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聴こえるかい? プーチン、

 /////(ノイズ)。

私は詩人たちの口をとおして
今も尚、歴史を変えることが出来る‥‥

ウラジーミルは一九二四年一月二十一日に死んだ、
旧い日本式 ....
鮮紅色の空が液状に溶け出し、細かな雫となって降りそそぐとやがて男の立っている意味のない地名も時間のないそのマカ不思議な場所も遠く何処までも濃く赤みがかった不吉な色に染まった。白いガンダムは、オレンジの .... 寒いです、こんな時に釣りへ行くやつは馬鹿野郎です。
このボクも何を隠そう大馬鹿野郎なんですが、さすがに今回は釣りをあきらめました。

それで家で悶々としているうちに、そろそろお昼時です。
近い ....
たった今、冷蔵庫のなかのありあわせで作ってみてあまりにも美味しかったので皆さんにも食べてもらおうと思って書いてます。

◆材料:
     蕎麦(袋入りのゆで麺) 一袋 
     油揚げ   ....
マイナス16℃のニューヨークで
外では行列が出来ている
超有名人のやって来る
そんなゴージャスな店の中で
お前は、すでに死んでいた

だらしなく延びきって、
下品な臭いのするスープの中で ....
爽やかな朝が座禅を組んでいるのを遠巻きに見て、
賑やかに客が行き交う池のある庭に面した廊下に立っていたおまえは
鼻を垂らし、
昼も夜もなく透明な凍りついた顔で笑っている

やがて厳しい冬が過 ....
まるで、
天国へ来たみたいな
魔法の王国、
奴隷たちの楽園

貧乏な家の子供たちや
家のない少女たちが
一生に一度は行ってみたい
憧れの、別世界

 ブルーランド

外は寒くて ....
火の年に、
大水の声を描く
詩人は、
自ら指を燃やして、

轟く稲妻にも似た

 その声を、

陽に焼けて古びた愛と、
数々の秘密と背徳を埋めた土に
透明な色のインクを滴らせ、
 ....
馬鹿でっかい鰤のアラと
ぶあつい銀杏切り大根の入った
湯気のたつ味噌汁を啜って
海苔と胡麻塩の握り飯を食う
 
 あー、うめぇなあ

海鳴りの音を風がさらう
子どもたちはまだ眠っていて ....
おまえは、
子供たちの注意欠陥とか
多動性障害とかの
関連が疑われる、
危険なタール系色素の中でも
青色1号や黄色4号を超えて
はるかにアブナイ、
赤色104号だった

けど、
そ ....
白いごはんと、
お新香と味噌汁があれば
朝はもう、
なにもいらない

そのあと、
インスタントコーヒーが飲めたら
美しい海辺の朝はもう、
なにもいらない

でも太陽と青空がないと困 ....
彼らは、けして日々の安穏を知らなかった
 いや、
擬人化した爆弾そのものは
あの夏の日を、とうの昔に忘れてしまっていたのだが

 リトルボーイ、
 ファットマン、
 君たちはこの世に生ま ....
たった今、水とルーだけのカレーをアルマイトの鍋で作ってる途中だ。煮えたら、茄子とキャベツの野菜炒めをそこへぶち込んでやるつもりだが、男の料理だし、丁寧に作るつもりなど初めからまったくない。肉がないので .... 艶かしい光感受性受容器が視神経を通じて見てはいけないアレの端末を脳中枢へと運ぶ。見てはいけないアレの端末であるグロテスクな映像には言葉にしていけない文字である淫らなアナタ自身の当たり障りのない日常的な .... ぽん、ぽん、

ぱっ ぱっ ぱあ
ぱっ ぱっ ぱあ

ぽん、ぽん、

ぴーきゃら ぴーきゃら
ぴーきゃら ぴーきゃら

どら どら どら どら どら どら どら どら

ごん  ....
雨のニューオリンズは、
曇った窓越しに少しぼやけながら
淡く水色に滲んではゆらめき
傘をさして歩くふたりを見るともなしに

鯰のフライを一口摘みながら
琥珀色した苦いカクテルを啜り、
ど ....
魂を売りに骨董屋へ行った
もちろん詩人の魂は売れなかったが
特別な思想とか宗教をもたないのであれば
家の掃除とひきかえに昼飯を食わせてやると言われた
それじゃあ、と言って
骨董屋の凝固まった ....
天かす饂飩がウマイ
ほうとうも好きだけど
立食いの鰊蕎麦も好きだけど
断然、味噌カツがウマイ
って、あれ?

 まあいいや

炊きたてのご飯がウマイ
ピザトーストも好きだけど
ミー ....
天にまで届く巨きな思想が地獄からのび生えている

虫けらの死骸を運ぶ蟻のように
縦型の思想へ群がった神の似姿たちは、
あるときは雷に撃たれ
またあるときは激しい雨に叩かれ
赤い翼のある蛇ど ....
消えた夏の色はメロンソーダ
あれは遠いとおいむかし日ざかりの庭で
風もなく揺らいだ瞳のなかの碧
バルコニーへ運ばれたグラスを透かして
チェリーの沈んだ泡立つ海へと
白い帆に秋の風をうけて走る ....
錆びたトタンの切れ端を腹に巻いた彼には、まだ、顔がなかった。二十もすぎて今更もう顔なんて要らないよォ、という。が、顔がないので当然、話すのにも口がない。にもかかわらず、「家に住むのに屋根がナインだよ」 .... あたらしい妻とあたらしい夫、
あたらしい家とあたらしい隣人たち
愚かで口うるさい奴らは死んだ
そして煩く吠える犬もいなくなった

穴の開いた靴下はもう履かない
寝苦しい夏の夜に鼾を聞くこと ....
首のないMを幾度も抱いた
いろんな場所で、いろんな服を着せて
街のホテルよりも野外での変態プレイが多かった
いつもボクがしたくなったときだけ利用した

首のないMの下着を勢い脱がして
柘榴 ....
 その場所へは、けして女たちは近づけなかった
 淫らな忌避の場所をひらいて渡来のひとのごとく片足を立て、
 障子戸からこぼれた露わな月日に焼けて黒ばんだ太い柱に背を凭れ
 毛深き勇者は衆道の男ど ....
多孔質の美しさが祇園精舎の鐘の声とともにさも永久不変なものと対峙するように
赤い舌を震わせ懸命に【au】の発音を試みては痛々しい失敗を繰り返した
だがそれは抗不安薬による副作用に違いなかった

 ....
宇宙人みたいな顔のやつがTVに出ている
どのチャンネルに変えても、
出てくるのは宇宙人みたいな顔のやつばかりだ

そして久しぶりに街に出ると、
高級ファッションで身を固めた
超ド派手な宇宙 ....
蟻たち、潰れろ。
そうやって踏んづけても
蟻たちは行進を止めない
畜生め。きっと人間だって多すぎる

 戦争だ、
 疫病だ、
 地震だ、
 飢餓だ、

ひび割れたアトミックパワーが ....
デッキを叩きつける大粒の涙や嫉妬に狂った風、
幾度でも海に落ちる雷の眩しい光とけたたましい声が鳴り止まぬ
転覆するくらい傾いては揺りもどす破れた帆の船に乗った弱虫どもよ
今夜もセイレーンたちが舞 ....
スムーズに話そう、あいにくと私の前にいる逃げ出した夜は詩人で難聴気味だった
たとえば、私の友人であるアナトール・フランスの書いたやつを読んで
【隠された表】と【真実である裏】を交互に推測し、幾度で ....
だって夢に出てきたのだから仕方ないじゃない
まさか個人の夢にまでイチャモンをつける奴もいないだろう
で、そいつがさぁ。人間みたく二本足で走って
夜の街をぶらつくオイラの方へと身体を揺すりながら向 ....
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