おまえらがつねに嫌いです
ネイル先で彼氏の蓋をはじきとばしたり、
車両の揺れに合わせ欲情を波打たせる性癖などを飾られても、なんの興味も沸かない
(そうやっていつも、わざわざ口にする
(ヒトは青 ....
震災関連番組を見ている
私の背中に
六歳の娘が不意に覆い被さってくる

今朝思い切り叱られて
「ママなんか大嫌い」と
涙を溜めた目で私を睨みつけていた娘が
「ママ、大好き」と言いながら
 ....
こうしたらひとはこうなる

あのひとは分かっててそれをする

その残忍をぼくもさいご真似てみた

それぐらい体も心も疲れていた

きっと命が汚れていた

鼻をかむように

ぼく ....
わたしが恋をしたのは、4年いっしょにいたひとだった。
らぶりーできゅーとなえがおでいつだって、こっちに笑いかけていた。
ずっとずっといっしょだって、ちかったわけじゃない、けど、
そうなるんだって ....
風のつよい日
からだたちは直立してなびかない

たくさんの
「愛している」たちが汚れている
雑音に足を濡らして

からだたちはやっと
死ぬことにした
それでしか乾く術がないの ....
 
 
眠れない羊が 
僕の数を数えている  
僕が一人、
僕が二人、
僕が三人、 
僕は増え続ける
ため息のように鳴いて
羊は順序良く
僕を整列させる
そのようにして夜は明け
 ....
 ある、は動詞で
 ない、は形容詞

 おもしろいっすよねおもしろくないっすか
 在ったら動いて
 なかったら形になるなんて

 いっぱしのブンガク青年を気取る
 ぼくの話を聞きな ....
小学生ぐらいの子供に

軽くおっちゃんと呼ばれる

私は年齢的にも充分おっちゃんの部類に入るのだが

おっちゃんは元々から

そうプラモデルのように

細部に至るまで

おっち ....
近くなるほど大きくなって
遠くなるほど小さくなって

思い出は等身大で
現実もまた等身大で

思い出の中に、
思い出の自分はピタリはまる一片の欠片

現実の中に、
現実の自分はピタ ....
日が落ちたら
手をつないで出かけよう
この世のきれいなものはみんなだれかのもの
まだだれのものにもなっていない一日を
この世でいちばんさいしょにみて
それを宝物みたいに抱いて別れよう
 ....
遮断機が降りてじっと待つ

ここの踏切は駅の近くだから

電車はゆっくり通り過ぎるので

だいぶん待たされる

踏切の向こうにいる人もじっと待つ

がたんごとん

のろりそろり ....
空を見上げる
あなたの隣で
わたしは
深い海に沈んでいく

夢を語る
あなたの声を聴きながら
止めどなく
涙を流している

相容れない
対極の感情がある

二分化した心は
 ....
鉛色の空に佇む
影法師がひとつ
アスファルトに落ちる
希薄な空気を呼吸をして
吐く血痰

地べたを這う風に
ゆらゆらと揺らめいて
逃げ込める隙間を探している

瑕疵な魂は
誰にも ....
村上春樹ではない僕の風の詩を描こうと思った

ラヴェルのモダンなピアノ曲を聴きながら風を思った
風は自由だ
あくせくしないし

僕たちは単純に生きる事を学べるのではないだろうか
ゆるやか ....
夜でもない朝でもない

真昼が俺にはお似合いだ

納屋の小麦を盗み喰う
そんな手口もいたについて

俺は名無しのガスパール
尖った爪で花を摘み
あの娘の窓辺に飾るのさ

誰ともし ....
回収する気のない伏線を張る 人気者が勝つ仕組み ハリセンで突く 化粧落として見知らぬ人に化けた女房を口説く夜 恋の病と連投続き悪霊憑依でかたおもい よみちに
しかが
にひき
つったっていて
ひきそうになったけど
ひかなかった

どうぶつが
にひき
たっているのは
めおと
たぶん
でも
なんか
めおととか
やめとけばい ....
それはあなたの不在より

戻ってくる沈黙が

のしかかるあいだ

かくも連ねて

欲望のあいうえおの全貌から
「ん」でふんばってる「人」よ

みえる領域に

何云うつもりないなんて
何云 ....
朝起きてカーテンを開けたら、陽が差してる。
パンを食べて、コーヒーを飲む。
スーツに着替えて、会社にいく。
メールチェックをする。返信する。
技術資料を作る。
同僚と談笑する。
昼ごはんを ....
大きな地震がありました

とんでもない津波がありました

爆発して放射性物質が飛びちりました

自然もにんげんがつくったものも

にんげんも

こころの行き場に無関心でした

 ....
 
 
どうもよくわからないのは、これ見よがしに、被災地の追悼式に来ました、とか言ってる連中。まだなにがあるかわからないんだから、そんなに被災地に人が集まっちゃったら、またたまたま大地震がきた時に ....
ゴツゴツした大きな悲しみ
それがあなた
そばに転がっている
小さなカクカクしたのが
私の小さな悲しみ

目をつぶれば
押し潰されそうになってる
だから怖くて
目をいつまでも見開いてる ....
 
 
小銭を持って忍び込む
生臭い二つの身体で

薄汚れた僕らの下着は
日々の生の慎ましやかな残渣
死に対するささやかな抵抗

乾燥機をかけよう
余計な水分が
涙にならないよう ....
 そう遠くない昔
 高知県の海岸には
 遠洋漁業で命を張ったお父やんたちが
 子どもの土産にと連れ去って帰った
 ペンギンが
 うろうろしていたそうだ
 すぐに飽きられ捨てられて
 浜に ....
{引用=
春は、阿修羅の使い
むごたらしく やすらかな眠りをさまたげる



         *


 誰もが
ぬくもりの休息の時に、永遠をしらず
蠢きだす
 

 けし ....
ざんどのしょりはすすんでいますか
じょせんのじっしはすすんでいますか

拝啓
最近とんとお話を聞かなくなりましたが、
ざんどさんお元気ですか
ほうしゃせんさんお元気ですか

東日本にば ....
Lucyさんのおすすめリスト(6459)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
どうしてもそれをみずの色だなんて言いたくない- ゼンメツ自由詩1413-3-16
二千十三年三月十一日に- 夏美かを ...自由詩27+*13-3-15
鼻をかむように- 吉岡ペペ ...自由詩113-3-14
4年いっしょにいたひとへ- 御飯でき ...自由詩3*13-3-14
からだたち- はるな自由詩513-3-13
出航する朝- たもつ自由詩613-3-13
動詞と形容詞の問題- 平瀬たか ...自由詩7*13-3-13
昭和式おっちゃん- 灰泥軽茶自由詩7*13-3-13
流れ、流れて- カルメン ...自由詩3*13-3-13
宝物- はるな自由詩813-3-12
踏切にて- 灰泥軽茶自由詩9*13-3-12
【_屍の海_】- 泡沫恋歌自由詩11*13-3-12
【_Empty_Sky_】- 泡沫恋歌自由詩6*13-3-12
風の詩- 梅昆布茶自由詩1213-3-12
真昼のガスパール- 梅昆布茶自由詩613-3-12
回収する気のない伏線を張る- 北大路京 ...自由詩913-3-12
人気者が勝つ仕組み- 北大路京 ...自由詩313-3-12
ハリセンで突く- 北大路京 ...自由詩113-3-12
化粧落として見知らぬ人に化けた女房を口説く夜【都々逸】- 北大路京 ...伝統定型各 ...4+*13-3-12
かたおもい【都々逸】- 北大路京 ...伝統定型各 ...4+13-3-12
五十五輪の書- 6自由詩313-3-12
「ん」まで踏んばった「人」へ - 阿ト理恵自由詩13*13-3-11
来年の3月11日- にゃんし ...自由詩7*13-3-11
こころはいつか- 吉岡ペペ ...自由詩513-3-11
被災地はいつもそこにある- 小川 葉散文(批評 ...913-3-11
悲しみ- 文字綴り ...自由詩3*13-3-11
コインランドリー- たもつ自由詩1013-3-11
野良ペンヶ浜- 平瀬たか ...自由詩5*13-3-11
眠れる森の- 月乃助自由詩613-3-11
おてがみ- ……とあ ...自由詩10*13-3-11

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