さかなの星空はいつも
境界線でゆらめくのです
星空を落ち葉がよこぎり
岸辺のすすきも
月明かりに
にじみながら手を振って

失ってしまったときに
ひとはさかなになる
月だってゆら ....
{引用=悲しみを知らない人などきっといません、


同じような顔で同じような服を着て、
量産型が街を歩いているよ、
ねぇ、
おかしいね、
おかしいね、
同じでなければ怖いんだ、
臆病 ....
胸まである雑草を分けて歩いた。
蒸し暑い夜だった。
夜だったが妙に明るい。
藪を抜けて
野球場に出た。
グランドに白い照明があたっている。
白いシャツの男達が集まっている。
新しい野球チ ....
計算され尽くした
ちょっとした気持ち悪さや
引き気味な感じとか
もう犯罪だよね

わかってるよ
幸せなんか
ちょっとしたことで壊れちゃう
そう
気分だけで
ねえ、ユキ
最後にユキの足音を聞いたのは、
3週間と4日前の日曜日。
吉祥寺の小道から井の頭通りに出る信号のところだったね
小田急のバス、大勢の人、なにかよくわからない街の音。

もうすぐ ....
ぼくはおおむね
ぐるぐる車を回すネズミみたいに
生活しているが
好きでやってるわけじゃないんだ

言い訳しているんじゃない
言い訳じみてきこえるだろうけれど

昨日と違うことをやりたい ....
彼女が旅に出る理由なんて
僕は知らない
仕事に疲れたのかもしれないし
気分転換をしたかったのかもしれない
それとも
ただオーロラを見たかっただけなのかもしれない
僕には ....
あたし、知ってるよ
画用紙からはみ出した線のように
戻れなくなった、あなたを


{引用=たったひとつのドアが無効にならないのね}



あたし、叫んでるよ
流れた事実すら残らなか ....
僕は立方体を
開いていく
中には何にもなくて
そして僕は小さく、あくびをした

先生、僕は結局よくわからないままで
この中には何にも
見えるものは何もないよね
でもあるんだよ、開いてい ....
差し込む光があまりに淡く
透明な蒼だったので
届く気がしていた
愚かしい錯覚

幸福はいつだって見掛け倒し
裏返せば空白


よく似合うねって言われた
偽物のダイヤみたいに

 ....
阿久悠が死んだという話が
その日の俺には一番の大事件だったのだが
彼女にはそうでもなかったらしく
朝のコーヒーはインスタントだった
そういえば今日だけじゃなくて
毎日インスタントなのだがそれ ....
平凡なお別れをした僕らは
やがていずれきっともうすぐ

偶然も必然も届かぬ場所で
二度とその声を聴くことも無くなるのだろう

覆い被さる波のような日々の中で
わずかにこの手に掬い上げられ ....
 
 あのひとは淡いきみどりに似ていた

 ひどくひどくつきおとすような感覚にまみれている
 しんそこ愉快そうなわらいごえは
 不似合いすぎて、なきそうだよ
 いつでもどこでもやさしいひと ....
果実を齧る
あなたの首筋には
薄紫の線が浮かぶ

私はその首筋に
かぶりつきたい衝動を抑えて
おいしいかいと
あなたに聞く

あなたは
貪り尽くすように
果実を ....
私のこの
やはらかい、とされる部分を
貴方は
いとも容易く
貫いてしまったので
 
365
たまに、プラス1の世界で
私たちはまだ
息をしなくては
ならないようです
 
 
 ....
いつ風邪を引いても
おかしくない
ような日々で

月曜は決して始まりではなく
日曜だって終わりではなく
そんな日々で

クリスマスとか
年末年始だとか
ゴールデンウィークも
お盆 ....
羽の息をし
羽になり
さかしまの空
ひと指とおる


勝ち負け無しの
明るいあやとり
胸からのばし
ふたたびしまう


草のとなり
ふくよかな闇
波紋をつくらず ....
声には棘があります
それは肉眼では見えませんが
とてもとても鋭いです
それは胸を刺し埋まり抉ります
引き抜こうと必死に力を入れても
絶対に抜けません
埋まったままの棘はいつしか
体内に溶 ....
銀を光らせて
少年は輪をなげいれた
輪は的中した
{ルビ傍=かたわ}らに立つ年上の少年は
おだやかな黒い{ルビ眸=め}は
輪をとびこえて
はるかな向こうをみていた
そして
今初めて遇っ ....
初めてこの道を通ったとき
小さな花が咲いていることに
気がつかなかった

初めてこの道を通ったとき
向こうから歩いてくる人が
君だったことに
気がつかなかった

初めてこの道を通った ....
暗闇に言及したって、いつだって答えはない。

強く息を吸ったら僅かに死臭、が

ねぇ、君。

愛していたよ。

すごくすごく。

愛していたよ。

ふわふわの頭持ちながら
死 ....
雨上がりの少しだけ雲のある空に
小鳥が二羽飛んで行きました
近くの電線にすいっと止まると
あっという間にまた、すいっと飛んで
ぴぴ、ちちぴ と鳴きました
空は青くとても澄み渡っています
私 ....
世の中が
あんまり酸性雨だとか騒ぐので
雨が降るたびに身体が溶けてしまいそうな
そんな不安に怯えている

あなたは
自分の弱さが何であるのかを
知りたいようでいて本当は知りたくな ....
草のしないだ後が 私の靴後
手の中にある と思うものだけ
鍵だから いつまでも開かない

ふさぐ風だけ 私を知ってる
つぶれない 心の輪 とじない宇宙

弾く ひくく
触れさせ ....
 


  
 ちくわ
 が好きだとしても
 ぼくを獅子丸あつかいしないで
 水でっぽうから
 ミサイルを発射しても
 ぶっしゅだとは思わないで
 ぼくは下駄をはいて
 まっすぐ ....
よく晴れた日 五月
赤い車いすの 青年
「コンニチハ」、と
片手を上手にあげて
僕に挨拶してくれた

横断歩道 信号の青は
鮮やか過ぎた 心
渡っていく 盲導犬
みぎヒダリ、確認した ....
ビンが 薄いレモン色に 枯れていく

花というものを 残せない
屈折の返る 生真面目な黙殺は

水辺リに 傾けられて寄り添った
青雲への 憧れに空域をなくす

満たされぬ受け口の 外に ....
夜のアスファルトと
それに密着してゆく夏と雨とへ
車の落とす赤が付着しては
ひゅっ、と
離れてゆく一秒一秒、その風に
肌寒くなれる体の、少女である体の、わたしが
 ....
魚類図鑑を開き
少年は魚になった自分を
想像する
エラ呼吸の仕方が
わからないので
いつも溺れてしまう
遺書は
鳥類図鑑に挟まれている
夏空の飛び方なら
誰よりも詳しく
知って ....
  




 歩道橋の真ん中に
 枯れた花束があった
 しなびて横に傾いていた
 錆びついた階段を
 とにかくのぼって
 誰かが飛び降りた





 歩道橋の下の
 ....
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まっすぐ- 佐々宝砂自由詩207-8-3
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