許される時知らず
流れ着く場所知らず
其の手の瓦礫
其の血の痛み
乗せたまま
時を越え
流れつづける浮船の
哀しみ
いるとすれば
とんでもなく 無能な
かみさまが
うばっていったものが
みけんのしわに
ひっかかって
とれない
これも ほね
はくぶつかんの
くじらの ほね
わあおおきいな と
おさなごたちが
みあげるので
かなしくはない
くじらの ほね
わあおおきいな と
わたしも みあげている
....
悲しげな横顔を今も思い出す
雨の日も晴れの日も
切なくて
悲しくて
愛しくて
届かない
想い出は
もう
葬ってしまおう
墓標は白いユリの花 ....
えー
目下のところの目標は
全国縦断ツアーをやりたいです
小さな港町
あるいは政令指定都市
アリーナとはいわないですから
ライブハウスでオッケーですから
まあ
問題は
うたをうた ....
熱帯夜 真夜中未満 体内温度をくぐって
ヒーローなんかじゃない不器用な男が
芯部でうごめくスイッチに アクセスしようとする
疑心暗鬼の力で やさしいふりで触れても
理性の不誠実さを あらわ ....
夕ぐれが夜になるふしぎ
月がかけていく夏の朝
地球のかたむきを
人はいつも忘れている
目の前の扇風機に
心ときめかせ
声をかける
われわれはー、うちゅうじんらー。
一年ぶりの扇風機は
声を束ねて返してくれた
今晩は君をつれ ....
かぜがつよい なにがとんでくるかわからない でもきもちがいい たいふうのせいだ いもうとはねつがでて ねている じてんしゃにのれないし いもうととあそべないので つまらない こんどは ははがねつをだし ....
もしも君が
ような話みたくても
生まれてしまうまでは
うさぎのなかで待つんだね
....
今日は地元では特別の式典。その時間を避けるようにシャワーを浴びる。ちょっと、少し、避けている。意識してることの裏返し、なんだけどね。
テレビの画面では、小学生があいさつをしていた。ある意味リーデ ....
あるいは
ロボットがいるかのように
僕らの生活には
ささやかな潤いがある
目覚めとともに
お互いの強度を確かめあう
もう細胞壁を持たない
サブウェイ、いくつかのヒューストン
....
眠りの森から
グリーンスリーヴスがきこえてる
泣きたいキモチも
重たいハナシも
今日のところはこれくらい
最後の章節終わる前には
カーテンを引いて
....
モノトーン
叫びたい衝動を 力に変えて
ペダルを漕ぐ 真夜中
誰も居ない道路 中央 白線の上
疾走する 切り裂く風を肌で感じる
その時だけは 素直になれる
どんどんペダルを踏み ....
竹竿の先に灯火をぶらさげて
小さな子から先にあぜ道を歩いて行く
ひと粒の米に
千もの神が宿っていた頃から続く火で
稲の葉を食べる虫を追い払う
のだと言うが
揺れる火はまるで
人魂 ....
まるで恋しているみたい
ただ、溶けてしまいたいだけなのに
熱い日がまた来る
今日も暑いね
あの日も暑くて・・・
父さんにとって人生で最大の危機の日。。
熱い日がまた来る
思い出に熱波が押し寄せる
今日も暑いね
戦争は知らないけれど・・・
....
もう いいかい。
もう いいよ。
草にまけるかと思った
あんまりにも長いあいだ かくれていたから
風が強く吹くたびに私の肌は傷ついた
動くことはできない
みつかってしま ....
夏の最後の日差しが眩しくて
何も言えずに目を閉じた
晴れた空に向かって
君は背伸びをして手を伸ばす
それでも僕は何も言えない
ひと夏が終わるたび
....
雨上がり、計算されてない電線を見上げると
目覚ましなしで起きた朝みたいな気分がする
かえりみちもその途中もゆらめいて
似ているから不思議だ
並んでいる足のいちばんさきで
わたしたちはきっ ....
人が言葉を手に入れることができたのは、しっぽを捨てたからだ
ちっぽをつてたからだ
しっぽを捨てたかわりに人は言葉を獲得したのである
それまでのしっぽは心を表現していた
怒りや喜びを表すこと ....
耳をふさぐと雨は遠くの国みたい 目をふさぐのをためらいながら
台風の日だというのに 僕たちに降る風はもう諦めている
キャミソール の 裾 を破いてもう少し生 ....
クラシック聴きながら詩を書くと詩が3拍子になってしまう、
でも詩は4拍子のほうがいいから、詩を書くときは狂ったロックやテクノを聴くと言う人のことを思い出していた。
今日中にたどり着けない電車に乗り ....
くらげはもう水みたくなって
やがて海になるだろう
溢れる 空想を両手にとって
きみは穴を掘っている
隣で海を耕しながら
私はそれらを見つめてあげる
....
わたしたちは小学校のプール跡に住んでいた。
もちろん家に住んでいた。
プール跡に、家が建ったのだ。
ともすれば思い出したように、夏にはテーブルの上にサトウくんが立った。水泳大会 ....
太陽はひとつの色をうしない
温度がとけていくように
置いていかれた記憶は
そらを重たくさせる
海に行く
護岸の上でいつものように
体操をしているおじさんと挨拶する
釣り糸を垂れる
魚が一匹釣れる
魚を一匹殺す
やがて日が暮れたので帰宅する
途中おじさんはもういない
今日 ....
わたし、ほんとうはせみが大嫌いなのに
せみを見つけるのが
とてもじょうずで
命あるものみなとうとい
なんて嘘
目にみえるものすべていとしい
なんて、嘘
わたしはせみが嫌いで
で ....
ひろい、その
せなかを
目で
これ以上ないほどに愛しきってから
あなたに触れにいきます
どうかそのときまで
ぼくらはあまりにも醜いから
醜いから誰かに会うことが恐くて
となりの惑星にさえまだ行く勇気がない
そんな醜いぼくらのせめてもの救いは
この星にうたがあるってことだ
どこを捜しても どこを ....
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