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時々
じょうごがあったらなぁとおもう
たとえば
砂の粒を透明なびんにあつめる時
たとえば
湖水を小分けして胸にしのばせる時

{引用=いちみりも
こぼさずに
うつくしく
やりとげな ....
 
目がさめると

しぼんだ わたあめ

しぼんだ ふたり




 
恐竜のいそうな島に着くと

そのままゴルフ場に向かった

ロッカーに着替えを突っ込んで

朝の涼しい湿りに芝を踏んでゆく


日本でしようが

海外でしようが関係のないはずなのに ....
詩人の方々
告白します
手元にある数十冊の詩集
八割以上は古本屋で買いました
おまけにほとんど百円コーナー
いくつかの本には裏表紙に
詩人のサインと送った相手の名前
生々しく痕跡本です
 ....
南半球

夜の港で船を待つ

いつもの星空とちがう

散らばり方がちがう

強くひかる星の位置もちがう

流れ星ひとつ消えるまに

お願いごと

三回唱えることに成功した
 ....
とうめいの
とじひもが
ゆるむ
午睡から目覚めきれない
漠とした意識のなかで
たとえば
カムチャツカ半島からの
かえりみち

{引用=わたしはだれであったのでしょう}
とうめいの
 ....
窮屈そうに
眉を寄せて
酸っぱそうに
唇をとんがらして
真剣に考えを巡らせている

そんな横顔を
眺めていたら
不謹慎にも
笑いがこみ上げてきて
君に怒られた

取り繕うこ ....
昼間のうだるような夏の空気に
すっかり力を
すっかり リカちゃんは わすれました

あまりにながいこと 西日の中にいたものですから
セルロイドのように 時間も すっかり やわらかくな ....
              130809




ダーツで的の真ん中を狙う
初めて握ったダーツの矢は
鉛のように重く
指と手首等での感覚を迷わせる
いつまでも躊躇しないでくださいと
 ....
さぁ鮮やかに
暗転、ブラックアウト

分かち合う僕達の世界、夜
畏れているのはあまりにも酷い結末
狭いグラスには溢れかえる朝
僕と君の時間が止まったみたいに
忙しなく充電を始める、「世界 ....
華やいだ季節が過ぎて 気がつけばまた一人

一番確かなことは 誰も僕の内面を知らないってことさ
まあお互い様だけどね

君は僕と違う橋をわたる それぞれ別の国を夢見ている
行きずりに眼 ....
プラヌラスキフラストロビラエフィラ
呪文のように覚えているのは
予備校の先生が絶対にこれだけは
おぼえておいて損はないぞと言った
生物の秘密兵器

必ず出題されると信じて
歩きながら
 ....
かつて夏の日に幾千万の蝉たちが空へかえった 
その日の灼熱はすべてを焼き尽くした 八月の焦土

大きな鳥の影が空を覆いポトリと卵を落とした
破壊と悲惨の卵 子供たちを奪い去った卵

何の大 ....
流しにうず高く洗われぬまま放置された食器
とりあえず洗濯はするのだが部屋干しのまま畳まれることはない
読まない新聞が玄関に散乱している

居間の一角は得体の知れない整理しかけの古本がうず高い
 ....
 空に むきだしの骨をさらす伽藍
「歴史」はいつも古びた建物を残していく


廃墟のあとにしか 平和が生まれることがないのなら
平和は、あまりに残酷な子


森は、朝にめざめ
戦いの ....
ばーばに手を引かれ
ゆるい坂道をてくてくいけば

「コカ・コーラ!」
わたしは畑に捨てられていた瓶を指さして叫ぶ

ママ、という言葉は知っていたけれど
ママ、と呼ぶ対象がいなかった
日 ....
                 130806



本物の難しすぎる構造は安直に模擬してねと
先輩達は今日も飲みに出かける
残された見習いの僕は
2足歩行の細かい動作を追い切れない
 ....
壊れ 乞われて 雨水 休む
歩道に映る目 とんじぇだなあ

傘さし濡れずに 草 飛ぶ蛙
追ってたたずむ とんじぇだなあ

黒雲 ちぎる手 強い風 往く
片手 ぶらぶら とんじぇだなあ
 ....
しろく しかくい たてものの中から かわいた無数の命の声がするのを
しずめるかのような噴水

しろさ きわだつ 広島平和記念資料館を想いながら
床についてみた夢は
しろい塩で できた ....
 
しゃりしゃり しゃりしゃり かき氷

アベックぺたぺた かき氷

夏やねぇ あつっ!



 



 
その鳥には名前が無い 永く忘れていたのかも知れない

その馬には乗り手がいない あまりに荒々しいから

その石には角が無い ずっと転がってきたから

僕は銀河の鳥の名前を知りたかった
 ....
腕がある
脚がある
カラダがあって
心臓はこの辺だろうか
洗濯物を干しながら
幸福感に包まれる

よれてしまった襟だとか
落ちきれてない染みだとか
ゴムの伸びたパンツだとか
新品で ....
しょーこ姉さんとショッピングモールへ行く
彼女の誕生日プレゼントを買いにそいでもってお昼にパスタでも食べようかって

姉さんといっても年下だが今年はダイエットするんだそうな
ジョギング ウオー ....
01433/01433 YIB01036 萌木碧水 くるんとまるく(FPO同掲)/ 萌木碧水
( 1) 97/10/27 15:13





       
         ....
風が身の幅を寄せて悲しみを吹き渡る

蒼白な月はちょっと捻じれて孤独をうたう

僕たちは崖っぷちを降りたらしばらく水平を保って喀血する

航路を失った船は喪失を柔らかく受け止めて輝き

 ....
くそさびしい夜だ

痛かったやろ

こわばったやろ

目どこ見たら

わからんようなったやろ

胸こげたやろ

ゆびさきしびれたやろ

息あさくなったやろ

そんなじぶ ....
足をつけ
渡ってみたら
浅いせせらぎだった
キラキラ
光を浮かべてた


攀じ登ってみたら
低い壁だった
何一つ遮ることなどできないような


飛び越えてみたら
小さな亀裂に ....
しあわせのふり

するひとに

ふりまわされて

ときどきいつも

そうだった

あてられんなよ


あたしがきめたことだから

そう言われるたび痛いよ

その禁句も ....
切れ切れのあらすじ
離れ離れのせりふ
緑と青と白とその隙間にある
無数の明るい色と寒い色

大脳皮質の砂浜で拾い集めたら
海馬のカレイドスコープに仕込んで
いとおしむように回す

 ....
ひとめたちどまり

ふためあいゆき

ふたりっきり

ことたりて

えんえん/なかない

えいえん/かない

えんえい/てつなぎ泳ぐ


わたしたち、完璧でないことの楕円のプールを
芦沢 恵さんの自由詩おすすめリスト(4261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
遠い日_おもちゃのラッパでした- そらの珊 ...自由詩22*13-8-12
わたあめ- 殿上 童自由詩25*13-8-11
恐竜のいそうな島- 吉岡ペペ ...自由詩413-8-11
告白と言い訳- ただのみ ...自由詩24*13-8-11
夜の港で船を待つ- 吉岡ペペ ...自由詩613-8-10
【とじひも】詩サークル「群青」八月のお題「漠」から- そらの珊 ...自由詩11*13-8-10
かわいい- nonya自由詩24*13-8-10
ここにいてもいい- るるりら自由詩9*13-8-10
ここにいてもいい- あおば自由詩7*13-8-10
林檎の香りにブラックアウト/ビスケットは品切れ- 智鶴自由詩213-8-9
遠く雑踏を離れて- 梅昆布茶自由詩1313-8-9
ミズクラゲの一生- Lucy自由詩26*13-8-8
八月の子供たち- 梅昆布茶自由詩1813-8-8
やもめの星- 梅昆布茶自由詩1613-8-6
蜻蛉の泉- 月乃助自由詩1113-8-6
もらい乳- そらの珊 ...自由詩24*13-8-6
飛行模型- あおば自由詩7*13-8-6
とんじぇ雨- 砂木自由詩10*13-8-5
- るるりら自由詩26*13-8-5
かき氷- 殿上 童自由詩10*13-8-4
銀河の鳥- 梅昆布茶自由詩1013-8-4
【ベランダに吹く風】詩人サークル「群青」七月のお題「風」から- そらの珊 ...自由詩18*13-8-4
ショッピングモールへ行く- 梅昆布茶自由詩513-8-4
くるんとまるく- 鵜飼千代 ...自由詩9*13-8-4
シュールな月が零れる夜に- 梅昆布茶自由詩713-8-4
くそさびしい夜- 吉岡ペペ ...自由詩1013-8-3
思い切って- Lucy自由詩18*13-8-3
禁句- 吉岡ペペ ...自由詩213-8-3
夏休み- nonya自由詩21*13-8-3
泳ぐ_ - 阿ト理恵自由詩5*13-8-3

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