すべてのおすすめ
深ければ深いほど
その傷に気づくこともなく
夢心地のような感覚が漂うばかりで
時間が過ぎ
死に至らないと気づいた時初めて
急激な痛みがやってくる
その痛みは
眠ることも
食べることも忘 ....
すこしだけ怖いことを考えたくて
夢の中で君を消した
白い朝がやってきた
さよならが乾きたてのころ



机の上に散乱する単語帳
角が折れてめくれてゆく
覚えることと忘れないこ ....
最初に電気洗濯機を見た時
それは白い桶のようなもので
真ん中から棒が突き出ており
それがゴオンゴオンと右に左に
反転していた

僕はとても それが洗濯機とは思えなかった
今でもそれは洗濯 ....
かたむいた町で
雨が上がった
置いたままにした眼鏡は
片方曇っている

路地は揺れている
西日が真っすぐ射して
どの鳥も
からすに見える

門柱には
チョークで落書きがしてある
 ....
テレビが床の間に飾られていた頃

人々は正座をして見たものだった
テレビは財産であり家の誇りであり
神様だった

神の前に集うがごとく祈るがごとく
近所の人々はつめかけ
小さな画面の中 ....
早く脱出しなければ。
非行少女の、夏が来る。


















厳粛のメモ用紙、多彩なパノラマ。
薄羽蜉蝣の大群。
ストリ ....
(心、あつく)

なつの海のふちに
哀しさがあつまる
はげしさの内情
イベントの回転ドアだけ


とても窓が蒸してる


波があつい
涙つめたく
背景にはラテン
砂で ....
寂しい夜が何度も続いた

何も認められず全てから逃げた

その中であなたの声を聞いた

その中であなたの存在を感じた

それは何物にもかえがたい貴重なもの
両手いっぱいの憎しみで
ふくらませた青い風船
それを今 
ベランダからそっと飛ばす
それは思うように
遠くへと旅立ってはくれず
ただ あたりをふわふわと漂い始めた
部屋に戻り
静か ....
握り締めたのは 
あの日の青
解いたのは
いつかの夕焼け

ねぇ 
時さえ許せば
気の遠くなるあの日まで
歩いてだって行ける

朝が来て 
夜が来る
不変の真実ばかりを
抱き ....
チリチリ、
チリチリ、
私ヲ通ッテイッタモノ、


出掛ケニ魔除ケノ鈴ヲツケ、
帰レバオ清メノ塩ヲ撒キ、
ソンナ日々ガしばらくハ
続イテ


チリチリ、
チリチリ、
遠ザカル ....
もう、
どこからどこまでが地図だったかなんて
関係なくなって
美しいことをいうよ
きみはきみで


ごらん、
すれ違う人々の両手には、何か
約束のようなものがぶら下がっているね
 ....
幼い子の背をひらくと

痩せた背骨の喉奥を渉る
薄ぼんやりとした虹が、


そして

拾うように弾き上げると
それからは早かった。


飛んでいく静かな底の
透明な成長が、
 ....
群れを成し
一点を見定め
乱れぬ様は
予め組み込まれた
仕掛けのように

波紋がやがて
飲み込まれ
波間の一部となり
消えゆくように

石瀬に映る影が
揺れながら
あとを追う ....
髪の香りが永遠ならば
    わたしはいつでも夜を待ちましょう。
ささやきの苦さがひとときならば
    わたしは今でも夜になりましょう。

ルルリリ メルリ
    いとおしいのは あな ....
兄ちゃんのヘタクソなギターを思い出す
12月、寒い夜

妹は彼氏が出来たとはしゃいでた

東京には空もないし、星も見えないぞ
父ちゃんは乱暴に俺の頭をはたき
戻ってくるなと言った ....
世界に騙されていると思った
それくらい
電車を降りたら別世界のように 空は晴れていた
僕の家の庭には今頃
しんしんと真っ白な雪が積もっている

君が こんなふうに僕を騙しているならば いい ....
きょう だとか
その意味すらなくなるしゅんかんに
生きていたいけれど

とうめいで せんさいで
かなりの痛みと静寂と
こわされたばかりの それだけを持って

それでもあのひとは 首をふ ....
nonyaさんの自由詩おすすめリスト(5118)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- あきな自由詩3*08-7-20
環情線- Rin K自由詩37*08-7-20
電気洗濯機(昭和の時代−戦後)- 青い風自由詩2*08-7-19
だいだいの中を- 月見里司自由詩308-7-19
テレビ(昭和の時代−戦後)- 青い風自由詩2*08-7-18
- 榊 慧自由詩708-7-17
夏の氷熱量計- 唐草フウ自由詩7*08-7-17
The_best_of_precious_thing- BLACK JACK自由詩208-7-11
両手いっぱいの憎しみで- 自由詩14*08-7-5
飴色のすたるじゐ- 三上あず自由詩9*08-6-30
創書日和【扉】sound- 大村 浩 ...自由詩15*08-6-30
透明船- 石田 圭 ...自由詩2908-3-4
ずっと何かに埋まっている- 石田 圭 ...自由詩1807-9-19
錦鱗- 自由詩1307-6-9
音のない部屋- 藍静自由詩21*07-1-10
東京ラーメン- 大西 チ ...自由詩1706-12-2
今ならば言えそうな事もあるのに- 自由詩505-12-5
春別歌- あおい自由詩205-2-5

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