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ジリジリと
焼けつくような太陽の熱が
私の身体から水分を奪う
紫外線は表皮を突き破って
細胞組織にまで浸透する
肌には黒い疵が残った

もう いい加減にしろ!
と 叫びたくなるほど
 ....
心は目には見えない
心は耳でも聴こえない
心は手では触れられない

思考でもない 記憶でもない
ただ感情というだけではない
心って いったいなんだろう?
 
見えない存在 心の在り処
 ....
怒りの冷めた頃の 台風の目からの360度

怒りは肉体のミキサーのふもとで 乱れを垂れ流す

血が黒に変わりそうだ

 闇などないと光を感じながら
 味方の時間で黒から赤へ 呼び戻す
 ....
つんと重い土の匂い
くっきりと黄色い
ガザニアの花
が目にとびこむと
くらくらまわる
からだのうら側

脳天のおくに
かゆみのような
眠けをもちつつ
乖離してしまった
うちと ....
追いかけない
ようにしている


飛行機雲の
確かな痕跡も
 
やがて
風にまぎれるように

あれほど確かめた
かすかな
鼓動も

もう
とど ....
満ちていったのは目が覚めるほどかすかなもの
心肺機能でふと知った気配から
あなたは学んだ

初期化された土嚢の丘で
それとなく聞きだした秘密は
もう眠ったのかもしれない

ときおりつま ....
ヒロシマにはたくさんの暑いがあって
たくさんの雲がながれて
たくさんの橋がある 。

たくさんの足音がビルに響き
人々はべつに重苦しくもない電車を今日も走らせる 。

雑草は ....
蝶に似た花に
花に似た蝶がとまっていますね

うろこに似た雲が
ここではないどこかから流れてきて
ここではないどこかへ泳いでいきます
そこは空ですか
ええ
海によく似た空です

せ ....
通い始めて3年になる

それなのに まだ
一葉の詩も作れないでいる

多くの写真を撮り

数え切れない程の岩や石の曲線を紙に書いたりしたが
学も無く言葉も足りない 私には


 ....
肩すぼめて
背中丸めて
でも 指先だけは
常に軽やかに踊らせて…
そんなにいつも
誰かと繋がっていたいの?
アドレス帳には200人
このうちの何人と
本当に繋がっているの?

電車 ....
礼を尽くして
空き缶をいただく
あなたの日々は
わたしの知らないところで
正々堂々
みずからの命と向き合っている

早朝
髪をかき乱し
欠伸をしながら外に出る
籠にあふれるビールの ....
私は男なのに大概
女の方から誘って来ます。
いつも受けている。
時々振ります。

基本的に皆断わりません。
自分の方が不利になっても
断わりません。
そしていつも振られます。

振 ....
輪郭をなぞると見た目より長くなる

そんな事を思った
空のピアノを見ましたか

ほら・・、
二重橋のような、おおきな虹のことです

ト音記号と、ヘ音記号のついた
おおきな、虹
ドは、どこにあるのかなって
迷いませんか

ふしぎなことに ....
{引用=



 掠れた息をつくように
 ベッドにそっと
 言葉にならないものを吐いたとき
 その言葉にならないものはすぐ露のように朝の陽にきえた

 あの日のあの雲にはもうであえな ....
いわれの無い 悲しみは
こどもの頃の 押入れの匂いがするから
布団のすきまに押しこんだ
この目は きっと赤

ともだち
と いう響きの電話の声が
「いまから 出かけない?」と ....
浴室にこおろぎがいた

おまえ、どこから入ってきた?
こんなところにいたら
いずれ泡にまみれて死んでしまうよ
ここは地獄のお湯屋だよ
どこの世界にも
ちゃんと生きているつもりでも
なぜ ....
僕はなぜ こんなにクタクタなんだろう

時を飛び越えるほどの情熱で未来へ向かって叫んだわけでもなく

死ぬ気で時間のらせん階段を駆け下りて

あなたへの過ちを償って 過去から戻って来たので ....
真夜中
娘の背中をさすりながら
ただ一心に祈る

他に何も要らない
何も要らないから
ただこの子の咳を治して下さい

今この瞬間にも
地球上のどこかで
同じように子を抱きながら
 ....
{画像=120911010820.jpg}


ベランダから花火に興じる親子が見えた

遠くで見る花火は寂しい

家族で花火をすると必ず
兄弟で取り合いになる花火があった
必ず最後に ....
いつも猫ばかり見ている

静謐な佇まいに時を忘れ

衝動のまま自らを由とする様に息をのみ

猫という美しい獣に憧れ続けている

 わたしは悲しい犬

どれほど否定しようとも

 ....
 
色あせたふたりの呪文は失敗し

代償はひとすじの涙

そしてひとりだけの沈黙




※「ひみつ」の蛇足
http://po-m.com/forum/showdoc.php? ....
逆立ちしたくなって
雲の底をひっくり返して
ごっちゃんですの青い空鍋

てんやわんやのこの前の出来事も
ごっつり煮詰めてしまえば
薄味醤油がたっぷり染み込んで

こってり泣き虫だっ ....
生き過ぎて
置きどころのない身を丸め
世界じゅうの
音を聞いていた

気持ちばかりが散らかってゆき
世界が
どんどん狭くなる

それから、立ち上がって

なにもかも行き届いた ....
旅先の朝
隣のテーブルは
幼子と祖母

みいちゃんは、
しんかんせんで、
あのね、あのね、

伝えたいことがあるのだ
オレンジジュースが
朝日にゆれる

私は
私のほんとうを ....
その夜そらは光の雨で満たされて
彼方の丘の上にまたひとつ星が突き刺さり
まるで堕ちてゆく天使のようにうたいながら
ことばのかけらのように降り続けるのです

こえにならない声がきこえて
胸を ....
きらりひかる
たあいない ことばのはし

きらりひかる
いたみをのがすてのひら



きらりひかる




「義妹が大腸癌だったんだけど位置がよくて、肛門は残せたの」
 ....
 
もうじき終わるこの日差し

そうとも知らず夏はジリジリと

あの日のウチらのように



 
海綿状の景色のなかを落ちていく錯覚  
エノコログサがじゃれついて
あなたのこころにも可愛い穗がひとつ
くすぐってよ と飛び付いたのは
いじられっ子の陽気な風
カメラのレンズ越しに睨んでいたのは
優しい光線だよ
昼下がりの ....
芦沢 恵さんの自由詩おすすめリスト(4248)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_夏が終わる_】- 泡沫恋歌自由詩7*12-9-16
【_心詠_】- 泡沫恋歌自由詩7*12-9-16
怒りの冷めた頃- 朝焼彩茜 ...自由詩312-9-16
泉のふち- シホ.N自由詩5*12-9-16
パントマイム- umineko自由詩19*12-9-16
靄のなかの記念日- 平井容子自由詩912-9-16
晩夏- アラガイ ...自由詩15*12-9-15
うつろい- そらの珊 ...自由詩24*12-9-15
渓谷の一葉- ぎへいじ自由詩9*12-9-15
忘れもの- 夏美かを ...自由詩16*12-9-15
むきあう人- 乾 加津 ...自由詩24*12-9-15
私の恋愛- ペポパン ...自由詩9*12-9-14
ポエム- 自由詩11*12-9-14
空のピアノ- たま自由詩30+*12-9-13
失語症から- 石川敬大自由詩28*12-9-12
つじつまの虹- るるりら自由詩24+*12-9-12
こおろぎ- そらの珊 ...自由詩2612-9-12
タイムトラベラー- ぎへいじ自由詩5+*12-9-12
天使の祈り- 夏美かを ...自由詩28*12-9-11
花_火- beebee自由詩28*12-9-11
憂鬱の鎖- ただのみ ...自由詩16*12-9-10
代償- 殿上 童自由詩20*12-9-10
空鍋- 乱太郎自由詩24*12-9-10
ばらのジャムを煮る- はるな自由詩2012-9-10
モダン・タイムス- umineko自由詩12*12-9-10
流星群- 梅昆布茶自由詩1912-9-9
きらり_ひかる- 鵜飼千代 ...自由詩10*12-9-9
この日差し- 殿上 童自由詩21*12-9-2
ポエム- 自由詩7*12-8-31
ハイ!_ポーズ- 乱太郎自由詩17*12-8-31

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