すべてのおすすめ
「うまいこと大文字山描けてるね」ヒトデなのだが大の字とする 収入のほぼ10割がドングリで「ドングリ払い」出来ぬと辛い スーパーに
ラミーがおって
バッカスも
いると愈々
冬だと思う
「好きでした」一行の手紙が時を止め君が綺麗な声で泣く春



きみの乗るスクーターにはあの頃のセピアの記憶をまだ積んでいる




弓なりに背を反りかえし喘いだらダメだとわかって ....
労働と眠りをたして何日か
掛けたら給料がもらえる けど

むなしくて頭の中を流れだす
『働く男』『すばらしい日々』

なぜかなぁ吉高由里子のドラマで
ナミダしたのは観てしまうのは

 ....
{ルビ開=あ}き切った青の深みに呼ばれたか秋津は震えて空に溶けた


梯子を失くした煙が人のふりをして野山をうろついている


透けたくびれには永遠も一瞬もないただ砂の囁きだけ


 ....
翅を欠く揚羽と並び歩く道白磁と見紛う骨の白さ


すずやかな朝にまどろむ娘たち夏の火照りを蓄えたまま


安全も安心も不安あっての約束手形不渡りもある

今朝はまだ世間の目には止まらな ....
平凡な人生がいい年収は1000万で妻は美人で 苦しいが
きつく
やばいが
深奥に
売り渡せない
もんがあるんさ
 .... 夕闇に溶けてゆくまでほおずきは小さな庭を灯すままごと

窓際にほおずき掲げ猫を待つおまえはどこに行ったのだろう

ぴりぴりと外を破れば顔を出すほおずきの内はト或る秘め事

昨日より幸せにな ....
月の砂漠のベンチにも誰かが座った体温がある

明るい雨が降る砂漠一輪の誰かの薔薇になりたかった

ダイヤルが周波数を捕まえて指に伝わるピアノ・ソナタ

近くまで来たからちょっと寄ってみたア ....
デパートの地下に積まれた状態で白い光があたるからあげ


おじさんががっつりマウントポジションでつくしが生えてくるのをみてる


まよなかに鍵のかからない子供部屋でできる遊びを知ってい ....
塩水をときおり吐いてみたりする夜に閉じてる眼は二枚貝

塩辛いこの世を生きて行く{ルビ眼=まなこ}せめてゴーグル装着させて

全力で見てくる犬の眼ぢからはやさしく射抜くチョコレート製

目 ....
なめると息がすこし透き通るのが夏なら冬はなんなのだろう。きみの肌、しろくて少し怖かった。わたしたちのセックスは不定形、終わることをわかっていながら望むことは、わかってて驚くドッキリみたい。ねえ起きて。 .... 夕方にカレーの匂いをもらすほどボロい家屋に棲んでいたよね


キャラメルの紙の折り目の白ずんだところを銀河Aとしてみる


吐く息が重なるだけで君の顔ぼやけてた 厳冬の壁ドン


み ....
さよならを告げた記憶はないけれど自転車はもう錆びついていた

お返事を書くか書かぬか迷ってるヤギはいくぶんヒツジに似てる

降り注ぐ光のすべてうけとめるここはあまりに硝子張りです

みなぞ ....
おれは予告してた何もかも、っていう人はさみしいだけなんだって言われてからときどききみに征服されに行く

わたしはイクラから産まれたイルカだ、松明がないと松明がないときみにあえない

き ....
きみの時をおもうときそれは高速でときどき届いてわんって鳴るよ

わたしはさわれる展示物よく動く指を持ってるきみの恋人

ultraを辞書では引いたことがないわたしのものだうるとらちょー ....
たいようがうしろからぼくをてらしかげをふんであるく
   しんぞうがとまりそうになるくらいきみがすきだ

じんせいのおわりからぼくをならべいんをふんでしのぐ
   ないぞうがひっくりかえっても ....
オリンピック前日譚の日々にいて夏の電話は手汗がひどい


いきるために踊ったりしている人がラジオで話すとりあえずくしゃみを我慢する


地下鉄の出口にあつまる虫の写メあなたに送れば日記 ....
ぼくじゃないオトコの臭い吹き飛ばす扇風機さえ首を振らない ヤキモチとチーズケーキを焼きながら生き抜く自分を肯定してやる 嘘をつくたびに身長高くなる酸素薄くて息が苦しい 気休めな水に放てば金魚らはひと夏きりの命を泳ぐ

六月に不似合いなほど晴れていて昨日の雨がわたしを映す

透明な花瓶の中で紫陽花の茎の模様が屈折してる

雨か汗滴り落ちて黒く染み黒いTシャ ....
(この夢に栞を挟んでおけるならまた会えるのに)おはよう小鳥 縄ならば千切れぬだろうこの赤が糸であるのはせめてもの誠意 ハスの葉を 軽がる移動 ヨシの中 忍者ヨシゴイ 葉隠れの術  吐いたのは血ではないですジュースです傷には唾をつけておきます 恋文の紙飛行機がゆっくりと春のカケラを集めて進む
Lucyさんの短歌おすすめリスト(115)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「うまいこと大文字山描けてるね」ヒトデなのだが大の字とする- 北大路京 ...短歌221-1-22
収入のほぼ10割がドングリで「ドングリ払い」出来ぬと辛い- 北大路京 ...短歌621-1-22
スーパー- TAT短歌3*20-11-21
さまざまな世界で鴉が鳴いている- 秋葉竹短歌820-3-27
労働と眠り- Wasabi 短歌320-3-26
まねごと――喪失目録- ただのみ ...短歌3*19-9-14
まねごと――やすらかに老いる町- ただのみ ...短歌3*19-9-7
平凡な人生がいい年収は1000万で妻は美人で- 北大路京 ...短歌218-4-10
くるしいがき- TAT短歌218-2-21
タイトルを短- TAT短歌1*18-2-18
ほおずきざんまい- そらの珊 ...短歌5*17-10-12
風と旅する- そらの珊 ...短歌717-5-17
ゴキブリホイホイみたいなかたちの- さわ田マ ...短歌417-3-4
まな子- そらの珊 ...短歌8*17-2-17
にゃーんぱら- 初谷むい短歌717-1-11
光る惑星プロジェクト- さわ田マ ...短歌1116-12-2
さよなら、自転車- そらの珊 ...短歌11*16-11-14
きみが御曹司とか宇宙の規律でも- 初谷むい短歌116-10-15
きみの時間、感染はねん膜のように可憐だ- 初谷むい短歌416-10-15
ひらがな短歌__試作1- 梅昆布茶短歌416-9-1
オリンピック前夜- 初谷むい短歌416-7-30
ぼくじゃないオトコの臭い吹き飛ばす扇風機さえ首を振らない- 北大路京 ...短歌116-7-30
ヤキモチとチーズケーキを焼きながら生き抜く自分を肯定してやる- 北大路京 ...短歌316-7-4
嘘をつくたびに身長高くなる酸素薄くて息が苦しい- 北大路京 ...短歌216-6-28
青いプールの昨日のさざ波- そらの珊 ...短歌12*16-6-24
おはよう_*- もっぷ短歌316-6-16
縄ならば千切れぬだろうこの赤が糸であるのはせめてもの誠意- フユナ短歌116-6-13
ヨシゴイ- st短歌2*16-6-4
吐いたのは血ではないですジュースです傷には唾をつけておきます- 北大路京 ...短歌116-5-19
恋文の紙飛行機がゆっくりと春のカケラを集めて進む- 北大路京 ...短歌316-5-9

Home 次へ
1 2 3 4