草原の海に身体を沈め
その波音を聞きながら
清らな青空は
入道雲に右から左へと染められつつ
その上を鳥が大きな翼を広げ
背中で滑ってゆく

風は波音を強くし
潮の香りを濃くし
今の季 ....
今日という日を大切に
誰かが決めたことを
何も考えずに過ごしてしまったら
あなたの一日は
誰かの一日になってしまうでしょう

今日という日を大切に
自分が決めたことを
何か考えて失うも ....
白いノートに綴られて
想いを馳せる言の葉に
緑の草も踊りだし
涼しい風が身を結ぶ

心は文字に改まり
文字は心と伝えあう

赤い夕陽に染められて
夢を奏でる音の葉に
青い小鳥も歌い ....
いつからあったのか
窓の外に雲が浮いている

今までぼくは
何をしてきたのだろう
今までぼくは
何を残してきたのだろう

人と同じことをしていたら
人と同じことしか残せない
あの人 ....
何もしていない君は
幸せを感じていますか
何もやろうとしない君は
楽しいですか

何かをしている時の方が
不幸だと感じますか
何かをしようとする時の方が
苦しいですか

何もしなけ ....
夏の朝
どこへというわけでもなく
外を歩いてみる

出会う小川のせせらぎが

 さら
  さら
   さら
    さら
     さら

流れ流れてゆく

その川を見守る ....
ぼくは詩人

幻想は現実の中に存在し
創り出される現実の世界である

今日もまた

夜の散歩をしていると
星の銀幕に出会いました

ほんの少しだけだからと
眼鏡をかけずに
散歩 ....
世の中には
味を感じさせない味
があるという
甘さを感じさせない甘さ
苦味を感じさせない苦味
人はそれを
かくし味という

同じ料理であっても
どこかが違う
何かが違う
どこかや ....
ぼくは詩人

季節の思い出は
大きなものよりも
小さいことの方が
存在として大きい

今日もまた

夜の散歩をしていると
花火に出会いました

夜の空に咲く大輪の花が
その一 ....
未知がある限り
未来はある

困難が続く限り
目標が生まれ
挫折を味わう限り
希望が見えてくる

面倒を避け恐れに屈し
最多の色に同化することを
幸せとは言わない

苦労が続く ....
ぼくは詩人

当然を大切すれば
偶然に驚きはない

今日もまた

夜の散歩をしていると
空のない夜に出会いました

宇宙には空がない
あるのはこの星だけかもしれない

この星 ....
夢を見ているだけでは
消えてしまうから
夢を摘みにゆこう

その夢は遥か遠くても
君のすべてが始まる
夢に終わりはないはず

夢を見ているだけでは
忘れてしまうから
夢を育てにゆこ ....
ぼくは詩人

自然が創り出す芸術は
言葉が生まれる前から存在し
言葉では表現できない

今日もまた

夜の散歩をしていると
蛍に出会いました

夏の夜に飛び交う光が
弧を描き
 ....
朝露が風に吹かれて踊りだし
その銀の光が草原を舞う
すべてが溶けてゆく
やわらかい朝

道を進めば
梢に止まる小鳥たちが
歌でぼくを迎え
自然の中とともに
あるべき姿の自分に気がつく ....
ぼくは詩人

偉大な存在はその偉大さがゆえに
すべてを理解しきれない

今日もまた

夜の散歩をしていると
池に出会いました

林の中
そこには池がある
星のない夜はもちろん
 ....
やわらかい風の音に誘われ
仰ぎ見る雲の白さに時を想う
軽やかに歩く子どもにすれちがい
友に会い喜ぶ顔に人を想う

さわやかな小鳥の声に耳を傾け
朝に咲く花の白さに生を想う
滑らかに下る車 ....
ぼくは詩人

何が正しくて
正しくないのかは
それが継続できるか
できないかである

今日もまた

夜の散歩をしていると
継続の詩に出会いました

初めは誰もがそれを
奇異に ....
ぼくは詩を書きたい

一方が輝いていなければ
他方は素直に輝けない

今日もまた

朝の散歩をしていると
自分の空に出会いました

遠く見える山の空の下に
幸せが見えたとしても
 ....
ぼくは詩人

人は逆境に立ち向かうからこそ
人である

今日もまた

夜の散歩をしていると
激風に出会いました

大地の血液が激しく流れる
その静脈の中で溺れあがき
液体に溶か ....
ぼくは詩を書きたい

一日が詩で始まり詩で終えるのなら
その一日は詩の題材の中にいる

今日もまた

朝の散歩をしていると
詩を作りたい欲求に出会いました

晴れという名にふさわし ....
ぼくは詩人

願いは夜に
行動は朝に

今日もまた

夜の散歩をしていると
夜の願いに出会いました

夜を織りなす芸術は
尖った心を溶かし
月とともにまどろみ
夢の世界へと誘 ....
ぼくは詩を書きたい

まぶしさは身体で感じ
心で感じるもの

今日もまた

朝の散歩をしていると
まぶしい朝に出会いました

まぶしい朝

流れゆく白い雲が
新しい朝を告げ
 ....
ぼくは詩人

目で見る自然は楽しく
心で見る自然は美しい

今日もまた

夜の散歩をしていると
夜に茂る草に出会いました

永久を願うその夜の
星を眺めて明日を想えば
今日の喧 ....
ぼくは詩を書きたい

はかなく終える命だからこそ
人は支え喜び愛しみあう

今日もまた

朝の散歩をしていると
命の詩に出会いました

清らな川のせせらぎに
流れる時を浮かべつつ ....
ぼくは詩人

光と光
手と手
結ばれているのは心と心

今日もまた

夜の散歩をしていると
遠い星に出会いました

その星は
この星からは
見えるか見えないかくらいの
ほん ....
ぼくは詩を書きたい

風は何も語らず
黙ったまま流れてゆくも
心に染み込み
流れてゆく

今日もまた

朝の散歩をしていると
黙ったままの風に出会いました

夏の朝に
どこか ....
ぼくは詩人

必要なものは言葉になるも
言葉を超える心があるからこそ
必要なのである

今日もまた

夜の散歩をしていると
手紙に出会いました

あなたは人を悲しませ、
人から ....
ぼくは詩を書きたい

いつもの空の空では
自分の疑問には答えてくれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
いつもの空に出会いました

幼い頃よりも
空が小さく見えるのは
ど ....
ぼくは詩人

時は動き
明日へ未来へ
つねに今は変わる

今日もまた

夜の散歩をしていると
時の動きに出会いました

ようやく雨が上がった夜
湿り気を多く含んだ空気が
肌寒 ....
ぼくは詩を書きたい

雨に打たれるも
風に吹かれるも
晴れた心には関係がない

今日もまた

朝の散歩をしていると
心の傘に出会いました

雨降る道の咲く花に
打たれて忍ぶ意地 ....
ぽえむ君(1035)
タイトル カテゴリ Point 日付
夏空の下で自由詩7*06/8/2 21:31
今日という日を大切に自由詩6*06/8/2 7:15
言の葉・音の葉自由詩10*06/8/1 23:40
今までぼくは自由詩9*06/8/1 7:02
君は君なのだから自由詩5*06/7/31 21:00
生きる風自由詩6*06/7/31 6:51
ぽえむ君−銀幕−自由詩3*06/7/30 22:13
かくし言葉自由詩17*06/7/30 6:55
ぽえむ君−花火−自由詩8*06/7/29 21:19
未知がある限り未来はある自由詩3*06/7/29 6:56
ぽえむ君−無空−自由詩3*06/7/28 18:37
夢が君を待っている自由詩7+*06/7/28 6:51
ぽえむ君−夜蛍−自由詩3*06/7/27 21:22
やわらかい朝自由詩11*06/7/27 6:52
ぽえむ君−夜池−自由詩3*06/7/26 20:58
巡り会い自由詩11*06/7/26 6:58
ぽえむ君−継続−自由詩6*06/7/25 22:30
ぽえむ君−自空−自由詩4*06/7/25 7:13
ぽえむ君−激風−自由詩2*06/7/24 20:53
ぽえむ君−欲求−自由詩2*06/7/24 7:22
ぽえむ君−願夜−自由詩3*06/7/23 23:29
ぽえむ君−眩朝−自由詩4*06/7/23 15:28
ぽえむ君−夜草−自由詩2*06/7/22 20:30
ぽえむ君−生命−自由詩7*06/7/22 7:16
ぽえむ君−遠星−自由詩3*06/7/21 22:27
ぽえむ君−黙風−自由詩2*06/7/21 7:22
ぽえむ君−必要−自由詩4*06/7/20 22:47
ぽえむ君−眺空−自由詩6*06/7/20 12:45
ぽえむ君−変動−自由詩4*06/7/19 23:19
ぽえむ君−雨傘−自由詩6*06/7/19 14:12

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