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真夜中

出張さきに着いて

部屋にはいる

FMにあわせると

モーツァルトが軽くながれた

4時間まえは

海をこえたところで

会合の司会をぐだぐだやっていた

 ....
ひき肉を買った
何だか退屈な日常を少し変えたくて
冬のわりには暖かく
スーパーは少し込んでいる時間帯で
特売ってわけでもなかったけれど

料理レシピのサイトでふいに思い立ち
ひき肉 
 ....
オレが中二のとき生まれたおまえ

こうしていることを妻子が知ったら

いきなり難破船に乗らされるだろう


抱きしめるという行為とはいったい

戦争に引き裂かれた愛ではない

切 ....
あなたがそばにいるだけで
まわりが海に変わる
ほんの少しだけ夜のような
ほんの少しだけミステリアスな海
このまま小さな魚になって
あなたのまわりを漂っていたい


あなたは私の梢を揺ら ....
口語の時代はさむいがその寒さの中に               ※2
自分の裸をさらすほかない時代
ひとつの恐ろしい美が生まれた                  ※3
三角さん、錯覚しなければ ....
親子であったり

夫婦であったり

友であったり

天使たちの遊戯

声のない

音のない

天使たちの遊戯


しびとになって

このよをのぞいていた


光 ....
何故かあのひともそうだった


年上の素敵な奥様がいて
それなりに幸せな家庭を築いていた
そしてそんな男の軽い浮気心に惚れてしまう女がひとり

初めて出逢ったのは真冬に逆戻りしたような夜 ....
二月の炎は

情念の

雨に濡れて

そこだけ白くさせていた

テールランプが

ひとを待つ

前かがみの傘が

きえてゆく

アスファルトから

春の香りがした
 ....
涙が止まんなくて

カラカラの私

願いはサラサラ手のひらヒラヒラ

やだ、しょっぱい。

涙が止まんない

ねえ、こんなにしょっぱかったっけ?

そしてまた願った

いつ ....
御諏訪(おすわ)の桜 背に受けて
吉野の流れ 眺むれば
古来幾多の 栄えあり
ここに学びて 志
高く掲げて 進み行く
池田中学 我が母校


四国まほろば ここに立ち
阿讃の山を 従 ....
凍てつく大地を踏みしめて
真っ赤に踊る炎の火

煌めく火の粉に
ちりちり混じり
きらきら昇華していこうとする血に
誰が嫉妬を焼べたのか

ゆらゆらと揺らめき
闇夜を焦がして燃えさかる ....
水玉模様の細い首輪を嵌めた
羊みたいな純白の犬を従えて
リードを手に黒縁のレイバンが座る、
ゆらゆらと木漏れ日の蠢くベンチ

――お姉ちゃん、犬が好きか?

ああ、こいつビンゴっていう名 ....
みそひともじの
みそひともじの
こいのうた

みそひともじの
みそひともじの
あわれうた

かなわぬこいの
かなわぬこいの
つづりうた


あわれをうたう
あわれな ....
引力が、

 ある

きみと、ぼく

 地球と 月

  引力がある

 ひきあう

すべては ひきあう

  きみに ぼくはひかれる

 きみも ぼくに 月に
 ....
{引用=死ぬ気になれば何でもできる…

それは瀬戸際に立たされたことの無い人間の言葉}


新地に棲んでいた頃の母を良く知っているといって
狐目の男が自宅を訪れることがあった

その度 ....
霜が降りた
歩道の黒い縁石に
雲まで忍び寄る電柱の背中に
今朝のしるしが重なる

雲ひとつない冬空の下を
花嫁が歩いていく
黒地に赤い花を揺らして
うなじに笑顔の雫を落として
半月前 ....
泡立つ日々が流れ込んだマンホールの軋みが
白い歯に残ったメンソールの味までその振動を伝える
語りたい人が誰なのか
語りたい事がなんだったのか忘れてしまう頃に
マンホールへ流れ込む泡立つ日々は海 ....
音符が遊ぶようにして電線をくぐり
時折、絡まってはファルセットになる
美しく奏でるための


言葉たちは、そうしていつも
行き先を探していて
夜、は手招きをはじめる
屋根、そのオクター ....
徹底的に
噛み合わない理論の中で
妥協することでしか
お互いを認め合えない



惰性でのみ動く
それはまるで
一緒にいることが
義務ですとでも
言い聞かすように
歯を ....
切れた先は途絶えていて
ぷつりとまるで動かない
これが亡骸か鉄屑か
意識と自覚の反対に

涙はまるで私ではない
勝手に心がやっている
深いところが閉じて
浅いところが騒いで

不似 ....
ぼくらにはもう

がんばりシロがなかった

夜空にはにっこり月が

ぼくらにはぽっかり傷が


独裁者の頭のなかにある

理想の平和なんて

実現できやしない

正しいこ ....
世界中にあふれている
たくさんの言葉たち

きれいな言葉
やさしい言葉
愛にあふれた言葉

どれもみんな素敵だけれど
でもちがうのよ

私が探しているのは
胸にかちりとはまる
 ....
               090202



正直者の人間宣言
錯覚から生じた擬態
みたらし団子に群がる
蟻を見つめながら
不覚の覚悟を自覚する家の崩壊に伴う不確実な意識
覚醒 ....
お茶を挽く

この歳になってそんなことばの意味を知る

四畳半にも満たない小さな部屋
気まぐれなエアコンの吐き出す乾いた暖気が
枕元に畳んだ洗いざらしのタオルへ靡く

恋人にしてあげて ....
■黄色と白の中間色に近い色の岬のさびしい聴覚の水道 - 上水道 - 中水道 - 下水道垂直に

■金色に音楽的芸術は淡黄色または淡褐色のテロにより引き起こされる災害を逃げてゆく

■熱情の試み ....


恋にはあなたが必要だ
あなたは僕を和ませる
愛にはあなたがかかせない
あなたのために僕は苦しむ




あなたがいくつ歳を重ねようと
ぼくはあなたの若い歳しか覚えてい ....
懺悔をしたいのです
普段は書く事もない漢字ですね
ペン一本で世界を変えてきた私の
言うことですから信じないで下さい
けれどもこれまで嘘をついて来たことを
皆さんに懺悔したいのです

ほん ....
モーツァルト奏でられるスナック

ママは上客を送りに下までおりていた

カウンターでは百合が匂っている


わたくしは聴いていた

花の匂いを

モーツァルトの調べを

宇宙 ....

真っ赤な口紅をひいた唇が
びちびち びちびちと
突然せわしなくふるえだしたかと思えば
西の空へ泳ぎ逃げてしまった。

あの日からわたしは言葉をなくした。



赤が右鼻から垂 ....
冬は夜になるのがはやい

電気もないから寝るしかなかった

肉を食べると

肉といってもビーフジャーキーだったが

肉を食べるとからだがあったまった

トイレの水って

尋常じ ....
nonyaさんの自由詩おすすめリスト(5121)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人生の森- 吉岡ペペ ...自由詩1009-2-20
ひき肉- かんな自由詩17*09-2-18
難破船- 吉岡ペペ ...自由詩609-2-17
イマジネーション- 未有花自由詩25*09-2-17
満足厳禁- 大村 浩 ...自由詩28*09-2-16
天使たちの遊戯- 吉岡ペペ ...自由詩309-2-16
螺旋のひと- 恋月 ぴ ...自由詩29*09-2-15
二月の炎- 吉岡ペペ ...自由詩509-2-14
創書日和「塩」_彼方海- そらの  ...自由詩5*09-2-12
上野が丘に- 青い風自由詩1*09-2-11
火焔- 楽恵自由詩3*09-2-10
温み- atsuchan69自由詩11*09-2-10
三十一文字- 遊佐自由詩8*09-2-10
ぐるぐる- 北大路京 ...自由詩21*09-2-9
新地のひと- 恋月 ぴ ...自由詩27*09-2-8
花嫁のうた- オイタル自由詩4*09-2-8
君と80cm- フミタケ自由詩4*09-2-6
美しい夜- さくら自由詩22*09-2-6
んー、- (悪)自由詩209-2-6
接吻- ICE自由詩209-2-5
アメリカよ- 吉岡ペペ ...自由詩509-2-4
迷子- 未有花自由詩17+*09-2-3
透明宣言- あおば自由詩7*09-2-2
飾り窓のひと- 恋月 ぴ ...自由詩17*09-2-1
帽子の女- 《81》 ...自由詩11*09-2-1
あなた- 乱太郎自由詩20*09-2-1
創書日和【嘘】_告白- 大村 浩 ...自由詩9*09-2-1
奇跡- 吉岡ペペ ...自由詩209-2-1
赤__(よん)- 容子自由詩509-1-30
震災ってこんなだった- 吉岡ペペ ...自由詩609-1-30

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