すべてのおすすめ
人生はだまっていてもギャンブルだ
伏せて配られたカードは平等なんかではない
そこからスタート
幸せな人生がどんなものか本当はわからないまま
何かを捨てて
何かを拾って
ペアだとかハウス ....
ユーモア教室に通うの刑に処す
西空に低く
爪みたいな月
だけど
ぼくの爪は噛んだあとしかない
外灯が街道を照らしてる
優しいきれながの目
そんな月が
天体の運行が
びくともしないで
....
脳に転移していますね
ある日
余韻の残らない口調で担当医は言った
丁寧に覚悟を積み上げてきたはずなのに
質問をする私の声は上ずっていた
ひとつひとつ言葉を置くように説明する
....
夜、自分の部屋に入り
スタンドの灯をともし
広げた日記のスクリーンに
「今日一日」を映してみる
いちめんの白紙から
日中の妻の声が聴こえてくる
「周はパパが好きなのねぇ」 ....
眩しい光が辺りを照らしだす
生き生きし始める 生命たち
霜が窓に張り付いて
冬の寒さを教えてくれている 朝
何れは太陽の暖かさで溶けてくのに
でも
それまで
この冷たさに触れ ....
万感の思いが たわわに実る場所は
南国ばかりでは 無いのでしょう
安息を丁寧に 縫い合わせて
絹の雑巾を 織り上げる
反物みたいに 重宝されるのです
手の暖かさを 思い出せますから
....
ガガガッ・・・ガガガガガ・・・・・・
ピピーッ・・・ガガガガガ・・・ッ・・・ザー・・・・
・・・・・
CQ CQ ....
冬の夜
わたしのうでは母に貸すものと決まっていた
ほどかれたセーターの毛糸の輪を
うでに通してかかげていると
母はそのはしをくるくると巻き取って
毛糸玉を作る
単純な作業は退屈で よく居眠 ....
狩猟民族としてのあるいは
遊牧騎馬民族の遠い遠い血が流れているのだろうか
トラッカーだけれどカーナビなんて要らない
iPadでGoogleMAPだけで探索し移動するのが得意になった
い ....
{引用=
長らくご無沙汰しております
要に結ばれた 松の葉が
はらはらと舞っていたりするものですから
この世で添い遂げられなかった二人の 死骸の群れのように思え
いたたまれず ....
ある女性から振られて
運気が下がった。
身から出た錆だった。
必死にあがいたが
ダメだった。
前世からの因縁で
地獄行きが決定した。
もう夢も希望もない。
仕事もその内首になる。
....
言動のピース
DNAに左右される
言動のピース
思考が言動にかわる
言動のピース
環境で言動がかわる
一秒まえもわからない
一刹那あともわからない
....
雨上がりの朝 音楽会は終わり あたりは拍手のように光っていた
──終演
濡れた落ち葉は閉じられた楽譜 土に還る日を待つのだろう
──静謐
鳥は何の疑問もなく冬へと向かう ....
キミのことが大好きです。
大好きなんです、どうしょうもなく。
そんなキミを、守りたいって
僕はいつしか思うようなったんだ。
そして
キミを守ることができ ....
羽化する理由を知っているなら
窓を開いた
心を閉ざしたままで
呟く理由
聞こえぬことを
知っているから
少しだけ
唇を開けば
新しい空気が
入り込んで来る
....
教室から飛行機が見えた
窓の向こうでは轟音が聞えているはずだ
潮のにおいも混じっているはずだ
この町の大人達の自慢は この学校の窓という窓は
二重ガラスで 外の音が 全く聞えないこ ....
虹の始まりが
何処なのか分からない
虹の終わりが
何処なのか分からない
出所もなく 湧きあがる
雨上がりのイリュージョン
七色の光のスペクトルを
キラキラと反射させて
....
あたいの前には、立ち入り禁止
あんたの前には、Uターン禁止
標識、ちゃんと見てよね!
あの星の輝き
あの花の艶やかさは過去の印象
今は
何もかもが色褪せて見えてしまう
貴方と恋をしていたあの頃
私は一体貴方の何を見ていたんだろう?
私は一体貴方の何を知っていたんだろ ....
いちおう様々な料理らしきものは食べてはいるが
いつも冷蔵庫の残り物から逆算してメニューが決まるような気がする
この前は大根一本が処理しきれずおでん風の鍋
その前は残った豚コマですきやきみたい ....
夜汽車の音を聴きにいく
眠れぬ夜のなぐさめに
長く尾をひく汽笛
行く人のさよならのように
旅のゆくえを指し示す
線路のむこうは闇に溶けている
行かない者のさみしさを
私はぼん ....
癒してくれる。
助けてくれる。
理解してくれる。
会ってくれる。
世の中を光り輝くものに
してくれる。
勇気をくれる。
生きる希望を与えてくれる。
自分に自信を与え
その気に ....
寒さのあまり目が覚めて
気がつけば、職場で椅子に座ったままで
くしゃみが鼻先で誘爆すると
まるで冷たい水中にいるのではないかと思うほど寒かった。
いつの間にか、窓は真っ黒に塗り ....
こちらは大雨です、
ぼくはこころでそうしたためた
未来は今と過去の連続地点にあるのではない
今と過去と未来はパラレルワールドで
そのパラレルワールドには無限の組み合わせがある
....
雨がやんだ
塹壕に 糞尿のにおいが」もどってきた
雨のほうがましだ
・
複葉機が雨雲のしたを飛んでいきやがる
俺たちのことを 見棄てるのか
....
{画像=121112003029.jpg}
人はみな心の中に
自分の花園を持っていて
色々な花を育てている
私は一つの花壇に飽き足らず
ネットを彷徨い
この花園を見つけた
私 ....
ゼンマイ仕掛けの時間は
古い鳩時計みたいに装飾されてさ
彼女だって珍しくつけまつげをしてる
僕はピンクのカーテンの裏側は何色か考えてる
演奏者の孤独と陶酔
空から蜘蛛が降りてくるなん ....
どうしようもない 気味の悪さを 感じながら
別のモノだと 勘違いしようと している
この 悪寒を
オカンのセイだと 変換してみたり
気味の 悪さは
君の割るさだと
右からの横顔にしよう ....
僕が降ってきたよ
無数の
堪え切れずに
僕が
地面に突き刺さろうとして
ザザズ
濁った悲鳴をあげているよ
無数の
僕が降ってきたよ
止めどなく
所嫌わずに
....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142