息も乱れ、瓦礫の町を彷徨えば
徒(あど)なく見あげる空は燃えさかり、
逃奔する馬、羊、火を吹くF‐35ライトニング?
目視の肩撃ち式スティンガーに撃墜された、
――あれは有翼の機械獣。
 や ....
頭のなかは
君との
卑猥なこと
だらけで
回想
妄想
幻想
繰り返し

あのとき
あそこをこうして
弄んだり
上に乗って
腰をくねらせたり
しまりがよければ
快感突き抜け ....
早いもので
もう
師走ですなあ
スキンヘッドに眉剃った
袈裟着た師が
猛ダッシュで
次々と
どぶに落ちますわなあ

ところで、わたくし
二十歳で童貞を失ってというもの
女川を流れ ....
蜂蜜色に染まった
窓を失った私に
クリスマスの
オーナメントの一つ一つが
あかんべをしている
。。。気がしている

街で流れる
ジングルベルの
ハーモニーは
楽しげで
獰猛な捨て ....
箸に陰部(ほと)を貫かれ
哀れそのまま亡くなった
倭迹迹日百襲姫尊命※
(やまとととひももそひめのみこと)

三輪山大物主神の妻
大和の護神は
出雲の神
大国主の和魂(にぎたま)で
 ....
 すれちがったトラックには
 零れるほどのいのちが
 ひしめいていた

 通勤車両ではこばれる
 ひとみたいに
 いっせいに体をゆらしていた

 くろい体毛
 くろい顔
 ....
十二月の今宵、それは生まれる
光りを放つ発光体さながら
何かの対価としてではなく
忘れていたすべてを思い出させる核のようなものとして


すでに街は、待ちわびる螺旋の中心を軸に動き始め
 ....
親友だと思っていた友人に
押し付けだと散々な言葉で
床に投げられた

当たっているのか

おもいやりとおせっかい
相手の気持ちに無知で
ひび割れたおせっかい

本気で話すことをため ....
あたしの家は電車でふた駅だけれど
そして背伸びをすれば見えるのかも知れないけれど
ここは遠い外国だ
あたしは外国に来てしまいました
ここでは花も変わった名前で違った風に咲く
それからあたしに ....
風が無い季節に
病葉(わくらば)が落ちる

眼に見えない時間が
自分の掌から零(こぼ)れ落ちて行く

突然訪れた季節に」
黄色の銀杏並木は
幹まで落葉で覆われ

道行く者の足を ....
埼玉から都内の西に越して
一部屋減った

3LDKの都民住宅

なにも家具が入ってない
下見のときは
とても とても
広く見えた

が!!!

おとな5人と成猫2匹には
狭い ....
あり合わせの野菜と特売の豚ばら肉で作った野菜炒め
ちょっと辛めなのは彼の好みで
できたての熱々をふたりのお皿に取り分ける

彼はと言えば相変わらずのパソコンに熱中していて

彼のお皿にはお ....
一本の
JR線路記号のような白黒の紐で
するすると地膚におりたつ

口を開けた 函
一列の
七十億の

新聞紙(パルプ)が敷かれ
中をかさこさ歩きまわる
ひよこ一匹をさがす

 ....
旦過市場を抜けたはいいが
山を越え
谷を過ぎ
ここはどこやねん
ぐるぐるぐるぐる
廻る道
これがニーチェの言っていた
永劫回帰か
あほんだら


天と地におけるありとあらゆるも ....
まあるい墓石に水をかけ清めると
{ルビ空=くう}の字の彫刻から 遅れ水が流れてくる
丁寧に拭きあげるのだが
涙の跡のように、うっすらと水垢が残ってしまう
墓石用クリーナーとウサギの形の大小のス ....
満月か? 14番目の月か?  

星座と月の輝きに見とれて、身体が冷えた


もうパン屋には灯り そろそろ焼き始めるのかな
 
 
煌々と月や星が輝く
夜空が明るいと 真夜中であ ....
拒まれて
塔の傍らに一人
辿りつけなかった人だってきっと多い
命あることはそれだけで幸甚だ
ひと気のないはいいろ硝子の塔へと
電梯にせり上げられていく
この眺めだって
十分に「上海的」だ ....
疲れているから 逢いたくなる
疲れているから 甘えたくなる

疲れているから ひとりじゃヤダ
疲れているから 寄り添って眠りたい


だけど君って─
元気が出たから 「逢いたいよ」 ....
 リアルには実態がない
 わけではない、勿論
 ただそれが波及する場所に
 なにかしらの不具合が
 生じてしまうのだ、きっと

 リアルはとても
 いたずらっ子だから

 リアルは
 ....
ふと 横を見ると
あのひとがいた

1年前 
恋こがれて
夜の渋谷の坂を
走って追った ひと

横顔 今もすてきだ
30センチも離れていない
ところにいる

あっ

彼は  ....
私は不器用です。

定規で線をひいても
いつのまにか
ななめになるし
コンパスで円を書いても
少し内側にずれちゃうし
絵の具で色を作って
ぬりぬりしてても
必ずあと少し足らなくて
 ....
縦横無尽に うちのチャリ

それがすべてよ マイワールド

五里霧中なんかじゃないんだからね


 
 あんなにも忙しくぼくの脚はうごいていたのに
 それいじょうに
 踏みしめていたものの方が素早いなんて
 なので、いつまで此処にいられるか
 ぼくはじっさい
 心もとない気分です
 ....
何かしら対価を見出したので愛するんだと思う
男のひとなら性欲の捌け口だとか

下心で膨らんだ股間を隠し
君だけを愛しているなんて恥ずかしくないのかな

女のひとだとしたら
無性に巣篭もり ....
おりかたがわからないと云う
わたしたちのまちにあめがふる

あしたの足のあいだに
異をほおりこめば
あいした
お互いのおりかたがいる



(2010・11・22)
くちびると舌でつよく吸った

おまえからの写メを見つめてる

あかい地球につながってゆく

漂ってあかい地球に浮かんでる


かるく閉じたおまえの目

くちびるが

ちいさな ....
詩を読んだ日、
見上げると満月だった。

詩を聞いてもらって,
「いいね」と言われる。

詩を読んだ日、
見上げると満月だった。
海辺で見初めた瓊々杵(ニニギ)は想う
木花之佐久夜(このはなさくや)の美しさ
国つ神の娘であったが、
直ちに契りを申し入れ

このはなさくやは戸惑うだけ
笠沙の岬は出会いの場
 ....
だれも裏切らない

だれも傷つかない

だれもが騙され

だれもが酔える

そんなパワフルな嘘を

思いっ切りついてゆきたい
愛されていないから
悪ぶっているのだ
などとは
二股の枝が裂けてもいえないな
悪だから
ワルなんだよ

立ったままなのに
寝転んでいるような気がする
耳の奥で冬間近の電線が
風切る ....
nonyaさんのおすすめリスト(5765)
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