ぼくは詩人

動かないと思えば
自分が動けばよい

今日もまた

夜の散歩をしていると
動く夜に出会いました

街灯のない道を一人歩く
手にもつ小さな懐中電灯のみが
寂しく辺り ....
ぼくは詩を書きたい

季節は世界をその色に染め
心もその色に染まる

今日もまた

朝の散歩をしていると
白い夏に出会いました

夏は白
入道雲が高く立ちのぼる
澄んだ青空は後 ....
ぼくは詩人

いつもの空はいつものように
同じ空ではない

今日もまた

夜の散歩をしていると
遠い夜空に出会いました

ずっと続くその夜空は
果てしなく続くようで
どこかで明 ....
ぼくは詩を書きたい

楽しむことに一日を使うよりも
楽しめるものを探すことの方が
その一日は長い

今日もまた

朝の散歩をしていると
向日葵に出会いました

そこには
たくさ ....
ぼくは詩人

幻は時に
現実までをも映しだす

今日もまた

夜の散歩をしていると
夜の月に出会いました

目の前の道をまっすぐに歩けば
右斜め上には煌々とした満月

歩む後 ....
ぼくは詩を書きたい

大切なのは
苦労して得たものではなく
苦労していることである

今日もまた

朝の散歩をしていると
小石の道に出会いました

まだできて間もないのだろう
 ....
ぼくは詩人

天に星
地に風
そして時は続く

今日もまた

夜の散歩をしていると
夏の星に出会いました

 夏の夜の涼しき風を背に受けて
 前に広がる銀色の星

今日はい ....
ぼくは詩を書きたい

あるべき姿は
あるべき所に立ってこそ
あるべき姿になる

今日もまた

朝の散歩をしていると
風鈴に出会いました

林の中に風鈴が落ちていたので
そっと持 ....
ぼくは詩人

人にはそれぞれの夢があり
それは人と同じものはない

今日もまた

夜の散歩をしていると
微かな色に出会いました

見つけたのは夜の色
陽の光が届かない空間の色
 ....
ぼくは詩を書きたい

人生を描ける人生は
意外と平凡である
しかしその平凡こそ
追い求める理想でもある

今日もまた

朝の散歩をしていると
平凡に出会いました

人は
この ....
ぼくは詩人

実現とは次への目標への
起点でもある

今日もまた

夜の散歩をしていると
川に流れる月に出会いました

水面にゆらめく銀色は
ゆるく流れる水に洗われ
その姿は静 ....
ぼくは詩を書きたい

人生で大切なのは
勝利と敗北を知ることではなく
克服と挫折を味わうことである

今日もまた

朝の散歩をしていると
詩の魂に出会いました

詩の魂は
言葉 ....
ぼくは詩人

何かに囚われたくないと思っても
囚われなくてはただの孤立である

今日もまた

夜の散歩をしていると
星に出会いました

空の瞬く星々を眺めていると
銀河の渦が頭の ....
ぼくは詩を書きたい

一日の中で何かを創りだし
何かを残すことが一日である

今日もまた

朝の散歩をしていると
雲に出会いました

遠くまで澄み渡る青空の中を
白い雲が静かに流 ....
ぼくは詩人

情景は心情を揺り動かし
心情は情景を響かせる

今日もまた

夜の散歩をしていると
草の響きに出会いました

どこからなのだろうか
見えない暗闇の道で
その音の源 ....
ぼくは詩を書きたい

小さな始まりはやがて
大きな成果へと結びつく

今日もまた

朝の散歩をしていると
貝の化石に出会いました

海が遠いこの地は
その昔
遠く浅い海だった
 ....
ぼくは詩人

見えない未来があるからこそ
手探る現在がある

今日もまた

夜の散歩をしていると
静かな夜に出会いました

限りある{ルビ現在=いま}の
この時その時に立つ
踏 ....
ぼくは詩を書きたい

人は知らず知らずのうちに
小さな宝物を多く抱えこむ

今日もまた

朝の散歩をしていると
野に咲く花に出会いました

心の中でその花を抱え
純白な心に赤が染 ....
ぼくは詩人

後のことは後のことなので
後の人たちに任せればよい

今日もまた

夜の散歩をしていると
流れる風に出会いました

風は流れながら呟く

後のことは後のことなので ....
ぼくは詩を書きたい

知識を忘れていないことよりも
無知を忘れていないことの方が
ずっと大切である

今日もまた

朝の散歩をしていると
無知に出会いました

なぜ花は花として咲 ....
ぼくは詩人

夢は風となり流れ
流れる風は夢となる

今日もまた

夜の散歩をしていると
風夢に出会いました

静寂な夜の道は
儚い夢を与える

意識がありながも
朦朧とさ ....
ぼくは詩を書きたい

沈黙を語るものほど
雄弁を語る

今日もまた

朝の散歩をしていると
森の木々に出会いました

天を知らないのではないかと想うほど
夏の風とともに
その幹 ....
ぼくは詩人

他人が無駄と思うのは
その人がその人だからであり
無駄と思うことが無駄である

今日もまた

夜の散歩をしていると
意義に出会いました

詩人は詩を書いて心を満たし ....
ぼくは詩を書きたい

小さな自分だから
大きな世界を見ることができる

今日もまた

朝の散歩をしていると
木々や草の葉に出会いました

強い陽射しの光を受けて
梅雨の恵に与えら ....
ぼくは詩人

過去とは自分の人生の道しるべ
同時にまた未来への方向を示す

今日もまた

夜の散歩をしていると
橋に出会いました

橋の向こうは
また道が続く

舗装された道 ....
ぼくは詩を書きたい

陽が昇り陽が沈む
この当然に気がつける日は
果たしてどのくらいあるのだろうか

さらにその変化に気づくのは
難しいものである

今日もまた

朝の散歩をして ....
ぼくは詩人

流れつつ心を残す人の世は
生まれしものの運命でもある

今日もまた

夜の散歩をしていると
川に出会いました

浮き流れる水の音は
どこか寂しげに
耳を澄ませど
 ....
ぼくは詩を書きたい

たとえ自分の夢が
今の立つ場所より遠くとも
必ず辿りつくと信じなければ
常に遠い存在である

今日もまた

朝の散歩をしていると
潤いと恵に出会いました

 ....
ぼくは詩人

人として想い想われ過ぐる日は
   明日への道の灯火となる

今日もまた

夜の散歩をしていると
灯火に出会いました

暗く細いこの道に
ほのかにゆらめくその火は
 ....
ぼくは詩を書きたい

生きているからこそ
美を感じ
詩が生まれるのである

今日もまた

朝の散歩をしていると
霊媒師に出会いました

嘘なのだろうと思いつつも
誰かを呼び寄せ ....
ぽえむ君(1035)
タイトル カテゴリ Point 日付
ぽえむ君−動夜−自由詩3*06/7/3 22:53
ぽえむ君−白夏−自由詩4*06/7/3 11:54
ぽえむ君−遠空−自由詩7*06/7/2 21:25
ぽえむ君−夏花−自由詩6*06/7/2 10:17
ぽえむ君−幻夜−自由詩5*06/7/1 21:52
ぽえむ君−石道−自由詩4*06/7/1 12:25
ぽえむ君−夏夜−自由詩4*06/6/30 22:34
ぽえむ君−風鈴−自由詩5*06/6/30 12:03
ぽえむ君−夢色−自由詩1*06/6/29 23:10
ぽえむ君−平凡−自由詩4*06/6/29 12:22
ぽえむ君−実現−自由詩4*06/6/28 22:55
ぽえむ君−詩魂−自由詩5*06/6/28 12:39
ぽえむ君−渦巻−自由詩4*06/6/27 22:23
ぽえむ君−願雲−自由詩3*06/6/27 12:42
ぽえむ君−草響−自由詩5*06/6/26 22:24
ぽえむ君−隆起−自由詩7*06/6/26 13:08
ぽえむ君−静夜−自由詩1*06/6/25 22:35
ぽえむ君−宝物−自由詩9*06/6/25 12:48
ぽえむ君−流風−自由詩4*06/6/24 21:55
ぽえむ君−無知−自由詩7*06/6/24 10:13
ぽえむ君−風夢−自由詩4*06/6/23 21:57
ぽえむ君−樹木−自由詩7*06/6/23 12:46
ぽえむ君−意義−自由詩7*06/6/22 22:38
ぽえむ君−夏葉−自由詩2*06/6/22 12:07
ぽえむ君−道標−自由詩4*06/6/21 22:01
ぽえむ君−夏至−自由詩4*06/6/21 13:03
ぽえむ君−夜川−自由詩6*06/6/20 22:17
ぽえむ君−恵潤−自由詩4*06/6/20 13:00
ぽえむ君−灯火−自由詩5*06/6/19 22:12
ぽえむ君−昇天−自由詩2*06/6/19 11:48

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