自分の街の空の向こう
自分の目では見えないけれど
青い空がつながっているのだから
きっと青い空にちがいない

自分の街の空の向こう
自分の肌では感じないけれど
冷たい風が向かっているのだ ....
正月を飾ること
それは時を飾ること
できるだけ綺麗に
できるだけ美しく
飾ってあげたい

正月を飾ること
それは時を迎えること
できるだけ広く
できるだけ多く
迎えてあげたい

 ....
小さく微かな星の灯が
大地を照らすこの夜に
何も語らずその時を
佇むのみでいい

ゆっくり流れる川の音が
足音とともに響いてる
何も考えずその場所を
歩くのみでいい

その時にしか ....
氷のような風が
朝からずっと吹いている
体を凍らせて
心を縮ませて
地面を向いて歩いている

でも見上げれば

海のような空が
朝からずっと広がっている
体を伸ばして
心を開けて ....
人は
可能性がある限り
その可能性を信じ
どこまで行けるのか
力尽きるところまで
走り続ける

人は
未来がある限り
その未来を信じ
どこまで望めるのか
見通せるところまで
進 ....
旅をしたい
計画のあるものではなく
行きたいと思った時から
電車に乗っている
どこで降りるのか
わからないけれど
どこか遠くへ行ってみたい

旅をしたい
目的のあるものではなく
感 ....
時というものは
幸福な思い出を
少しずつ削りながら
現実を幻へと変えてゆく

時というものは
不幸な思い出を
わずかずつ慰めながら
現実を夢へと変えてゆく

時というものは
人と ....
うれしい朝だね
ほら、鳥がみんなで飛んでゆく
きっと
空にあいさつをしているんだよ

明るい朝だね
ほら、子供がみんなで遊びにゆく
きっと
思い出をつくりにゆくんだよ

優しい朝だ ....
冬の大雨の日
どこからともなく
ノラ猫は家の庭にやってきた

近所では名の知れた
図々しく生きるヤツらしい
汚いから触るなと
大人は子どもに言い聞かす

力を失いかけながらも
木の ....
積み重なる年月の
日々の出来事は
何一つとして繰り返すことなく
情の起伏が不規則に
時の流れの中に
ゆっくりと沈められてゆく

積み重ねてゆく年月の
今日の想いは
何一つとして定まる ....
正月を準備する
派手な飾りから
ちんまりとした飾りへ
わずかな隙間から
広い世界を望み見る
そこには
竹の風が吹く

正月を準備する
動く飾りから
静かな飾りへ
はるかな雲間から ....
街では
緑と赤がすべてに取り付けられて
大きな箱と声で賑わっている
何もかもが動

聞こえてくるのは
心を後押ししてくれる
楽しい曲
心が奏でられる
街の賛美歌

森では
緑も ....
部屋のキャンドルライトが
グラスをほのかに照らす
あとは二人が一緒にいれば
今夜は言葉はいらない

外の星空の光が
時間をかすかに止める
今は二人が一緒にいれば
今夜は言葉はいらない
 ....
クリスマス・イヴという日は
みんながモノと思い出を探す日
何がほしい?
何を買ってあげようか?
どんな夜を過ごそうか?
特別な日

モノを想い
人を想い
時を想う

その年に起き ....
{引用=ポエム問題集 100作を記念して}

それは
感性を磨くために
技術を向上させるために
何人を制限することなく
万人のために
誕生した

心に感情がある限り
道は果てしなく ....
山があって
雲があって
夢がある

僕がいて
君がいて
夢がある

空があって
星があって
夢がある

僕が生きて
君が生きて
夢がふくらむ

とても単純なこと
とて ....
時は人に
偶然から必然を見つけ出し
破壊と建設を繰り返しながら
内容を形式へと変換させ
現実は理想を創り出す

同時にまた
現象と本質を見分けさせ
演繹と帰納を繰り返しながら
具体を ....
薄い光に包まれた
午後のひととき{ルビ徒=いたずら}に
静かに時が流れゆく
聞こえるものは冬の風

低い雲間に光差す
午後のひととき晴れやかに
静かに鳥が流れゆく
聞こえるものは冬の風 ....
誰かを嫌いと想うことは
仕方のないこと
けれども
誰かに嫌いと言うことは
勇気がいること
責任がいること
相手を本当に想うこと
絆ができていること
関係を続けようとすること
何よりも ....
ほら
聞こえてくるよ
冬の歌が
聞くものすべてに
欣然とした
ソプラノの声が響いている

ほら
見えてくるよ
冬の姿が
見るものすべてに
純然とした
白い帽子が光っている

 ....
いつもの時間に起きて
いつもの道を通って
学校に着く
教室に入る
決められた自分の席に座る

黒板の横の時間割を見れば
今日一日はすでに終わっている
自分の時間はどこにもない

自 ....
君はいつも
自分が歩いてゆく道を
見つめ続けている

道の先には
新しい君と
新しい僕がいることを
きっと願って

君はいつも
自分のいる場所を
迷い続けている

道の上には ....
結果のために
努力することと
努力のために
結果を残すことは
一つのループになる

目標のために
努力することと
努力のために
目標をつくることも
一つのループとなる

初めは ....
冷たい朝が始まる
身が引き締まる
同時に
心も引き締まる
北の窓がかたい
冬の朝にふさわしい

のどかな昼が始まる
身が緩んでゆく
同時に
心も緩んでゆく
南の窓が優しい
冬の ....
不思議だった
いつものオリオン座が
いつもよりも綺麗だった
寒い夜だというのに
しばらくの間
その輝きを見つめていた

不思議だった
いつもの霜柱が
いつもよりも美しかった
冷たい ....
閉ざされた森の中
高くそびえる大木を見上げると
雲一つない青空がある
空に上っているのか
空に沈んでゆくのか
もはや見分けがつかない

一羽の鳥が空を横切る
自分が見上げているのか
 ....
星を讃えよ
僕はここに生まれる
輝くものを愛しみ
ひるむことなく
ここに生まれたことを
心の種とせよ
星のきらめきを見よ

空を讃えよ
僕はここにいる
目にするものを敬い
たじろ ....
そこに空がある
今にも吸い取られてしまいそうな
大きくて濃く
そして深いこの空の中から
風の音が聴こえる

そこに花がある
今にも崩れ壊れてしまいそうな
小さくて淡く
そして可憐なこ ....
風が公園で遊んでいる
ブランコに乗っている
砂場で小さな山を作っている
広場でおにごっこをしている

風が公園で笑っている
ジャングルジムを伝わっている
ベンチの後ろに隠れている
ボー ....
今いる自分より
遥か遠くにいる自分を想うから
それが夢になる

夢はいつも
今の自分よりも良くて
だから
今の自分がつまらなく想えるけれど
そう想えるからこそ
夢である価値がある
 ....
ぽえむ君(1035)
タイトル カテゴリ Point 日付
自分の街の空の向こう自由詩9*06/12/30 22:25
正月を飾ること自由詩10*06/12/30 11:41
すべてが綺麗に動いてる自由詩6*06/12/29 22:42
冬の風、そして空自由詩7*06/12/29 14:02
羽ばたく日が必ずある自由詩9*06/12/28 22:39
旅をしたい自由詩1006/12/28 13:25
時というものは自由詩1206/12/27 21:58
うれしい朝だね自由詩1506/12/27 14:47
冬の大雨自由詩806/12/26 21:35
これからの希望自由詩6*06/12/26 7:15
和の風が吹く自由詩5*06/12/25 21:12
メリークリスマス自由詩8*06/12/25 7:13
今夜は言葉はいらない自由詩11*06/12/24 21:07
イヴのプレゼント自由詩9*06/12/24 8:19
ポエム問題集自由詩8*06/12/23 21:39
大切なこと自由詩10*06/12/23 7:11
時は人に自由詩9*06/12/22 23:13
聞こえるものは冬の風自由詩7*06/12/22 14:16
誰かを想い、誰かに言うこと自由詩10*06/12/21 22:40
冬をもっとよく感じてごらん自由詩6*06/12/21 13:59
自分の時間は必ずある自由詩7*06/12/20 22:31
友情自由詩11*06/12/20 13:00
最初の回転自由詩12*06/12/19 23:03
ふさわしい冬自由詩10*06/12/19 11:24
不思議だった自由詩17*06/12/18 22:40
閉ざされた森の中自由詩6*06/12/18 13:40
全てを讃えよ自由詩15*06/12/17 22:28
風の命が聴こえる自由詩9*06/12/17 10:56
風が公園で待っている自由詩13*06/12/16 22:25
夢を抱える自由詩12*06/12/16 10:21

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