ジリジリジリジリ
おにきす
ヒリヒリヒリヒリ
涙
白波の果ての
ギリギリ
息が出来る
愛しい
青と透明のチューブ
青と透明の割合は
43:57
それでも
透明が
それ ....
ずっと考えてしまうなんて
まるで好きな人みたいじゃないか
思いの重さは一緒
やめよう
好きじゃない人のことを
あれこれ考えるのは
そう思っても
気づけばまた考えている
考えるな
....
○「勝てない」
天気には勝てない
人間が合わせるしかない
年には勝てない
これも人間が合わせるしかない
恐妻には勝てない
弱夫が合わせるしかない
○「矛盾」
矛盾には
言葉の矛盾 ....
涙だけ
こらえていれば
心など
無視していてもいい
あまりにも
深い
深い深いこころの奥にある剣を
ぎゅっ!
と握ってみたくなる
夕闇の家路
そしてあしたも朝になれ ....
華が人知れず馨る夜
星と風が生まれて、通り過ぎる。
星がいつも見つめているのは、
長く続いてる一本の道で
風がまだ心に抱いているのは、
雨の降りやんだばかりの道だ。
風の声と、 ....
昔の偉い人たちがあるべき姿
幸福について伝えてきたけど
見てごらん今の世の中を
戦争や犯罪
野心や欲望にいまだ満ちてる
知ってて知らないふりばかり
正しさってそんなに辛くて ....
人知れず風はどこかの雑木林を通りすぎる
どこかの雑木林の木洩れ日がひゃらひゃらとゆれる
人知れず私はささやく
小さな星の上で
花の香りを
人の笑顔を
一つの命を
人知れず思う
私が居な ....
私が心の中に抱いているもの
それは
宝物としての心
心次第で人は輝く顔つきを見せる
どんなところにあっても
向上の道は常に見える
自分で歩かなければ
一度生まれたからには
やってきたこ ....
玉を磨き続けた
さとりを得るために
心の中では信じ切れてはいなかった
いつかさとれると
しかし修業は嫌でも厳しい
かなりの難関の
障害を
クリアしてきた
いま目の前は晴れ
杞憂もなく ....
昨日思わなかったっけ?
あの人が好きだと
何千回も思った
涙があふれてくる
好きな気持ちで大人になれる
好きな仕事で大人になれる
時の流れがゆっくりになってきている
心に余裕が生まれ ....
心の内しんと平静なり 、
沈み込む時間の底
あちこちで言葉投げ合う
何ものか達の声 木霊して
過去に置いて来た断絶の涯てに
支え合う宙の奥行きの只々広がり
既定の時の流れと ....
おはよう!みんな元気?
朝がみんなに挨拶
一杯のコーヒーで始まる
私の朝
至福な幸せの始まり
エクササイズで整える
私の朝
身も心も軽やかな日の始まり
....
○「愛すること」
愛することも
学ばないと
愛することが
できない
憎むことも
学ばないと
憎むことが
できないように
自殺なんてね、する必要ないと思うよと医者の笑う
する必要があった人を考えるのが貴様の仕事だろう
実は動機も割れているのである、えぇ、君が殴った
医者当人もご存知なのである、えぇ、僕が ....
気がつけば一面の緑のなかで
途方にくれていた
どこから来て
どこへ行こうとしているのか
すでに熱を失って
剥製のように軽くなった
小鳥のむくろを
両の手に捧げている
はばたいて ....
トゲトゲが無くなるまで
話しかけよう
生きているから
いつか通じると信じて
サボテン
そばにいると癒される
トゲトゲだらけなのに
少しも嫌じゃない
サボテン
少しくらいサボろ ....
自称詩人すべてに対し
強制送還するという法案が
可決したことに
異議を唱える人はいないが
一応日本人だったりするので
何処に送るべきか議論がされている
一番の候補は北朝鮮で
日本社会党等 ....
朝に夕に顔を洗う。
丁寧に洗顔フォームで
頬骨から皮膚の感触
輪郭を辿りなぞりながら
額から顎まで塗り込む如く
顔と云うもの洗いながら
己が存在を自ら実感し意識し
これが俺か、 ....
なんか
毎日ハンバーグでもいい気がする
なんか
スーツって窮屈に感じる
なんか
人に優しくできる日がある
なんか
たまには水風呂でもいい気がする
なんか
いつまでも眠りたいと思う日が ....
神がいるかどうか
わたしには分からないけど
それに近いものが
あるような気がする
神というカタチがあるかどうか
わたしには見えないけど
それらしきものが
ある ....
地球は永遠の星だ
太陽に育まれ
月という伴侶もいる
子らは地表を覆い
海に棲みついて
愛を表現し合っている
だからこの地球は
人間の力で守らなければ
地球の子として
善も悪も行う ....
入道雲がもくもくと
夏の空
夏の空
誰か望まなかった人はいる?
永遠の幸福を
いま空に視界は届き
夏の雲が
なんでもないって
言っているよ
ずっと我慢し続けたね
解放される ....
本が来る
熱烈な片想いが成就するかのようで
子宮がゾワゾワする
浅い昨夜の眠り
今日あたり
恋しい本が来る
半眼で想う
(行ったことのない)スコットランドの風 ....
透けていくからだの
根っこのどこかで
何かが心を穿つ
目の前はかすむのです
小さな水槽の水草をちぎって
置き石の陰で横たわり
フロートガラスの壁に立ち上る
気泡をゆっ ....
お釈迦様
あなたの苦行の闘いは
必要でありました
瞑想巡らし
般若波羅蜜多を身につけられ
阿耨多羅三藐三菩提に至られた
すべての頂点に立つ人よ
あなたの入滅後
千年を過ぎ
末法の世に ....
無視かよ
どうして仕事を無視できる
無視かよ
これは何かのハラスメント
無視かよ
人の気持ちを不愉快にさせる
無視かよ
仕事しろよリモートで引きこもっていないで
無視かよ
できれば胸 ....
○「生きている」
生きている
生きている
みんなみな
生きている
父母も祖父母も
恩師も友達も
叔父叔母も
近所の人たちも
みんなみな
生きている
僕の心の中で
思い出とともに ....
蜃気楼
という名で呼ばれていた色街に
夜の虹が架かって照れていた
だれかのおはこが耳障りな雑音に聴こえ
ふと過去の
醜聞まみれの人生を想い出させる
夜のうわさばかりがまるで
....
給食の時間に落とした
わたしの唐揚げは
数十年も宇宙を漂っていた
「宇宙空間に謎の唐揚げが」
という報道で知った
写真を見ると確かに
あの日に落とした唐揚げと
同じ色と形をしてい ....
彼は、思う。
「俺は、生まれるべきではなかった」
と。
彼は、思う。
「俺は、被害者だ。大人になれないままの、未成熟者だ」
と。
俺は、思う。
「この男を責められる男が、どこにいよう」
....
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