あのときの写真みたいに笑いたい



僕はぼくの町を見ないで歩いてる



風に掻き消されても良かった言葉



月が居る 脳とか服の左側



この淡い色をそのま ....
入口と出口を外へ持ち出した


出口まで出会ったものを持っていく


一口には言えないことを口々に


思い出の中で出口を思い出す


入口で出くわしたのは自分だった

 ....
物心 コップの水が有限のようにも無限のようにも思った。



音なしで大人しいけど画面から騒々しさは想像できる。



歩くたび無数の宇宙を踏みつぶしている気がして、靴底の黒。
 ....
インターネットをハンモックにして寝る


数々のかすかな星と霞む月


i光年先のi年前を見る


楽しそうにぼくらの声が反射する
そのキャッチコピーをナイスキャッチした


名前より前からお前さんがいる


アニメオリジナルの髪色と口癖


たとえ忘れても亡くならない心


あの人の小説みたいに降った ....
暗くなる写真 笑顔のまま揺れた


きみが鳴らしたその一音のことを想う


空が青くてあなたが笑っている


忘れても この目を閉じても残る風
大晦日にだけ現れる道歩く


蜘蛛の巣につかまった風 ゆれている


雪がふる 時が止まったように白


窓ガラス あなたが星を描いただけ
透明な姿になってしまう前に、
好きだった景色をこの目に焼き付けておきたいと思った

一喜一憂の中に浮かぶ心
きみの記憶に降り積もっていく色彩
過ぎ去って風よりも透明になったもの

寒い夜 ....
梅雨明けの夜明けを歩くキリンさん


夕焼けい という 夕方の夜景


冬 古い物語風に風がふく


秋の果て 落ち葉のように優しい顔


深海のような深夜に探しもの
みなさんが癒されるようなツイートを してゆきてぇなぁ してゆきてえぇなぁ



いいね欄が動物画像ばかりの人には好感を持っちゃうんだよな



「尊い」と口にするみんなのことが尊いなっ ....
人ってことが僕というものの一要素に過ぎないように、
雨粒たちも、雨ってだけではないんだろうと思う。

木々を擬人化して考えるとき、
人も同時に木へ近づいて、人から少し離れていく。

人でい ....
生徒として徒に生きた 徒競走


空いた穴からきたハエがウエをとぶ


人知れず瞳は一人夢をみる


ねむりに落ちるときエレベーターになる


ずっと着てない洋服が不服そう
 ....
ドーナツを選んだ夏がなつかしい


深海が仄かな星のなかにある


ほんとうのこと カーテンは風に揺れ


虚数軸方向を見る虚ろな目


一生のお願い一緒に願いたい
知らない人を知ってる記号に置き換えて、たくさんの誰かを素通りした
誰かに自分が誤解されても、仕方がないと諦めたのは、
自分が相手を分かろうとしなかったからかもしれない
暗黙のルールを知れば知るほ ....
青春のなかに月日があるかんじ



三人の月日が春の月になる



煌々とかがやく高校 後光差す
目覚めたことを自覚してないときの目を不覚にも見られてしまった



生まれてから言葉を話すまでのあいだ、ぼくが見ていた知らない景色



ありさんが糖を運ぶの眺めてたから夕焼けは今でも ....
川柳と十七億年暮らしてる


おゆのゆめ あのゆめのあめ おゆのあめ


からっぽのペットボトルに影がある


きみが三十一音でうたってる


星空の色がしょうゆみたいに濃い
 ....
枯れた雨から話す 静かに丸く咲く
ゆれる空にその手を数えた
消え入りそうな声に止まるきみの鳥
見えない日々の月となつかしいベランダの地面にいる
カーテンは風になったみたい
「花粉症なんだよなぁ」と「花綺麗やな〜」が混在している心


ふいに来た鹿に驚いた鹿威しがカポーンと鳴って 鹿も驚く



力こそパワー
カこそモスキート
カ力こそモスキートパワー
 ....
この町を優しく照らす夕焼けも永遠ではない僕らといっしょ


僕の手はいつまでだって憶えてる夕陽みたいなあなたの体温


どこからかきこえるピアノにメロディを重ねるように口笛を吹く


 ....
日差しを浴びて余白が眩しかった



お日さまの香りが帰りを待っている



雨音に気持ちを急かされる信号



ひとびとの夕焼け走るバスの形



星空が曇ったガラス ....
踊れパレードを



皆した身だしなみ



良い宵。酔うよ、いよいよ。



う~思い出せない。
なぜだい もおーぅ!
あなたがうつむいた先にあった虹


きみの手を引いて歩いた世界線


永遠の愛が一瞬だけあった


夕焼けのあなたにあった時の色
たくさんの、色んな名前で呼び合った


シャボン玉はじけるように始まった


きみの明るさが羨ましかった日


とても遠い場所で優しく日が落ちる
風のようにたくさんの場所を通ってきたから
ぼくらの言葉に、風景が滲むことがある

暗くなっていく夕方や遠い電車の音に、あなたを思い出すのは
あなたの声が、その景色を映していたからなんだろう
 ....
きみの影で星がしずかに暮らしてる ときどきそっと光ってみせる



ないということには無という名があって あるものみたいに名前を呼べた



「覚えてる? 降水確率0%の日に0粒の雨が ....
ぬいぐるみ抱き締めてから諦める


きみの目のなかで言葉が揺れていた


日向と日蔭の境界線うごく


秋めいてすこし静かになった部屋
どこか違う場所へ行った、あなたのかつての言葉が、
僕の生活の中に、ときどき顔をのぞかせる
もう見れない、消えてしまったその言葉たちに、楽しい気持ちをもらったこと、
伝えられなかったけれど、
楽 ....
掛け算のように足し算のように、駆け抜ける足



玄関の眩しさに、なにか呟く玄人



夜の外には朝の月



目を瞑って、冥王星を見る



その日を記した日記、でか ....
あかいろのひかりの前で青を待つ

台風のような目をした日の光

夜が明けただけでこんなに明るい黄

夏の青空のゆめみたいに白い
水宮うみ(883)
タイトル カテゴリ Point 日付
月の裏側にある詩がほしいね川柳5*21/1/29 13:18
出入口川柳1*21/1/28 17:04
手紙が飛んだこと。短歌6*21/1/27 16:04
俺が眠ってるときだけ流れる星川柳3*21/1/24 19:01
オリジナル川柳4*21/1/19 18:48
浅瀬に残った川柳3*21/1/16 6:39
時を折る川柳3*21/1/12 9:31
浮遊憂いの目自由詩3*21/1/9 19:42
一粒のひと川柳3*21/1/6 9:09
ツイッたんか短歌5*21/1/4 18:18
擬雨擬木化自由詩7*20/12/31 22:55
ターミナルの夜空川柳3*20/12/26 22:07
三十一億年前の短歌川柳5*20/12/21 14:05
だまった自由詩4*20/12/18 10:49
青春川柳4*20/12/14 19:32
きみの詩がわたしの中で温かくひかったように短歌3*20/12/4 17:58
句集からシュークリームの匂いする川柳4*20/12/1 21:48
自由詩1*20/11/26 19:22
並んでるコーナー短歌1*20/11/23 20:00
短歌2*20/11/22 17:21
待っている川柳5*20/11/12 15:28
転回文章自由詩3*20/10/30 21:08
在るに会ったこと川柳2*20/10/28 11:07
たくさんの名前が世界にあって川柳2*20/10/19 14:35
記憶自由詩5*20/10/16 6:32
送る日々短歌3*20/10/7 11:20
あきらめる川柳1*20/10/6 12:36
ネット自由詩0*20/10/1 19:53
でかい字でかいた自由詩4*20/9/29 20:16
光の色川柳2*20/9/25 12:59

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