あてのない新婚生活と花嫁がにぎりしめたこぶし

祝宴に集う躁うつ病患者たち (あぁぁ、花婿がっ)

酔っ払いの戯言は 亡者の群れに滴り落ちていく生酒(なまざけ)

長い春が凍って震え ....
国道四号線のブルース   作者 構造   1000番出版555シリーズ 

 作者の構造氏は1977年に生まれた。(と、後書きに書いてある)作品のほとんどは学生時代から2008年あたりにかけて書か ....
 2009年9月号の現代詩手帳の裏表紙は、第一回「鮎川信男賞」募集のお知らせでした。
その募集文の中に
{引用=
「歌う詩」から「考える詩」「感じる詩」へと展開してきた現代詩の今日から明日を予見 ....
{引用=
ひだまりにいる幽霊は追憶
見つめているのは幸福の面影
黄金に香る金木犀の花

抜ける青空
ひだまりにいる幽霊は憧憬
秋の透明な輪郭の中に浮かびあがって

冬の始まりの風が
 ....
嵐が過ぎて 
透きとおった夜空に 透きとおった月が浮かんでた

やあ きみ
今夜は凄いね

ああ、ありがとう
今夜は100年前の夜空だね
やったら星のきれいな夜でさ、満天の星が落っこちてきそうだったんだよね。だいたい、5つよか多い星が見えるなんてこと、そもそも稀じゃありませんか。なのに満点、いやさ満天 南天じゃあないよ満天 天の川なんざ .... {引用=
神様に「左足を使ったら負け」といわれた日から
けんけんで歩いている
杖はない





負けたらだめなのかな
負けてもいいんじゃないのかな
北極の机で白熊の母が経理伝票をつくっているとき
広い机の端ではトルコ美人がベリーダンスを踊っていた
それをかぶりつきでみていたのはペンギンの群れで
白黒の頬をうっすら紅に染める
すかさず流れる ....
あんた、うれしいね あたしにかい?
沖縄いったんかい?暑かったろうまだ 泳いできたかい?
ああ、まずは一個 おとっちゃんに上げさせてもらうよ
おとっちゃんも好きだったよ甘いもんがさ、
お茶淹れ ....
空の階段をかけあがって 風に乗って遊ぼう
笑い声が輪になってまわるよ

雲の上で寝転がって やさしい雨に触ろう
あなたの頬に太陽がキスをするよ

星のあかちゃんが生まれたよ
そーっとそー ....
学生の頃 日本はバブルの全盛で
就職できないなんて考えもしなかったよ
授業も出ないでバイトして、飛行機チケットを買ったのさ
バックパックかついで、足の向くまま気の向くままに
羽の扇ふりながら、 ....
昭和55年に冬至書房新社より発行された詩論の本、「詩と詩論」は 、吟遊別冊79年6月刊の「モダニズム50年史」を改題して発行されたものでした。 内容は、昭和3年発行の季刊誌「詩と詩論」で何が成 .... {引用=アラフォー美女軍団が集う とあるアスレチックジムの昼下がり
美しさを競い、年収を競い、つかの間の恋人を競う彼女達の今日の関心はチーズだった}
丸チーズですわね
赤いセルロイドに入ったので ....
{引用=
窓辺で

ゆれる雲南萩の花

の木陰で金玉をほこらしげに見せている狸

の金玉の下

にアリが巣を作っている

さぞや痒かろ 

と なにやらくるしげにみえてきた狸 ....
{引用=
産院で生まれた赤ん坊の毛はやわらかいです
その傍らでは、生まれない子を待つ若い夫婦がいて
さらに外では破産した親たちが立ちすくんでいます
銀のスプーンをくわえた少女の色褪せたリボンを ....
{引用=
僕のアパートは猫が飼えない
窓から見えるのは隣の物置と、アルミのベランダの裏側だけ
コンビニのビニール袋が 風にふかれてカサカサ笑い
忘れられた洗濯物が 雨に打たれてしおしお泣いてる ....
一 あたし
十 だったら、指で数えて
百 コの飴玉ためてたよ
千 街角に風船飛んで
万 まんぼうっておいしいの?
億 一億円宝くじ買ってた 今日のおやつはなしだって
兆 2009年国債残高 ....
{引用=
盆がすぎ、まだ青々と立つ稲の 鈴花が
まだ咲かぬのかと歯軋りする歯は黄色く毀れ
甘みが乗らなかった梨の実をもぎ
浅く掘った穴に震える足で踏みつけていく
「来年はがんばれよ」 と ....
{引用=
丑三つ時には月も冷たく
小さな路地の片隅に 
眠る女神に訪れる客もない

丑三つ時の街のあるじは
月の明かりの灰色の影
闇を連ねるビルの狭間を だまったまんまで踊り続ける

 ....
{引用=
梨畑の湿った雑草がひんやり茂る足元に、いくつもの虫穴が口をあけ、樹液を狙う甲虫が幹の洞にたごまっていた。木の枝にいつも架かっていたのは黒い小さなAMラジオで、夏はひたすら甲子園の、歓声とブ ....
京さんは今年七十四だ。
京さんのおとっつあんとおかっさんはほんとの親じゃあなかった。
京さんが産まれる前の話、おとっつあんとおかっさんに女の子が生まれたそうだ。おとっつあんは大喜びで汽車乗って、い ....
{引用=

ガラスの目玉はなお黒々と
烏鳴かずに むくろをつばむ
ささくれた嘴 朱に染めて
過ぎし唄声 かすかにきこゆ
朧な月よ 頬染めよ
柿の若葉の柔らかな
木の香まといて いずこに ....
やっさん
やっさんは九州から中卒でやってきた人だった。
工場に勤めて、結婚しそこなったまんまで55になった。 なんかの副職長という肩書きがついていたけど、給料は安いまんまで、九州から出てきたとき入 ....
駅のホームでマフラーをほどきました。
きつくひっぱって、ピンと伸びた毛糸が 指から指へ。 
一本の毛糸のレールがするするとのびていって地球を一周します。

「メーデー・メーデー ガラス細工の雲 ....
 まずは、アマモリトオルさんのテキスポ詩集「夜はいつも旅のはじまり」を紹介させてください。(少々宣伝込みで申し訳ない)
http://texpo.jp/texpo_book/toc/2822/

 ....
六花は冬に生まれた。
濃いグレーの背中に白い斑点が6つ散らばって
りっか と呼ぶ。

六花はすっきり背を伸ばして、両足を揃えて座った。
爪を出すような不様は見せなかった。
新しい水が好 ....
{引用=
あかもん行きーー 
 この電車は赤門行きです。ご乗車の方はお急ぎくださいーー}
がっちゃん と音を立てて路面電車が動き始めた。 
「あぁ、間に合った。車掌さんごめんなさいね。」
「 ....
冬眠   の猿
の尻尾  の
揺れてる
木のうろ の口






(猿は冬眠しません、ええ、わかってます、、しないんですけど、、、)
 「とてもほしいものがあったとして、それは多分手に入らない。」
そういうときは、欲しそうな顔をしなければとりあえず軽蔑も同情もされないですむし、大きな落胆も感じないですむ。こいういうことを身に着けた ....
某所で、
>意味がわからんと言っていた軟弱者が何人かいましたが、
>意味を伝えるだけなら詩なんか必要なないじゃん。
>詩は作者と読者の共同作業であるべき。
>僕が1から ....
リーフレイン(90)
タイトル カテゴリ Point 日付
風が吹いて桜が散る自由詩010/4/13 18:35
詩集評 国道四号線のブルース 構造 1000番出版555シリ ...散文(批評 ...3*10/3/19 21:42
【批評祭り参加作品】現代詩手帳散見[group]散文(批評 ...510/1/11 6:40
ひだまりにいる幽霊自由詩309/11/10 14:13
自由詩409/10/30 5:33
星巡夢梯子自由詩009/10/20 15:06
けんけん自由詩109/10/17 6:03
北極の机自由詩009/10/13 6:28
ちんすこう自由詩109/10/13 6:24
空の階段自由詩209/10/7 8:27
ごめん自由詩4*09/10/2 10:19
「詩と詩論」(冬至書房新社 昭和55年発行)を読んで B氏と ...散文(批評 ...309/9/29 23:13
孔雀の森自由詩0+*09/9/29 12:40
窓辺にて自由詩209/9/25 16:53
白と黒 そのあいだにある色彩自由詩209/9/23 5:15
あなたと僕と猫と猫自由詩709/9/14 13:13
堆積する言葉自由詩109/9/7 21:41
まだ大丈夫だろと呟きながら自由詩609/8/25 10:41
丑三つ時の街に足音自由詩109/8/22 17:10
梨畑のAMラジオ自由詩109/8/17 14:51
京さん −荒川通り3丁目ー自由詩109/8/13 3:57
春酩酊自由詩209/4/9 22:43
荒川通り3丁目自由詩509/1/10 22:57
虹色のマフラー自由詩308/12/20 19:39
生成されていく意識ーWeb詩の動的構築の可能性ー散文(批評 ...208/12/12 21:11
六花自由詩308/11/13 8:44
つり銭自由詩708/11/10 21:01
逃げます、ひたすらにげますお願いします自由詩308/11/1 20:25
洗濯バサミで鼻をつまんで寝てたのよね、、散文(批評 ...008/10/29 22:46
詩とイメージ  −萩原朔太郎 蛙の死−散文(批評 ...21+*08/10/25 6:38

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