すべてのおすすめ
雨にも負けず

風にも負けず

西に東に奔走する

命嗄らして生きている


お天道様は知っている

きみの真心知っている

相手にどれだけ決めつけられようと

相手がど ....
まばたきは
シャッターだから
夜になると
わたしのなかは写真だらけになる

そうやって
撮り続けた
日常のいくつもの場面を
夜の川に流していく
笹舟のゆくえを追えないように
それら ....
真白がこぼれる

自然の白が

神聖とは清濁のあるなしではない

自然の白がこぼれれば

それがすべての神聖なのだ


まだつめたくないのに

まだあたたかいままなのに

 ....
かきむしられる夜が来る

真白なすべてが汚される

あんまり地道な悲しみに

みじめな涙が止まらない


まったく完璧な絶望だった

病院から戻ったら

感謝と欲望で汚される ....
気がつくと
外は明るくて
蝉が鳴いている

窓を開けると
空は白く
蝉の鳴き声は透き通っていた

外は明るく   太陽が見えない
鳴き声は聞こえ 蝉が見えない

感じているの ....
おかあさん覚えていますか
私が生まれた夏の夕暮れ

たった一枚残る写真に
疲れ果てやつれた様子の
寝巻の母に見守られ
同じように疲れた顔の
小さな赤ちゃん
夏のお産は大変だったことでし ....
夜の{ルビ静寂=しじま}が
私を思考の世界へ誘う
仄暗い豆球がシーツの海を照らして
波打ち際には夜光虫のように
ラメ入りマニキュアが光るから

私の思考回路は小舟に乗って
大海原へと漕ぎ ....
汚れちまった悲しみに

今日も宇宙のふりかかる

汚れちまった悲しみに

今日も生死がふりかかる


たとえば死体に蝿などが

たかる様子を忌み嫌う

宇宙や生死のなますがた ....
水色がほんとうは

桃色でも灰色でもあるように

白はほんとうは

黄色でも灰色でもあるようだ


自然は

水色だけを跳ね返すことをしないのだ

自然は

白だけを跳ね ....
秋も冬も春も

歩いたね

五月も梅雨も

歩いたね

生き物たちが

呆気にとられて

悲しみに暮れている


ひとが生まれるということは

たぶん津波にのまれるこ ....
 
見せびらかす愛なんて くそっくらえ

語る愛なんて 持ち合わしちゃいねー

でも感じあう愛なら、あるぜ



 
{画像=140720232423.jpg}



言葉に傾き
ほら歩く姿に
傾きがありませんか?


真っ直ぐ歩いて来た
自分はそう思って来た
でもある時
人に言われたんだ
 ....
飲み干したコーラの瓶に
ロケット花火を立てて火をつける
爆発したらどうしよう
私は怖かったけれど
夏のあんちゃんは張り切っていて
怖いとは言い出せず
耳をふさいだ
そのいくつかは
湿気 ....
きみの手を想う
華奢でちょっと小さめだった

骨折して松山の病院へいっしょに行ったときも
きみの身体の一部が壊れたことに
かなしみを覚えていた

きみの替わりに朝
新聞配達をやった
 ....
泣いている君を
そっと抱き締めたら

ふわり、シャンプーの香り

ただそれだけで
とても幸せな瞬間
尾鰭も背鰭もない者だから
スクラップブックから拾ってきました

この気怠さの海を泳ぐ
艶めかしい夏の生き物たちを横目に

白い爪痕も心地よい
日焼けした空をまる齧りにします

スイカ ....
つかんでいる気持ちで 引っ張ってみる

尾てい骨に残る 残像

テールがある姿を想像して おしりが キュッとなる

タテガミから 長い長い 背中を超えて

ポニーテールは 穏やかな ....
高齢者マークとは失礼な

クローバーが外来種だとしても
要注意外来生物と人は呼ばない

乙女の多くが口をふさがれ
足に枷を掛けられていた時代
定型からはみ出した四つ葉は
王子に見初めら ....
あいだに ある フェンスに
ひとすじ
つる が 絡み付き
夕にしか咲かない花を
咲かせている

僕は 動かない
動かないまま 君を見ている
動かないまま見ることが
いつのまにか ....
やがて夕闇は
音もなく
グラスの底に流れこみ
溢れ
私の手首をつたい肘から
滴り落ちて
螺旋階段の手摺りを濡らし
滑り落ち
白い
石畳を徐々に浸食しながら坂道をゆっくりと
流れ
 ....
言葉を持たない
ほどけゆくはなびらに顔を寄せる
月曜日のこんにちはが
金曜にはさようならになって
まだ夏は来ないというのに
固い棘に触れた
わたしの指先に
染みのような血だけを残して
 ....
庭の片隅で子供がじゃんけん
勝った手で円を描く
ここはぼくの陣地

庭の柿の木に
猫が爪痕つける
ここはワタシの陣地

庭木にさした蜜柑
メジロを追い払ってヒヨドリがつつく
こ ....
義姉の手を握った
痛くない程度に強く
妻以外の女性の手を握ったのはいつ以来か
兄と義姉が結婚したとき
わたしは高校生だった
男二人兄弟だったから
「{ルビ義姉=ねえ}さん」と呼ぶのも恥ずか ....
土産店で買った小鳥のおもちゃは
出来は良くないものの軽快に飛びそうに思えました

不器用ではありますが羽ばたいたのです
ただ天をさしてではなく

いまは誰かが踏んづけたのかもしれませんが
 ....
蜜を集めるわたしの行為が
花粉運びとなり
種作りの媒体になっているとしても
それは花の世界のこと

野菜を作る人間は
花粉の運び屋に雇いたいらしく
蜜を商売にする人間は
蜜の収集労 ....
夢の中のように
重い スローモーション
息も絶え絶えの
全力疾走
お父さん
飛び立ちたいですか
長すぎる
父の滑走路
            祖父は腕に蚊が止まると
            自分の血を暫く吸わせ
            ふっと息を吹き掛けて逃がす ....
 
見えている未来に うんざりし

見えない未来に 不安を覚える

どちらも本当ではないのにね



 
僻み根性のかけらも持っていない人の
笑顔はほんとに美しい
心まで透き通ってみえるよう
周りの人まで
幸せにしてしまう

あなたは日差しの中に咲く
どんな花にもよく似合う
あなたが少しも ....
特撮映画の基地みたいな音がした

僕は静かを見つめて身構えていた

やがて小さな地滑りみたいな予感に身をまかせていた

地下500メートルの岩盤につくられた個室にも

攻撃の震動が届い ....
芦沢 恵さんの自由詩おすすめリスト(4261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お天道様は知っている- 吉岡ペペ ...自由詩114-7-23
小鳥の歌_【詩人サークル群青・七月の課題『歌』へ提出作品】- そらの珊 ...自由詩27*14-7-23
真白がこぼれる- 吉岡ペペ ...自由詩214-7-23
みじめな涙- 吉岡ペペ ...自由詩414-7-23
生きている途中で感じている- ichirou自由詩714-7-22
7月生まれ- Lucy自由詩17*14-7-21
【_思考する夜に……_】- 泡沫恋歌自由詩15*14-7-21
汚れちまった悲しみに- 吉岡ペペ ...自由詩3+14-7-21
ほんとうの白- 吉岡ペペ ...自由詩214-7-21
悲しみに暮れている- 吉岡ペペ ...自由詩314-7-21
あるぜ- 殿上 童自由詩20*14-7-21
言葉に傾いている- beebee自由詩29*14-7-20
花火- そらの珊 ...自由詩20*14-7-20
- 梅昆布茶自由詩1914-7-20
香水- chiharu自由詩4*14-7-20
夏の幽霊- ただのみ ...自由詩20*14-7-19
ポニーテール- 佐白光自由詩4*14-7-19
四つ葉のクローバー- イナエ自由詩6*14-7-18
踊らん_哉- フユナ自由詩714-7-18
夕闇- Lucy自由詩1314-7-18
おもかげ- そらの珊 ...自由詩12*14-7-18
陣取り- イナエ自由詩7*14-7-17
義姉- ただのみ ...自由詩16*14-7-16
小鳥- 梅昆布茶自由詩1314-7-16
蜜蜂- イナエ自由詩8*14-7-16
滑走路- Lucy自由詩13*14-7-16
蚊の悩み- イナエ自由詩9*14-7-14
未来- 殿上 童自由詩25*14-7-13
- Lucy自由詩15*14-7-13
緊急地震速報- 吉岡ペペ ...自由詩114-7-13

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