
ぽえむ君−希望−自由詩5*06/5/15 11:33
ぽえむ君−存在−自由詩11*06/5/14 20:56
ぽえむ君−幸福−自由詩7*06/5/14 6:47
ぽえむ君−重複−自由詩5*06/5/13 22:46
ぽえむ君−草原−自由詩3*06/5/13 11:29
ぽえむ君−軌跡−自由詩5*06/5/12 23:19
ぽえむ君−鳴声−自由詩4*06/5/12 11:48
ぽえむ君−夢中−自由詩8*06/5/11 23:04
ぽえむ君−香玉−自由詩7*06/5/11 10:17
ぽえむ君−雨露−自由詩5*06/5/10 22:33
ぽえむ君−卯花−自由詩8*06/5/10 10:46
ぽえむ君−草魂−自由詩7*06/5/9 22:23
ぽえむ君−藤波−自由詩8*06/5/9 13:26
ぽえむ君−自信−自由詩4*06/5/8 22:43
ぽえむ君−回帰−自由詩7*06/5/8 14:31
ぽえむ君−何者−自由詩4*06/5/8 0:22
ぽえむ君−時鳥−自由詩11*06/5/7 20:48
ぽえむ君−解剖−自由詩4*06/5/7 11:05
ぽえむ君−疾風−自由詩5*06/5/6 22:54
ぽえむ君−窓枠−自由詩7*06/5/6 11:39
ぽえむ君−今昔−自由詩7*06/5/5 22:35
ぽえむ君−花橘−自由詩9*06/5/5 10:06
ぽえむ君−朝影−自由詩8*06/5/4 22:33
ぽえむ君−青空−自由詩8*06/5/4 11:21
ぽえむ君−夢枕−自由詩5*06/5/3 21:12
ぽえむ君−精選−自由詩6+*06/5/3 12:29
ぽえむ君−新生−自由詩8*06/5/2 22:44
ぽえむ君−雷雨−自由詩9*06/5/2 12:02
ぽえむ君−玉響−自由詩9*06/5/1 22:06
ぽえむ君−純愛−自由詩8*06/5/1 13:44

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