自己愛に溺れ
生の卵を糧に
真っ白く継ぎ目の無い美しい理性

透かして見える血の筋の
隠し切れない本能
というすべて
を知って
私たちは人肌を保つのです
生まれてくる場所は
ヒナ ....
着床にも降りる雪の塩梅があるだろうか、ぼくから共有を剥いだ残りがぼくだとして、小さく息を潜めていたよフェミニン、ぼくは遺伝子と膝を交えて話したい、欠陥を謝りたい、のべつ幕なしか押し黙るのか日本語では表 .... なにかを間違えているような気がして

ふいに立ち止まって振り返ったが

もちろん答えなど落ちていない

ただなんとなく

なにかを間違えているんだという気配が

点々と足跡のよ ....
友といさかい冷えた心で乗った電車
開いたドアからはいりこんだ冬の風が
通り抜けていく

二・三歳の男の子を連れた若い女が
隣にすわり 子を膝に乗せる

子の足がずれて
座席のあかいビロ ....
今宵は音のない水槽の中
静寂に沈める鼓動
四方を水で囲まれた国
100まで数えて
泡をふく

あれ
遠雷がきこえる
こんな静かな夜のはずが
地平線の向こうは昼
昼と言っても暗い ....
(この手が壊す為にしかないと言うのなら従うよ,
愛しいおまえの望みを叶える為に.


人が定義した“醜いもの”
それは悪魔だ疫病神だと
まことしやかに吹聴している
血の流れない戦争を繰り ....
帰りたい
家にいるのに帰りたい
どこかに早く帰りたいと
いつかからか、思ってた
いつの日からか、思ってた
長く長くかかった疑問
ずっとくすぶってた感情
その答えに

僕は
さっき
 ....
エンディング月
シェリー酒にどっぷり浸かった午後3時
頭の中でひしゃげた低気圧なカレ
にょろん
耳から抜き出し
42℃の風呂にいっしょに入る
ぷちん
弾け
「おはよう」
大きく延 ....
とんとんとんとん
すり鉢で

ぐるぐるぐるぐる
潰して

がしがしがしがし
裏ごしまでする

 上手にごっくん出来るように
 私はこの愛情を楽しんでいる
 
 食事と愛情

 ....
胸に巣食った小さな影が
あなたの時を刻み続ける
砂時計のオリフィスを
いつの間にか歪めていたのかもしれないと
あなた自身が気づいてから
あなたはきっと違う風景を見ている

そう、残酷な告 ....
綺麗かねぇ

見てみてん

ドヨンとした曇り空の隙間から
チョコっと朝陽が見えよるよ

ほら
見てみてん


綺麗かろぉ
ダイオウイカもクジラも
大きなものが傷付き
浜に打ち上げられている

私たちの乗る小さな船はどうだ
豪華な客室はすべて金持ちのもの
貧しいものはみな
薄暗い船底の食料庫で空な目をして ....
そうして物語の行間
壊れた時計から逃げ出せない二人は
互いの体臭を帯びた愛の上澄みのやるせなさが
ゆっくりと肺を満たし魚に変わるまでの昼と夜を
ナイフのような耳で削りながら冷たく灯していた
 ....
空から雫が降ってくる
そんな日がすきだ
同じものがからだのなかにある

こわれた玩具の痛みをしらない街に棲む
風に翻って反転する記憶の陰翳を編む

この電話も壊れてるんだ
だから意味を ....
というわけでわたしは最近
今までにない集中力と戦力をあわせ持ち
真面目なうんこを辞めて
柔軟なうんことして
戦うことを
ここに誓います。
貴方の皮膚を通して
内臓の間から
みえてくる
景色がある

物語のある景色が溢れ出す

その景色を
私は綺麗だと思う

貴方でさえきずいていない
太古の景色だったり
コタツの中 ....
一人暮らしの私の家に
奇妙な動物が紛れ込んできた
害はなさそうなので
飼うことにした
白くて丸くて
わりと愛嬌がある
たてがみは赤く
瞳はつぶら
私は日中この動物を
なでて
だきあ ....
昇進の日に丸いものを食べてはいけない。あるいは、昇進の日には誰にも挨拶してはいけない。私が通勤していると、電車の中で誰かが「昇進」と呟いた。するとその呟きはたちまちに感染していき、通勤電車 .... {引用=
八雲から落ちてくる
天粒を集めて
もう一度そのか弱い胸に
小さな灯が点れば
ワダツミへの道は開く

ココロの消えた後にも
美しいタマシヒは残るから

(Wa

古い名 ....
学校で
話しちゃダメよ
うちでどんな
新聞とってるかなんて

話しちゃダメよ
お父さんとお母さんが
どこの党に投票したかなんて

どうしてお母さん
戦争は人が殺されるから
反対っ ....
誰かを責めることは
何かを為すことではないと
知っていながら
思っていながら
それでも
こんなにも難しい
ここでは
わたしには

まだらの夜に一声
鳥が鳴いた
かじかんだ足が
 ....
陽の当たらない玄関の
下駄箱の上に置かれたガラスの水槽
その中に金魚が一匹 

夏の宵
太鼓の音や提灯に囲まれた広場の
入り口で掬い取られて 
運ばれてきた

  たくさんの兄弟と泳 ....
水平線にハサミをいれる

入道雲との境に沿って丁寧に

ヨットの帆まで巻き込まないように気をつけながら

チョキチョキと切り進めるけど

水平線はどこまでも続いているから

ど ....
喉はがらがら
飽くなき渇望


砂漠の真ん中
見通しのない
手探りの日常


旅をしている
目的のない旅をしている
目標のない旅をしている
目次のない物語の中

悪 ....
コンビニを出ると
タクシーに ひかれそうになる
青い光だ
熱のない

遠い大地で
祝福されたその光に
私は
音もなく追われてる

ふと
私はあなたを想う
強い光だ
だけど
 ....
世界は敵意と悪意で充ちている
暗黒の嘴で抉り喰われる民族とは 何か?
殺戮と暴力と攻撃が融和を汚辱する
固執する差別が残忍な狂気を産み
権力という傲慢の手袋を嵌めて扼殺を繰り返す
憎悪の布に ....
第1の矢を放ちました。
大胆な金融政策でした。
金融を緩和しました。
異次元レベルで緩和しました。
円高を是正しました。
円安が進みました。
株高が進みました。
輸出の後押しにつなが ....
私の一票には見えない血が滲んでいて
そのまま死んでしまうのかもしれない

それでも私は貴方の名前を書いて
見向きされない片想いにも似た
愛の告白をする
貴方は私の名前すら知らない

 ....
年を追うごとに減る投稿はあたりまえで、書きつつもこれまで書き溜めた作品を出し続けたから、もうほとんど出せる過去作は残っていない。
前に読んだ石田衣良さんの記事の中に「自分のもっている作品(ストック) ....
言葉がどこまでも走りつづけるから、後ろ姿さえみえなくなった。
いつものことである。
いつも言葉は吸収される。
多くの縊死がそうであるように、死のまえに言葉は無力だ。
けんめい、という汗をかいて ....
Lucyさんのおすすめリスト(6459)
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羽織- 衣 ミコ自由詩414-12-16
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詩の種- 乾 加津 ...散文(批評 ...6*14-12-13
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