夜の芝生で
  いるかは一度だけ跳ねた
  手に拾えそうなほどの光が今日、
  とおくの月やら星やら町やら、そんなものから
  迷いこんできていたから、けれども
  そのなかを泳 ....
 
過去は逆立ちしたってかわんねー

でも、未来はどうだ?

今しだいじゃねーのか



 
黒い視線がデッサンを始める

 その前に

匂やか印象だけを舌先に灯し

  駆け引き

{ルビ張子=はりこ}のロマンス欲情田舎芝居

   止まずに

降り続く冷たい天使の死 ....
テロリズムの定義を歪めた
罪を意識しない国家体制は
ここに確立されてしまった

国家の行う恐怖による
人心支配が正当化された

テロ「恐怖」とそれを行使する
国家体制が承認されたのだ
 ....
経済的な理由から
全て「ジャンク」だった
クズとされるその部品を寄せ集め

これまたお笑いな筐体に
ガラス張りの天板のテーブルだよ

ちゃぶ台君と名づけたそれは
今日も私のパートナーだ ....
騙される楽しみも
必要だと感じている

本当を知る時に
シニカルな顔面の
崩壊が起きるからだ

それは許す事と
同時に起きる
好ましい物ではありません
けれども知覚を豊かにしてくれ ....
死んでいる系のぼくらは
テレビを見ない
酒を飲まない
声を出さない
夏なのに
長袖のジャンパーを着ている
手にはいつも、
iPhoneを持って。
スライドする指だけ ....
 彼は詩人を
 気取る者

 内なる黄金を仄めかす
 持たざる者の、負け惜しみ

 だが
 言葉の剣が錆びついて
 振り回す手つきも憶つかず
 悪戯に、心の生傷を
 増やすだけ
 ....
無傷で帰ってきやがって、と
言われるのだろうな、あの世で。
いや、神様は上品だから
無傷で帰っていらっしゃるなんて、と
やんわりと非難されるかもしれない
かすり傷ひとつあれば
神様は黙って ....
夕暮れ時の喫茶店に
here comes the sunが流れた

気が付くと僕は
後期ビートルズの力関係について
とりわけジョージ・ハリスンの台頭について
熱心に解説していた

静か ....
{画像=140907093944.jpg}




近頃、羊歯が気になっている
名も無い羊歯になりたい!?


小さな森に入ると
足元にあって
手を伸ばしている
くるりと丸まっ ....
遠近法が麻痺した囚われの眼(まなこ)を
墜ちるのを怖れた誤読の盲人たちが崇める
しんなりとした粘性の絨毯は織り上げる程
未来を消し去り 響きを失った時空に
拡がっている 奇妙な、奇妙な諧調
 ....
あなたについて
私が見たもの聞いたもの、感触、熱、味
ぜんぶ
私の中に入れて蓋をする

逃げ出そうとされて嘔吐感がこみ上げるけれど
音を立てて飲み下し腹におさめ
唇を閉じたままニィと微笑 ....
   待宵の支度を重ねながら粋に古を覗く上向きに
   女の割合の多い その丸い姿に時に 男にも見える

   只の円

   人々に想いを凭れ拝まれ馳せられ 逃げたまま

 ....
飲み干したラムネ瓶から玉とれず入道雲がひたすら白い 木漏れ日から、ふと宇宙を直観するような時がある。
それとよく似た体験を、―― 作者としてコメントを受けたとき
作品を見直しながら、ふと―― していることがある。
そんな時は、たいてい、その作品と ....
どうやら今日が
最終回みたい

僕の君の
君の僕の

泣いたし
笑った

いい出会いだった

まあまあの
短編小説だった

影がながあく伸びてゆく

はやく列車に飛び乗 ....
グーグルアースのそこに眠る街の火が見える
かそけき線だ、名づけ親たちはみな
後悔している
野について知らず、またあなたについて知ろうとしない

生っぽい白いシーツが夕暮れても
なぜか不完成 ....
はて?

住宅地の細い道
前から来た黒いセダンの
ドライバーが微笑みながら軽い会釈
反射的に会釈を返したが 
ちらっと見えた横顔には見覚えがない
目で追った車は角を曲がって 
その先は ....
別れ話に嘘発見器動いてくれない  綴じられた手紙の様に
 君の心を読むことができない

 それを
 どうしても知りたい

 僕のことを
 どう思っているのか

 今、自分が
 ごつごつした
 隕石に変身して
 ....
木造家屋解体
それは危険な現場だ
当然ながら周囲と現場を隔絶する
そして作業は始まる

まずは上からだ
瓦をはいで投げる
ポイポイと
深箱と形容される荷台に

梁と横木に乗っていな ....
ちいさなちいさなかっぱちゃん

あめふりあめふりだいすきさ

かっぱだからあめもみずもへいちゃら

おおきなおいけをぴしゃんぱしゃん

ぼくはおいけのかいじゅうだ

おそらのくもも ....
いつかもここへ座って空気を吸っていた
ななめに流れる道路、さかりをすぎたさるすべり
ひらかれた場所に座ってみわたせば
蒸発するいくつもの過去
【また きます】


「雨が降り始めましたから
みなさん もう いそいで 降りてください」
と云われて 震えた
そういわれて わたしは いそいで 
その場を離れてしまった

ほんとう ....
育てた罪を持って市場へ行った
飢えていたから金が
欲しかったのだ
金があれば食える
食えば生きていける動物に
僕はなりたいのだ


老練な仲買人は言った
自分で育てた罪なんか
売り ....
HONEONNA (骨女)


わたしの肩甲骨を
あなたの冷たい指先が
抱き寄せると

わたしの胸骨は
哀しく軋んで
あなたの裏切りを覚った

わたしの鎖骨を
あなたの嘘が ....
郊外上空/

図書館からコンビニまで
君の言葉が消費される
ビルの屋上では詩集が燃やされる
もう、僕は、
自分を疑っているんだ。
響きまくる音、音、音、
あらゆる音が郊外上空を支配する ....
今日は町内会の清掃活動日
今日は春のウオーキング大会最終日

近所のかみさんたちが
雑草刈りしている

 あいさつはしないほがいいな
  気付かれないように行った方がいいな

か ....
さよなら さよなら
季節は足早に過ぎ去って行く
あの頃の思い出も見上げた空の色も
今では遙か黄昏の彼方に

黄昏よ
いつの日もおまえはそばにいてくれたね
どんな時もその光に包まれれば
 ....
Lucyさんのおすすめリスト(6459)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜の芝生- 草野春心自由詩714-9-7
未来- 殿上 童自由詩20*14-9-7
たばこを吹かす女- ただのみ ...自由詩19*14-9-7
アメリカの罪と罰- ドクダミ ...自由詩414-9-7
もう選択肢は少ない- ドクダミ ...自由詩214-9-7
たまには- ドクダミ ...自由詩714-9-7
『iPhone』- あおい満 ...自由詩914-9-7
立ち止まる子供- まーつん自由詩10*14-9-7
神様の言い分- りす自由詩4+*14-9-7
夕日- やまうち ...自由詩3*14-9-7
羊歯(シダ)になろう_/_丸まった指先を宙(ソラ)へ伸ばすん ...- beebee自由詩23*14-9-7
Gの上空- ハァモニ ...自由詩3*14-9-7
「蓋をする」- 桐ヶ谷忍自由詩11*14-9-6
待宵- 朝焼彩茜 ...自由詩11*14-9-6
飲み干したラムネ瓶から玉とれず入道雲がひたすら白い- 北大路京 ...短歌1414-9-6
続・きみの言語- ハァモニ ...自由詩4*14-9-6
最終回- やまうち ...自由詩114-9-6
かぼそいしむなしい- 平井容子自由詩714-9-6
はて?- イナエ自由詩9*14-9-6
別れ話に嘘発見器動いてくれない- 北大路京 ...自由詩514-9-5
ただの女- まーつん自由詩12*14-9-5
空飛ぶねずちゅう- ドクダミ ...自由詩414-9-5
かっぱちゃん- ただのみ ...自由詩16*14-9-4
蒸発- はるな自由詩614-9-4
住う寝る所_二編- るるりら自由詩27*14-9-4
罪を売る- りす自由詩20*14-9-4
百鬼繚乱_<_2_>- nonya自由詩25*14-9-3
4つに切れてる現代詩- 左屋百色自由詩13*14-9-3
何となく後ろめたい時- イナエ自由詩15*14-9-3
黄昏よ- 未有花自由詩20+*14-9-3

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