ドーナツを選んだ夏がなつかしい
深海が仄かな星のなかにある
ほんとうのこと カーテンは風に揺れ
虚数軸方向を見る虚ろな目
一生のお願い一緒に願いたい
知らない人を知ってる記号に置き換えて、たくさんの誰かを素通りした
誰かに自分が誤解されても、仕方がないと諦めたのは、
自分が相手を分かろうとしなかったからかもしれない
暗黙のルールを知れば知るほ ....
青春のなかに月日があるかんじ
三人の月日が春の月になる
煌々とかがやく高校 後光差す
目覚めたことを自覚してないときの目を不覚にも見られてしまった
生まれてから言葉を話すまでのあいだ、ぼくが見ていた知らない景色
ありさんが糖を運ぶの眺めてたから夕焼けは今でも ....
川柳と十七億年暮らしてる
おゆのゆめ あのゆめのあめ おゆのあめ
からっぽのペットボトルに影がある
きみが三十一音でうたってる
星空の色がしょうゆみたいに濃い
....
枯れた雨から話す 静かに丸く咲く
ゆれる空にその手を数えた
消え入りそうな声に止まるきみの鳥
見えない日々の月となつかしいベランダの地面にいる
カーテンは風になったみたい
「花粉症なんだよなぁ」と「花綺麗やな〜」が混在している心
ふいに来た鹿に驚いた鹿威しがカポーンと鳴って 鹿も驚く
力こそパワー
カこそモスキート
カ力こそモスキートパワー
....
この町を優しく照らす夕焼けも永遠ではない僕らといっしょ
僕の手はいつまでだって憶えてる夕陽みたいなあなたの体温
どこからかきこえるピアノにメロディを重ねるように口笛を吹く
....
日差しを浴びて余白が眩しかった
お日さまの香りが帰りを待っている
雨音に気持ちを急かされる信号
ひとびとの夕焼け走るバスの形
星空が曇ったガラス ....
踊れパレードを
皆した身だしなみ
良い宵。酔うよ、いよいよ。
う~思い出せない。
なぜだい もおーぅ!
あなたがうつむいた先にあった虹
きみの手を引いて歩いた世界線
永遠の愛が一瞬だけあった
夕焼けのあなたにあった時の色
たくさんの、色んな名前で呼び合った
シャボン玉はじけるように始まった
きみの明るさが羨ましかった日
とても遠い場所で優しく日が落ちる
風のようにたくさんの場所を通ってきたから
ぼくらの言葉に、風景が滲むことがある
暗くなっていく夕方や遠い電車の音に、あなたを思い出すのは
あなたの声が、その景色を映していたからなんだろう
....
きみの影で星がしずかに暮らしてる ときどきそっと光ってみせる
ないということには無という名があって あるものみたいに名前を呼べた
「覚えてる? 降水確率0%の日に0粒の雨が ....
ぬいぐるみ抱き締めてから諦める
きみの目のなかで言葉が揺れていた
日向と日蔭の境界線うごく
秋めいてすこし静かになった部屋
どこか違う場所へ行った、あなたのかつての言葉が、
僕の生活の中に、ときどき顔をのぞかせる
もう見れない、消えてしまったその言葉たちに、楽しい気持ちをもらったこと、
伝えられなかったけれど、
楽 ....
掛け算のように足し算のように、駆け抜ける足
玄関の眩しさに、なにか呟く玄人
夜の外には朝の月
目を瞑って、冥王星を見る
その日を記した日記、でか ....
あかいろのひかりの前で青を待つ
台風のような目をした日の光
夜が明けただけでこんなに明るい黄
夏の青空のゆめみたいに白い
あなたとの糸が終わった冬の服
正しくはないけど楽しかった日々
空っぽな瞳の奥の海になる
絵日記に架空の過去の空を描く
その時は寺で侍を待っていた
寝たいんや 寝たいんやけど 熱帯夜
「正」の正しくない書き順制覇する
うかぶ言葉たちといっしょに歩いて ....
この目に映る世界となんの関係もない恋をする
眼の表面にひろがる海で ひかりと鳥がないている
眠る言葉を起こさぬように 本を静かに読んでいる
日々の中の身近で短い悲しみは
遠くまで続く長い日々と繋がっていて
見方を変えると、味方になってくれたりする
この影とともにあるいてきた景色
席替えで、私ときみが隣となる
虫さんがひかりにひかれてやってきた
暗闇でひかってる音楽に聞く
光らない星でしずかに本を読む
聴きながら寝たらライブの夢をみた
電車の音 ねむる顔しか知らぬひと
よるの水たまりは鉄みたいな色
星々をゆめから醒めた目で見てる
思い出はきれいにデザインされていた
悲しみに暮れていたからくれた飴
明らかに、その月日は明るかった
「文明の力」と書いて「ぶんめいのりき」と読むんだ おぼえておいて
気持ちがゼロだったからいくらでも割り切れたけれど、腹を割って話すことはできなくて、
ゼロだから我無かった。
航海したことを毎回後悔する
真夜中を泳ぐチョウチンアンコウさ
頭上にも右手のなかにも星がある
詩がとなりに座っているとき、
目的地なんていらないと思う。
浮かんだ言葉がとても綺麗で、
うれしい気持ちで書き始めていた。
早朝の時間の流れかたが綺麗
頭上では雲が迷子になっている
夕焼けの音色 瞳にのこるひと
夜の窓 自動販売機のひかり
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