すべてのおすすめ
どこから好きが始まっていたのだろうか
好きが終わることなんてあるのだろうか
始まりもなければ終わりもない
ぼくらがどんな容姿であろうと
ぼくらが生まれようと死んでしまおうと
....
永遠の生命ってよくSF
なんかに出てくるが退屈だろうなっって思ってしまう
もちろん駄作でも良いから
詩みたいなものを書こうとも思わないだろうし
有限な物の限界を嗤っても
生命の実感は ....
心に眠る思い
曝け出すには
それなりの勇気が必要で
誰かが傍に居てくれたなら
そう願ってみても
空中に ふわり 浮いてしまうだけ
ねぇ
ねぇ
この声は誰が受け止めてくれる? ....
私はこの歳まで生きてきて
分からないことがたくさんある
まず「正しい」という言葉の
意味がよく分からない
「正しい」ってどういう意味ですか?
知ってる人は教えてください
「間違い」の反 ....
明るさに越える 華やかな人生を進む
時に小さな石ころを山と見積もっても 積るのは徳だけ
迷いなんて解ける糸なんだ 解かなくても
一歩引いて望めば オーロラに映える等身大の雪の結晶
一粒 ....
言葉、とは
不思議なものだ
スリッパだと覚えれば
スリッパ以外の
なにものでもなくなる
寒い冬
人の足をあたためて
踏みつけられているくせに
そのいでたちは
ほんのり可笑しみを含 ....
このくだらねぇ、つまんねぇ、そんな人生をよ、
俺は、今までにどれだけの努力をして
変えようとしてきたんかって。
・・・ちっとも、そんな努力なんざぁ
今までしちゃいねぇじ ....
フォースならば ボーリングの話
ホースならば 馬で
ツーリストならば 添乗員を 思い起こすダケで
駆け抜けた 覚えはないの 単気筒
四気筒 多分この漢字なんだろうなぁと言う感じダケで
....
冬をついばむ
くちばし
幼い蕾が
羽ばたく季節の夢をみている
今はまだ色を持たずに
たくさんのおみくじが
今年の枝に結ばれて
羽ばたく明日を待っている
少し前まで
小さな ....
ひとりのひとを ほんとうに愛することができたら
多くの人に愛される 気がします
僕が好きなものを、キミは嫌いで
キミが好きなものを、僕が嫌いだったりもするけれど
それでも、僕は、キミが大好きで
キミも、僕を、大好きだって言ってくれた。
それで十分だ ....
人間 いつだって
便利に移行するときには寛容なくせに
一つ不便の階段を下るごとに
愚痴が増える生き物なんだねぇ・・・
★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°
川岸を包囲した。
鮫島は高田を包囲した。個体として。人生の一点を。
鮫島には罪悪感はなかった。
「みんなおまえの被害者なんだよ」そう呟いていた。
そしてよこにいる明美を見遣った。
明美が叫ん ....
【 Window 】
ブラインドを上げて
窓を大きく開けた
そこから新鮮な空気が流れ込んでくる
青い空 鳥の囀り 風の音
明るい陽の光 そこに希望があった
掌を伸ばせば届きそうな楽 ....
あなたのかたい頬
思いのほかやわらかくて
その冷やかな瞳にも
熱い涙は宿るのだが
心の奥深くに一つの扉があって
それは故郷へと繋がっている
絶対零度の沈黙
この地上の何よりも冷たい場 ....
赤い傘と赤い長靴を履いて
雨音を鳴らして
スキップをして
くるっと回って
「はーやくてんきになーれ」って
太陽さんにお願いするの
そうすればね
晴れにしてくれるんだよ
ねぇ ....
ほら
めかくしをすれば
大丈夫
この世の全てのかなしみを
わたしの手で
隠してあげる
あなたが
もういいよ、といったなら
指のすきまを開けましょう
朝
目覚めて
しずしず ....
強さとは野蛮とは何
研ぎ澄まされた刃で誰を斬るのか
姑息な闇はもういいとおもった
死がもたらすものの方が正直だと
首を刎ね八つ裂きにしても僕は生きるのだろうか
キンメリア ....
僕の家の水道水には
カルキとカルマが含まれている
カルキは浄水器で
取り除けるかもしれないけれど
カルマはおいそれと
消えて無くなってはくれない
僕は毎朝
カルマで顔を洗 ....
家に帰って、腰を下ろし
一才の周をだっこすれば
小さいいのちの温もりが
このお腹にあったかい
この両手を
短い足の膝下に組んで
右に左に、ゆさり、ゆさり
パパは君の ....
私は花を、あなたに渡す
あなたの瞳に映る花
私の瞳に映る花
ふたりの間にひらく、喜びの花
大晦日 日系スーパーまで高速を飛ばして 注文していたお節を2組取りに行く
太巻きとシアトル巻き、上の娘の好物のイクラの瓶詰と、
私しか食べない刺身も一緒に買う
「Japanese noodles ....
大好きな人よりも本当は
お弁当の方が好き
はっきり言ってももちろん愛は消えないさ
僕の方のね
でもさ愛がはっきり確かめられるんだ
たとえ見栄え悪くてもね
おかずはいいさはっきり ....
生徒はいないけれど、わたしは詩のせんせいなんだよと娘に言ったら、「わたしが生徒になるから詩を教えて」って言われて教えるものはないから書いたもの見せてって言った
あなたと母が珈琲店
はっとする
痛みと愛しさにはっとする
いてもたってもいられなくなる
こころとからだを大切に
信じるちからを
萎めたくはなかったから
....
おっ 雪
景気は どうだい
見りゃあ分かるだーん
どかーんと絶好調よ
そうだな
まだ まだ
いや今日は もういいと思う
まだ まだあー
....
いま、音楽かけてるか?
ちらかってなんかないよ、星空を、ちらかってるなんて言うか?
ほんとうだよ、これはぼくとふたりだけの、ほんとうだよ、
でも、セロファン系のゴミや、キャップや、ま ....
暗黒の宇宙に漂う 青い星
四十六億年前に誕生した 小さな惑星
我らが地球 七十億の人類を乗せている
白い人 黒い人 黄色い人
国も習慣も宗教も違うけれど
みんな地球が育んだ生命なんだ
....
戦中・戦後を生き抜いた
ある詩人が世を去った後
長い足跡のつらなりと
ひとすじの道の傍らに
彼が種を蒔いていった花々が開き始める
今迄の僕は
別の場所で夢を求めていたが
....
あみだで負けて お正月に当番の旦那さん
私は初日の出を夢の中で拝み 目を覚ます
御節のレシピを何度も見るが お付き合いで売買
田舎なのかテレビの特別番組が遠い
福袋買いに行こうか 透視 ....
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