距離感が悪く
誰もサポートに行かず
パスは繋がらず
コンパクトにブロックを敷けず
ラインが無駄に高く
フォアチェックは剥がされ
生じたギャップを埋める手立てはなく
ずるずる下がり続け
 ....
形見だったのか喰っちまった 前も後ろも悪くとらえる人だ  
昨日の私は、耐えるだけ

今日の私は、むせび泣き

でも、明日は笑ってやるの


 
ジョンレノンが歌った

目を閉じれば生きるのはたやすい
開いても見えるのは誤解ばかり

それでもいいと思うのだ

何も知らなくていい
観念ばかりが先走りするよりは

いま見えるもの ....
空想の翼と妄想の足枷
境はあっても壁はない
空と海のように

神学と罪状を彫刻された
流木は風と潮に運ばれる
翼もなければ鰭もない

時折 鳥が降りて来て憩い
流木の節くれだった目を ....
きみの夢見て目を覚まして

きみの名前だけ打ち込んで

朝カレーみたいに朝メール

新しい場所にひろがれ未来

叶わぬ夢をもう一度現実に

幸せ幸せまあるくおさまれ


おは ....
僕は見る 自分の手を
だけど この肉体には 誰もいない
指紋をじっと見ていた そして それを さすった
きっとこの手にあの人の肌を探した 
それは遠くにあったのかもしれない
空の彼方にあ ....
        ふりつみて
        漆黒のまつげの先に
        しんしんと
        どこかでだれか
        涙する
        まつげにつらら ....
いちじくは
花を 外に 開かない
いちじくは
内側に無数の花をつけ
やわはだの秘密を 隠し持つ


ある日
たったひとつの いちじくの実に
たった一匹の 蜂が来た
 ....
「灯火」

灯火を覆う手に力を込める

辛くても苦しくてもこの手は離さない

自分で吹き消す勇気なんて勇気じゃないんだ

この灯火を必要としてる人が必ずいるのだから・・・



 ....
一昔前ならそれは

半端なベテランの強がりで


一歩翻って反省すれば



がちゃがちゃ

ぶかぶか

若い人は若い人なりに


すげー面白い ....
  こんな寒い冬の日には
  錆びかけた薬缶に水をいれて
  ストーブのうえに置いておこう



  けさ、空気はするどく冷たく尖っていた
  鳥の声はぴんと張られた針金のようだ ....
僕の<ありがとう>に
羽がはえて
僕の<あり蛾とう>が
飛んでいく

特製オムライスを作っている
君の左肩にふんわり
とまると思いきや
君の脇腹をつまんで
帰還する

<最近 ....
おしまいを
覚えさせたのは あたし
おしまいですか?
そんならしかたないですね、と
ちらり 上目づかいで見上げたって
もう おしまいだよ
これは
さいごのおしまい

おしまいがなかっ ....
部屋の電気は消してしまって

まっくらで物静かな夜

十一月はひたひたと

毛布の重みと共にやってきた


手は繋いだままで

寝息の輪唱を続けた

手のひらの温かさだけ
 ....
秋の夕暮れ
床に漂う冷気に足を漬け
おとこひとりタマネギを剥く

まな板に乗せ 包丁を持ち
玉ねぎの白い肌が 
病床の妻に重なって
ためらったおとこから
逃げたタマネギ

床から拾 ....
ケンタッキー・フライド・チキンの
パーティーバーレルを
一度だけ買ったことがある

当時、随分と年上のキャバ嬢と
知り合いになって
嬢の勤めているススキノの店
10分900円のセクシーキ ....
朝の忙しい時間に入る前に
外に沢山の雪が降り積もると

暗い時間から起きた妻が独り
除雪の作業をする
それは
ぎっくり腰以来
腰の具合が悪い
ボクの為なのかもしれないが

真意は解 ....
「早く寝てね」のメールで起きた 土踏まずの深い足裏で
たわわに熟した葡萄を踏みつぶす
たちどころに
赤紫の液体が
{ルビ箍=たが}で締められた
大きなたらいの中でほとばしる
秋の森は
少年と少女の息遣いで色づき
どこ ....
       なんと醜いものだろう
       ただの肉塊であったなら
       赦されたものを
       このなかには
       潜み蠢くものがある
       ....
         温かなみそ汁が
         食べたい
         薄い短冊の大根が浮かんだ
         真夜中のそれは
         少ししょっぱいだろ ....
みんなにさよならを言ってまわって
疲れて帰ってベッドにもぐる
時刻なんてわからない
黄昏だったか真っ暗だったか
なぁんにもわからない
ここはわたしだけの場所
やっとたどり着いた
今日の日 ....
夏の空気に寄って立つ 少女はあざみの花
かな文字で記した遺書のような視線が
日焼けした少年のまだ皺のない心のすみに
紅い糸を縫い付けることは終になかった
四季が幾つ廻ろうと心の真中が憶えている ....
アズーリに塗り固められた一軒家
この家の長男は
原稿用紙を与えられると
原稿用紙に
“この物語は”という書き出しから書き始めて
“物語”という単語のそのものの蘊蓄などを書き連ねてしまって
 ....
はかなげな羽が降りてくるようにシダーウッドの練り香の夜

素のままの足先冷えるにまかぜては南瓜の裏ごしなんかしてみる

面取りの支度を終えた大根の白さに嫉妬 そうゆうをんな

忘れたり思い ....
何故、涙が出てくるのだろう

僕は今、何の理由も感情もない涙を

ひたすら流す

人生が寂しかったり寂しくなかったり

人から嫌われたり、好かれたり

夢を持ったり、誰かに幻滅した ....
それは柔らかな矢印
ipodのイヤホンの片方は
彼女の耳へ繋がっていた
繋がるということは
繋がれるということとは違う
繋がるということは
ほんの一点で
存在を確かめあえること

僕 ....
チェス盤の上に立っている僕は

ポーン、哀れな駒。

号令が響くたび一歩前へ出る。

白を踏むたび孤独が深まり

黒を踏むたび恐怖が増す

可哀相なポーン、それが僕ら。

 ....
Lucyさんのおすすめリスト(6459)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
チャント- 粉末自由詩5*13-11-4
形見だったのか喰っちまった- 北大路京 ...自由詩513-11-3
前も後ろも悪くとらえる人だ- 北大路京 ...自由詩313-11-3
明日は- 殿上 童自由詩16*13-11-3
苺畑のきのう今日- 梅昆布茶自由詩1413-11-3
空と海のように- ただのみ ...自由詩32*13-11-3
きみの夢見て- 吉岡ペペ ...自由詩713-11-3
手に残された口づけ- 番田 自由詩113-11-3
眠りのなかに- 石田とわ自由詩13*13-11-3
いちず- るるりら自由詩22*13-11-2
「命」2題__〜四つの行詩より〜- 龍九音自由詩3*13-11-2
昔ほど詩も漫才も心を撃たない- TAT自由詩413-11-2
いとしさ- 草野春心自由詩913-11-2
<ありがとう>- nonya自由詩25*13-11-2
【おしまい】_詩人サークル「群青」10月の課題「無」から- そらの珊 ...自由詩14*13-11-2
手は繋いだままで- 中村 く ...自由詩5*13-11-2
玉ねぎの涙- イナエ自由詩10*13-11-2
クリスマス前のこと- 板谷みき ...自由詩8*13-11-2
伝えられない本当のこと_- 板谷みき ...自由詩5*13-11-2
「早く寝てね」のメールで起きた- 北大路京 ...自由詩813-11-1
葡萄酒- そらの珊 ...自由詩19*13-11-1
わたしのなかの- 石田とわ自由詩14*13-11-1
しょっぱさのなかで- 石田とわ自由詩8*13-11-1
カップ麺生活少女- もっぷ自由詩14*13-10-31
初恋- ただのみ ...自由詩20*13-10-30
ファミリアゾーン- ゴースト ...自由詩6*13-10-30
イノセント- そらの珊 ...短歌1013-10-30
小鳥のように- yamadahifumi自由詩213-10-30
柔らかな矢印- そらの珊 ...自由詩813-10-30
マリーアントワネット- 月形半分 ...自由詩513-10-30

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