何かを落とすように
真っ直ぐに落ちる雨
今頃、彼女の家の屋根は
だらだらと地面に水を落としているだろう

買い物の帰り、彼女の家の中から
ピアノを弾いている音が聴こえたんだ
一年前に彼女 ....
(ボクめせん)

かあさんは今すっごくおこってる
ピリピリしていたいくらいだ
まぁ、だいたいボクのせいなんだけど

でもボクは
かあさんのじゃくてんしっ ....
秋雨前線が
垂れ下がった
ベランダの
とある午後に

室外機が
押し黙った
ベランダの
とある挟間に

アブラゼミが
ひとつ
転がっていた

季節の掌から
垂直落下し ....
羽矢と霧矢は まゆみの木を みずからの眼力で選び
切り落とし弓と成し、その矢を射る。
深い霧の中に 白百合が群生している
この村には いまは おなごしかおらんけんど さすけね

 ....
               130906




五重にお取り下さい
と聞こえたので
5枚頂いたところ
白い目で睨まれた
翌日は
 ....
進むためでなく 靴を履き

学ぶためでなく 本を読み

守るためでなく 傘を差し

愛するためでなく 言葉を交わして


そうやって 逃げるために 生きてきた
私の目の前には
ま ....
チャヤプラオポペンボンベンバッファナギャ私の星のアイシテルです 謹んで逮捕されます 袋とじを開けて唇が割れる 国民の7割が増税を容認しているという

この国の財政悪化だとか

欧米の高い消費税率を参考に容認しているのだろう

そんなんだから

私たちは民主党を圧勝させたり

自民党を圧勝さ ....
雨の匂いが
潜んでいる

濡れた靴下の爪先に
よれたハンカチの糸に
ほつれさせたじーぱんの穴に
更紗の青い染料に
ぱあまねんとがとれかかったおくれ毛に
やすりをかけたかかとに
ポケッ ....
 出場種目を決めるホームルーム
 男女を問わない千五百メートル走なんて
 陸上部の長距離走者でもないかぎり
 誰もがいちばんいやがる
 手を上げる人なんていないのに

 コーナーで  ....
 九月の雨


今日は雨降り
九月に入って初めてだ
小雨から本降りになると
コーヒーショップの窓の外を
アノマロカリスが泳ぎ始めた
カンブリア紀の海棲生物だ
雨足がさらに増してゆ ....
現代詩よ

今日も

わからないのか









それならば
わからないまま集め
テーブルの上に並べる
手のひらより大きな現代詩
にぎり潰し
/吸う
詩人 ....
このしどろもどろっぷりは

階段を上るたび
右足だっけ左足だっけと
迷って
足が
しどろもどろ

お通夜で
名前を書くには書けたけど
震えて筆がキャップに入らず
手が
しど ....
トマトは好きだけど
トマトジュースは飲めない
っていうのと
豆腐は好きだけど
豆乳は飲めない
っていうのは
同じこと?
と彼女に聞かれたので
どうかなあ、
でも
僕は
牛肉も牛乳 ....
ノートのすみに書きなぐる言葉たち
隙間なく真っ黒になるまで書いてから
ちぎって筆箱に入れていった
ひとに見られないように
ぐちゃぐちゃに丸めて

すぐに筆箱は
切れ端でいっぱいになった
 ....
蚊取り線香に
火をつけようとしたら
この家のどこにも
火がない事実に愕然とした

チャッカマンがきれている
マッチもない
かまどの代わりにIHクッキングヒーター
風呂場には電気温水器
 ....
半沢直樹というタイトルのドラマを
ようやく第4話まで見る
ていうか
詩人は見るの?見てる?ねえどおなのよ?(お姉調)
まあともかく

生きるってこんなに大変なんだよ
騙したり貶めたりお金 ....
     くっぴんに雨浅く

    猫っかぶりで畳遊泳

     主張弁解の昨日より

   謂われなき明日を詠いたい

      六法全書を枕にすると

窓の向こうに{ルビ ....
そ知らぬ貌で通り過ぎてゆく 誰も名前を知らない
ちいさな天使たちが まとわりついて離れない

空が落ちてきたとしても君はその歩を緩めないだろう旅人よ

猫の死骸が雨に打たれていようと
お月 ....
  昭和と平成の間にはさまって
  押しつぶされてしまったような工場を
  眺めながら煙草を一本喫う
  犬の散歩をする{ルビ母子=おやこ}は
  怪訝な顔ひとつ見せず通り過ぎる

 ....
ノーベル賞でもとらないとクラス会に行けない 膝が痛いし明日は雨 天気予報士になる 鳥や魚かぜや木の実 素朴な古代のおおらかさを
すっくりと立つ生命 つながる命 文脈のないうた

朝めざめるとかぜを見る 船をだせるか風向きは 朝餉のかおりが漂う

あいつを憎んでいた いわれ ....
雑草にみえるやまから
綺麗な花をみつけるひとは
私のきらいなひと

きらいという
気持ちに負けてなんとなく
花から目をそらす
かえりみち
雨つぶと雨つぶは
出会っても うたわない
分身だったから
うたう必要がないから
うたわないけど
静かに溶けて
ひとつになれる
みずたまりは
世界で一番平和で小さな海になった

雨つ ....
嵐の日 雷が空気をゆらして
瞼をとじても 光がときより私をゆさぶるの
わたしの心にあった 汚いものの 
沈殿させる濁った想いを
荒々しい雨風が 洗い流してくれる気がする

今日みた ....
ボクは

たくさんの中のひとつにすぎなくて

キミも

たくさんの中のひとつなんだけれど


でも

ボクから見える世界はただひとつで

この空も

あの雲も

 ....
すり抜ける右手と

後ろ向きの背中

静かに見送りながら

小さくなるのを待つ。。

(断ち切れなかった、未練の様。)

すれ違うカップルの声が

右手と同じ様にすり抜ける。
 ....
Lucyさんのおすすめリスト(6459)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
真っ直ぐに落ちる雨が綺麗- 北橋勇輝自由詩1*13-9-8
じゃくてん- hiroto22自由詩1*13-9-8
夏の欠片- nonya自由詩17*13-9-7
羽矢と霧矢- るるりら自由詩15*13-9-7
ご自由にお取りください- あおば自由詩16*13-9-6
逃げるために- 自由詩313-9-4
チャヤプラオポペンボンベンバッファナギャ私の星のアイシテルで ...- 北大路京 ...短歌713-9-4
謹んで逮捕されます- 北大路京 ...自由詩713-9-4
袋とじを開けて唇が割れる- 北大路京 ...自由詩313-9-4
いい方向に- 吉岡ペペ ...自由詩713-9-4
誘惑- そらの珊 ...自由詩13*13-9-4
洋子ミーツ青春千五百メートルランナー- 平瀬たか ...自由詩6*13-9-4
九月の雨/赤トンボ- 壮佑自由詩25*13-9-3
酔いどれ現代詩- 左屋百色自由詩10*13-9-3
しどろもどろ- hiroto22自由詩6*13-9-3
満月の夕(ゆうべ)- そらの珊 ...自由詩10*13-9-3
言葉たち- 栗山透自由詩6*13-9-3
- そらの珊 ...自由詩10*13-9-2
イプシロン・シンドローム- umineko自由詩13*13-9-2
くっぴん- ただのみ ...自由詩18*13-9-1
旅人- 梅昆布茶自由詩1013-9-1
工場- 草野春心自由詩10*13-9-1
ノーベル賞でもとらないとクラス会に行けない- 北大路京 ...自由詩813-9-1
膝が痛いし明日は雨_天気予報士になる- 北大路京 ...自由詩413-9-1
トーテムポール- 梅昆布茶自由詩813-9-1
あかいはな- 朧月自由詩313-9-1
子守唄- そらの珊 ...自由詩19*13-8-31
どこまでも続いていきそうな予感- るるりら自由詩21*13-8-31
ひとつ- hiroto22自由詩2*13-8-31
wadachi- 梓ゆい自由詩213-8-31

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