すべてのおすすめ
美味しそうなものに向かうと
全身全霊、前のめりでピンと張る

いつも一緒かと思いきや
左右別々に、動いてもみせる

音を拾います
そこから
ここまでの
世界を知るための複雑な情報であ ....
席を譲りあううちに終点 片づけておいてね、って 言った
私の責任だとしても
鞄という鞄の ファスナーもホックも全部
ジッパーは下ろされ パックリと口を開けて
私を 逆さまに覗いて笑っていた

自分では見 ....
 妖怪


都会の妖怪は
昼間に出るらしい
夜は明るくて
隠れる場所が無いから

たとえば
人の途絶えた午後
ビルの屋上に出るドアの
前に佇む影

あるいは
休日の事務室に ....
仕事帰りの車の中から
電車が見えた
透き通る電車が
色彩を翻して川を渡る

うなだれて椅子に沈む女が
透けて見えた
腰より低く頭を垂らす女が

線路の遥か向こうに
燃え盛る森の感情 ....
           
    世の中にはあきらめの悪い男や女がいて
    失敗にもめげず研究を重ね
    ときには世間を驚かせるけれど…

昨年 クリスマスに
かがり火を焚いたシクラ ....
バンクス揃えて靡く真夜中の風
愛している 私の風
コマ送りされた記憶の点線を辿る
生意気に若気に殺気立ち 一太刀

大人になんて成れるものですか
人間ごときで ねえ風
私の風 愛している ....
 
あかん!

そんなうるんだ目でみんといて

かんにん、もう降参や!



 
かつてキッチン(というよりは台所)は裸電球で照らされた寒い島だった
幼い私は台所のことを「だいどこ」と呼んで入り浸っていた
窓からは川へ下る坂道と隣家
(といっても音なんか聞こえないくらいには離 ....
何時ものことだが
同人誌贈呈用宛名印刷しなくてはと
ファイルの名簿から送り先選び出し
プリンタへ出力

動き始めた印刷機
出てきたラベルを見れば印字が用紙の裏
口から出てきた言葉は「チキ ....
ある日私たちは純白に生まれる
何一つ自分らしさなど持ち合わせず
ただひたすら落ちて往く
それはいつの時代も変わらない

けれどこの時代に相応しい
数多の毒に冒されながら
私たちは落ちて往 ....
いいな いいな 
にんげんの子っていいな
たましい、なんてたべあきちゃった!
ボクもおかしほしいよーママ

ひとりくらい仮装じゃなくて
ほんまもんが
まぎれているとか いないとか
長いノリツッコミのあいだに結婚していた あなたには
彼女がいるって
きいたわ
地位も
名誉も
揃ってて
正常で
スペシャルで
きれい

まるで手が届かないわ

わたしたちには
許されないことがある
冗談とか
軽 ....
とんぼは空を飛ぶ

一生懸命羽根をふるわせ
からっぽなからだを浮遊させる

最低限のそらを飛ぶ機能しかもたない
あとは生殖機能と風にのる技術

歌舞管弦がなくとも
やつらは限りなく美 ....
きのこから
かすかに放たれる
木の薫り

ふかふかのおがくずに
そっと置かれた
誠実なお守りが
息をしている

きのこ

木の子
木の子ども

木は森の子ども
森は山の ....
せっかくだから
手を繋ぎましょうよ
ここには私たち以外
誰もいないから
恥ずかしくないでしょう?

寒いんだから
あなた冷え性なんだから
手を繋ぎましょうよ
帰り道 一緒に帰 ....
  *太郎を眠らせ、太郎の上に雪降り積む

       *次郎を眠らせ、次郎の上に
     冷たく白い   かなしみは堆く
    白く   叢枯れ果てた夢の室の下
   冷たく   ....
夏の果に無限の薔薇を置いてきた あたし、夜の街が好き
あたしの知らない街の飲み屋で
みんな あたしの噂話をしているから
 (オヤジ、靴下は脱がさないけど、下着は下まで下ろしたがるの)
スカートの中身を楽しむ ゲイシャ ....
壁に向かって
うなだれている後ろ姿の
肩に手をかけると
静かにふりむいて
意味不明の
笑顔
ワンセグで
映画見ててん

イスが
沢山ある部屋にいた
イスの背もたれを
微かに撫で ....
「在宅のみとり講習会」という見出しが眼にはいった時
「のみとり?」と思ってしまった
ペットの蚤でも発生しているんだろうか・・と
普通に思ってしまった
記事をよく読むと
「在宅のみとりに必要な ....
私の望みは
大きくはない
お金
仕事
仲間
それから

かばん
趣味
私の趣味はなんだろう
歌うこと
詩を書くこと
見上げること
見上げて

あなたより少しだけ
幸せに ....
 
秋の夜長

逃げては追いかけ、追いかけては逃げ、

今宵もひとり鬼ごっこ




 
おもい

つよくなる
ほど
かたむき

こわくなる

こころ

しめる

存在の不在

おもっても
おもっても
わたしは
横を
すれちがうことしかできないなら ....
穴の開いた心に水を汲む
すぐに流れてしまうのに
来る日も来る日も水を汲む
生きるためではない
生きている そう感じたいから
疲れたり 
笑ったり
今日もこうして水を汲む
いくら汲んでも ....
瞳の奥の天使
闇を手繰り寄せて紐解く

脱獄囚の烙印
死刑囚の歴史観
寄せ集めの笑顔で凌ぐ

論理のない戦い
爪を折られた指で
崖を登る

登攀者の緩み
大地という母の目論み
 ....
じっと見つめる白いディスプレイ
画面の深淵に広がる混沌
ぼんやりとした影がふるえているのだが
コーヒーを一口 指先で机を叩き
たばこを一本 目を閉じ頭に爪を立て  
五分 十分・・・
一瞬 ....
“散文と詩歌は繰り返され予言は成就する”

古い書物を胸に抱き
金平糖のような星が散らばる
空を見上げた
きっと宇宙は
ちっぽけな存在が考えるより
遠くて近い
きみなんて
もっと ....
お前らなあー
山がいつも大人しく
鎮座してると思ったら
大間違いだ!

俺様のハラワタは
いつだって煮え滾ってる
怒らせたら
熱いのをぶちまけるぞっ!

よーく聴け人間ども
山を ....
nonyaさんの自由詩おすすめリスト(5118)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
饒舌な耳- そらの珊 ...自由詩1614-11-5
席を譲りあううちに終点- 北大路京 ...自由詩1214-11-4
マヌケな家政婦- 為平 澪自由詩10*14-11-4
妖怪- イナエ自由詩15*14-11-4
家へ帰る- オイタル自由詩514-11-3
あきらめの悪い男- イナエ自由詩8+*14-11-3
風伯へ小娘より- 朝焼彩茜 ...自由詩9*14-11-3
あかん!- 殿上 童自由詩17*14-11-3
キッチン- そらの珊 ...自由詩1514-11-2
ラベル貼り_ー年を取るとはこういうことか4ー- イナエ自由詩5*14-11-1
恋のように死す- ただのみ ...自由詩15+*14-10-31
ハローおばけちゃん_【るるりら収穫祭参加】- そらの珊 ...自由詩6+14-10-31
長いノリツッコミのあいだに結婚していた- 北大路京 ...自由詩2+14-10-31
こと、もの、- はなもと ...自由詩5+*14-10-31
とんぼ- 梅昆布茶自由詩1114-10-30
PORTE-BONHEUR_【詩サークル群青十月のお題「山」 ...- そらの珊 ...自由詩1414-10-29
だから- 瑞海自由詩12*14-10-28
雪国の田島ハル- ただのみ ...自由詩16*14-10-28
夏の果に無限の薔薇を置いてきた- 北大路京 ...自由詩614-10-28
返品不可- 為平 澪自由詩6*14-10-28
- 塩崎みあ ...自由詩4*14-10-28
のみとり- Lucy自由詩23*14-10-27
鳥の歌- umineko自由詩12*14-10-27
鬼ごっこ- 殿上 童自由詩16*14-10-26
どうき- はなもと ...自由詩614-10-25
根っから_て訳じゃない- ただのみ ...自由詩18*14-10-25
脱獄囚- 梅昆布茶自由詩1014-10-25
神様とぼく- イナエ自由詩16*14-10-23
天地動説- 衣 ミコ自由詩414-10-23
【_山の神様__】- 泡沫恋歌自由詩16*14-10-22

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