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{引用=
セーラー服は戦闘服

            相対性理論『地獄先生』}




まばゆいが闇を散らして散らかしてしまえばはしゃぐ子らの早朝


悩むふりだけをしている ....
金髪のショートヘアーのきみを見て今年も夏の訪れ想う


ひらいたり閉じたりしてるきみの目に澄んでる青い亡霊がいる


「失った夕焼け」「再生不可能な夏」朝からネガティヴ連想ゲーム


 ....
 
人形の折れた手首を持ったまま母の帰りを一人待ってた
 
 
説明しようとして絶命してしまった僕のレジュメが空へと
 
 
深夜、ヒツジが僕を数えている、可愛そうにまだ眠れないのだ
 ....
・国語

休み時間 机の上に伏せられた教科書はみな鳥のかたちで

「死」という字を習い17年経つが何故か未だにうまく書けない


・算数

「算数は嫌いなんだよ数式の突起みてると痒く ....
{引用=

群青の金魚を掬う午前四時 涙をのませて。カンパネルラ


ぼくたちの間に光る星屑の甘さを揺らして廻る車輪よ


十字架を背負って羽ばたく泣き虫は優しい毒を敷き詰めていく
 ....
明け方の君の東に浮かぶ月 結んだ笑みを天空に引き


ラベンダー色のネクタイ選びおる 君の背中に濃く秋が降る


風が吹いて波になって髪がシーツまた波となり


またするの?君が聞く ....
砂糖菓子のような架空の死が27個そろって阪神サヨナラ



付属品のじんせいさえも愛しくて 帰りの市バスで揺れるワンセグ



金本の弾丸ライナー(少年の夢精のはやさで ....
なにもかもうそっぱちでもひりひりするひふ1ミリの世界がいとしい



プレパラートに君の死骸をとじこめて春のしずかな羽化をみている



透明なマグニチュードが浚う朝 ひとつの骨 ....
くちばしで穴をあけ幹に棲みます私そのように君に棲みます



熱病に抗えぬまま君に手をのばす殉職への序章(プレリュード)



なにひとつ約束はない 安定の利いたシャツを剥ぎからまる逢 ....
 
 
生き方の不器用な父がひとりヴァージンロードを駆け抜けていく
 
 
ベッドで遭難などしないように君のいびきを道しるべにする
 
 
ウソツキとキツツキの違いを述べよ、この戦争が ....
こんなにみにくい幼蟲見たことないそう言ったのはきみなのに。


ひとりだけサナギになった兄さんがどうしても許せなかったぼく。

巣を捨てて出て行ったあのひとは ....
1という字のように立ち 一という字のように眠れ 孤独な無限



0なんて発見するからいつまでも君の不在が消えないままだ



ON/OFFのあいだに広がる宇宙にて親指は祈る メール、 ....
幻聴が聴こえる視界がゆがむ・・ガガ・・・剃髪されて気付くナンバー



数世紀後に発掘されてああ、これは何だと問われるミシン



にんにくは嫌いだってさ人とゆう文字を憎むと呼ぶような ....
剃髪に立ち会った日の陽の光 淡く結んだらせんのつづき



葉脈にミシンをかける神様は季節のすきまは縫い合わせない



にんにくで追い払うんだ君のこと季節外れの桜の匂い



 ....
三度目はもう事故じゃない 手のひらで古い磁石が廻り続けて



喉笛は砥石の音色 組み敷かれ我意志のある屍となり



呪いである 凝固と気化を繰り返す二つの肉を月光が刺す


 ....
 
動物園の絵はいつも雨が降ってるあなたと行ったあの日から
 
 
手を繋いで坂道を駆け上ったね下る時に負けぬ速度で
 
 
母と二人ハンバーグをつくる夕日よりもきれいだったひき肉
  ....
パレードの喧騒にわかに散ってゆくここから遠いこころを想う



思い出す前のぼくらは幸福で雨雲は必ずしも雨を孕んでいるのだろうか



マタニティブルーできみは海の中ほんと ....
指組みのように身体を絡めゆく 二人で今日の夜空をつくる



ひとつずつ舌でたどれば直列の熱に融かされてゆくビイドロ



「ねえ、君にアイスピック突き立てたらブラックホールができたの ....
ガラス片きらきら光って散らばって交通事故のような廃園



少年と少女が逃れ身を隠すセイタカアワダチソウのひとむら



抹茶ラテ、おいしい夢をありがとういつでも不安が全財産の ....
Qとゆう文字が好きだよ寝転んでひととき青い果てをむさぼる



チェックメィッ(ト)まもなくぼくははがされる壁の写真のように真死角



球体を抱きしめながら沈む沼ちょうどあな ....
「リトマス紙がなにでどうなるか」のように忘れてしまいたい夏がある


まだ明日を信じていたからサヨナラを 告げた渚にゆらぐ太陽


ケンケンで駆けた砂浜しゃらと鳴る 乾いた粒子、ただ熱 ....
君の眼は使いの音色 首筋に放たれたままの蛇が目覚める



洞窟をつなぐ吊り橋キラキラと泣いてふたつの{ルビ水底=みなそこ}に消え



銀色の軌跡を描く{ルビ蝸牛=かたつむり} その ....
まだ何も終わっていない強がれば僕らは夢に飢えてはいない



青白い五月朝方ふりつづくこころの雨と冷たい茶髪



ころがればもうどこまでもころがればじぶんが地球になるよた ....
 
使い切ることなく無くす消しゴムのように見失った第一話




赤、明滅、遅れて届くサイレンに共鳴をする喉笛の穴




干上がった水たまりは遺跡に似て踏みつけられず進めぬ真昼 ....
リセットと書かれたインターフォンを押す顔も知らない恋人の笑み



はじまってしまう毎朝第一話今日も繰り返しましょう昨日



着実に春は予感を追い越して気づけば葉桜ばかりの恋 ....
 さようなら  将来に死に装束を着せたすべての心臓たちよ



 他人から見れば大したこともなく第一話ばかり毎週流す



 分岐点で失敗→リセット…そういえばセーブした場所なんて ....
砂浜のない水たまりがさみしくて砂時計から補充した陸



さようなら ― もとは接続詞なのだから ― 悲しむ理由はどこにもない



「リコーダーを縦笛とよぶ日 ....
重なった指、ブラインドから漏れた光、第一話、春、終わりの始まり、


さようならカシオのG−SHOCKカシオ以外のG−SHOCK君以外の僕


着席のベルは空襲警報みたい、みんな笑って ....
春はそう、不誠実にも始まってリセットボタンに手が出る日曜

不意に鳴る着信音は君からで、春が終われば設定消さなきゃ

口笛をエプリルフールに吹いてみる、嘘としておくひとつの別れ

さよ ....
たましいを明け渡す日が近づいて焼き尽くしてる悲しみぜんぶ


彼死んであなたも死んでわたし死ぬ繰り返そうよ全滅リセット


さようなら踊りあかして汗まみれくたびれたけど休んで次 ....
望月 ゆきさんの短歌おすすめリスト(206)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_I_Care_Because_You_Do- 本木はじ ...短歌310-12-31
summer'10- 本木はじ ...短歌3+10-8-14
おままごと- たもつ短歌1610-3-26
教、育- 吉田ぐん ...短歌3710-2-9
明星トレイン- あぐり短歌4*09-12-12
秋の降る街- umineko短歌4*09-10-15
阪神サヨナラ- しろいろ短歌7*09-5-1
usoppati- しろいろ短歌709-4-4
ヒート- 石畑由紀 ...短歌5*09-4-2
うそつきでいいから- たもつ短歌709-3-18
「_複眼に映るきみ。_」- PULL.短歌3*09-2-26
number- 石畑由紀 ...短歌33+*09-2-3
【短歌祭参加作品】空気の底- 本木はじ ...短歌508-12-19
【短歌祭参加作品】らせんの向うの昨日- はな 短歌18*08-12-8
- 石畑由紀 ...短歌5*08-12-5
星の鳴る夜- たもつ短歌2208-11-26
今日ここから出て行ったものがやがてデッドエンドの果てからふた ...- 本木はじ ...短歌12+08-10-24
黒点- 石畑由紀 ...短歌16+*08-10-23
decadentlyautumn- 本木はじ ...短歌508-10-12
かたちから逃れるもの- 本木はじ ...短歌508-8-19
君のかげふみ- Rin.短歌25*08-7-19
我は慟哭- 石畑由紀 ...短歌708-7-18
青白い五月- 本木はじ ...短歌608-5-6
【短歌祭参加作品】十秒後の世界- 石畑由紀 ...短歌1008-3-21
【短歌祭参加作品】第一話たましいリセット水たまり新しい笛さよ ...- 本木はじ ...短歌1208-3-21
【短歌祭参加作品】メジャリカ・マジョルカ- ピッピ短歌1908-3-19
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