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秒針深夜パソコン雪は降らない
ひとりごとうなる冷蔵庫暖房は効かない
言葉なんて浮かばない音楽もない
詩人はひとり

秒針寝息あの人は夢の中
耳鳴りだ空気人知れず振動する ....
君との 日々は せつなくて君は 変わっていく 気配もなくて ただ あたまに よぎるのは ふたりで 探したちいさな アパート    
そこで しあわせ に 暮らすのは とほうもなくて わたしは むかし ....
空気
俺はきみに欲情したから
空気
きみは泣いたね
俺はALTA前で空気中なにもないところを抱き締めるよ
そしたらだれか
誰かとてもやさしい人が涙Vロートをさして天をみあげるから
あまぐ ....
 遠く離れた異国の風景のように
 今日の僕の住んでる街は趣を変えていた
 僕の心のレンズに映る街路樹は音もたてずに
 ささやきあっている
 夜になって街灯が灯ると目に見えない妖精が
 やはり ....
毎日 雨の七月は
すずしくなるのはともかくとして
どことなく 鬱々として
なんだか 人生の遠景みたいです 煙っていますし

そんな気もしてくるんですけれど でも七月だから
庭に道に花は咲き ....
メロンパンが破裂して
扉が開いた
向こう側には
名前の知らない海峡がひとつあって
多分自分もあっち側なんだと思う
それなのに僕は波音を聞きながら
こっち側でひたすらメロンパンの
 ....
パッケージが
破かれてゆく
微かな期待に
苛立った指で


どこにも
何も
入っていない
ということが
からだに向かって開け放たれ
明らかになっても
明らか ....
此の儘 貴方と
二人 狂いもなく

想ったが最期
神の狙い撃ち

千切れる指先
抜けてゆく髪
強く抱き合えば
引き裂かれる反動で

蜘蛛の巣のよう
捕らえられたら逃げら ....
一人の子供が山を登っています
とっても急な斜面です
それでもあきらめたりはしません
山の上には凄い景色があるんだと
おじさんが教えてくれたからです

子供は時々休んでは
また同じ夢を見ま ....
 曜日だけはおぼえている
 寒いから季節だけはようやくわかる
 閉じたままの傘が傘入れにちゃんと入ってる
 雨が降った日はいつのことか
 雨のせいで色が変わったジーンズの裾が
 ....
 ていねいな言葉をかさねて
 だれがぼくの心を知るだろう
 ひからびたぼくの腕の中で
 目を覚ました人が
 夢を見るのはもういやだ
 と言いました
 さめたぼく ....
風の始まりは
そんな熱の高まりからだと知っている

草笛を吹きながら
その始まりに立っている

(草原は静かに燃える)

気流に運ばれてゆく草の音は
枯れ色の野を赤く染めながら
や ....
アスファルト道路のかたすみ
しゃがむと子犬の目線
暗いところ
暗いところ
選んで
何も見ないの
三日月のよる
十二月は
窓にいて
ためらいながら三月を見る


とらわれのわけを知る名前
葉と葉のはざまにある名前
遠い火の列
風を咲かせて
すぎてゆく列


知らない花 なびくよ ....
虚無をまとって闇を隠せば
それは限りなく深い透明のように見える

あなたは
自分を見せることなく
優しさを浮かべた瞳で見つめる

僕は
その優しさの結晶に自分を映す
一つの優しさ ....
またね
春風から一番遠いところで
皆でそうつぶやいたら
誰かの下唇に
名前の知らない花が咲いた
なあ、せっかくだからさ
もうしばらく
楽しいおしゃべりをしよう
あんたなんか流される雲みたいに
空をぐるぐるして
たまに雨を降らして
木々に癒しを与えてさ

そんななら、尊いと遠くで見てるから
夢にだけおいでよ

全て手の中に閉まっておきたい
大 ....
ほんとうに抱きしめるときは少ない
いつもは適当なの

腕や体の温かさは変わらないから
大丈夫
夏の玉蜀黍畑が夏に朽ち
私は鼓動を探ってうずくまった
途方も無い大気の、余りの光、余りの熱
玉蜀黍の呼吸には錆びて乾いた砂が混じり始め
焦がれるように焦げながら体躯は空に触れた
 ....
 歪みきった顔が映ってる鏡のそばから
 雨の音が聞こえる
 誰にも気づかれないドアが
 回転してる
 最後の階段だけない
 から
 おれは右足を開封して左手で閉じた
 ....
 




 生身の夜だ
 おれは背中のニキビをつぶす
 コンビニで二時間過ごせるあの女を手放した
 ひどいいびきをかくくせに脚はきれいだった
 といってもおれはそんなに ....
つぶやく君の言葉
両手で すくって
ひとつひとつに付箋をつけてゆく

数字も混じっているね

拾って大切にとっておきたいけれども
写真には収めきれない すべて

汗がひざの裏をつたう ....
いちまいの
空の向こうに
空がある


「まるで心のようだ」

とボクが言う


「もちろん」

とキミは笑う
                  「メリーゴーラウンド」 3

  夢のなか

夢のなかにいると判っているのに
夢から覚めることができない
くらいつまらないものはない
小説や映画な ....
あいつはとても優しい
プラスチックの歯ブラシが風呂場で
ふいに落ちたときにおもうくらい
それくらいさみしい
大阪で

散乱する破片を踏んでみてから
それが言いたいことだと気付く
僕 ....
いくら扇いだところで
忘れることなどできないというのに
いつまでもうちわで扇いでいる
自分の周りだけ
他のところより夏めいていて
ほんのりとしょっぱい
何本平行線を引いても
必ずどこ ....
流しでグラスが割れた
まな板がおもいきり悪く愛をとなえると
こらえきらずにグラスが割れた
数すくない夢を
多角のくちびるに運び疲れ
包丁と見つめあっていたからか
鋭く指に切れ目をつけて流し ....
星より遠いところで
唇が光った
君がまばたくと
古い世界は滅び新しい今がひらく

午前のテニスコートに飛び交う
黄色いボールは
それが僕のパッションなのでした
雲の傷を見つめ
花の傷を見つめ
夜の風に会う
川と光
野をさする指



草に埋もれた門のまわりを
月の光が
何度も何度も踊り巡り
いつまでもいつまでもやめないので
誰 ....
愛されたかった
わたし
壊れた
粉々に砕け散った
もうどこにもいない
探しても
見つからない
まるで4階から
地面に
パソコン本体を
落っことしたみたい
音は聞こえなかった
ゆ ....
田島オスカーさんの自由詩おすすめリスト(90)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秒針- イオ自由詩2*05-12-25
アパート_片思い____。_- すぬかん ...自由詩305-11-24
空気と- 馬野ミキ自由詩1105-11-14
風邪気味のこころ- 炭本 樹 ...自由詩405-11-12
雨が好きなの- 刑部憲暁自由詩205-11-12
デイゲーム- たもつ自由詩705-11-12
包装- A道化自由詩1005-11-12
蜘蛛の巣。- 杉田蝶子自由詩305-11-12
谷底に立って- 自由詩3*05-11-12
ナダレ遊戯- カンチェ ...自由詩705-11-9
うるおう- カンチェ ...自由詩1005-6-11
草笛を吹きながら- ベンジャ ...自由詩505-3-17
三日月のよる- チアーヌ自由詩505-3-16
去音- 木立 悟自由詩405-3-16
水晶の人- ベンジャ ...自由詩1005-3-15
春だから全員集合- たもつ自由詩12*05-3-13
ド・レ・ミ- Kana ...自由詩105-3-13
ほんとうに抱きしめるとき- チアーヌ自由詩205-3-10
玉蜀黍砂漠- A道化自由詩504-8-20
位置- カンチェ ...自由詩6*04-8-19
リッツ- カンチェ ...自由詩3*04-8-18
光声- 湾鶴自由詩904-8-16
もちろん- 松本 涼自由詩3*04-8-14
夢のなか- アンテ自由詩404-8-13
大阪で- 船田 仰自由詩1004-8-12
うちわ- たもつ自由詩1004-8-12
もうすこし、やさしく- 折釘自由詩404-7-17
初恋- 右肩良久自由詩7*04-7-17
夜野指- 木立 悟自由詩604-7-16
愛されたかった- チアーヌ自由詩904-7-16

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