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あの時

私が走ったから

大切なものを見過ごしてしまった

信号待ちする時間?

人混みを掻き分けた時間?

どこに余分があったか探す

一番の原因はここにあるのに

遠 ....
髪にふれる
みしらぬ風の 秋

始まりは、いつものたおやかに

あるかなしかの ボレロのよう

音符さえもなぞれぬ 穏やかな

休止符だらけの

ゆるやかに ながれくる空 
 ....
用途のない部品を大量生産
食い止める為にはまず
近所のシャッターが閉まる音を聞かなければならない
行き過ぎた妄想がまるでアルコールのようで
ガチャン、と目が覚めたのが少し笑えた


擦り ....
泉屋のクッキー缶の中に
アルバムに入れていない古い写真が一枚
モノクロームの色あせた写真には
小さな自分と親父が写っている。

庭の小さな葡萄棚の下
ふざけているのか本気なのか
親父に髪 ....
「ドッジボール」



ドッジボールで一番最初に当てられる
外野に行ってボールを掴んでもボールを奪われて投げさせて貰えない
外野にいても何故かボールを当てられる
教室に戻ってもボールを当 ....
「鉄棒」



無理強いされた逆上がりでヘマをして背中から落ちて
立ち上がったら黒い虫が潰れていたのが分かって
潰れた脚を引っ張ってなんとか元に戻そうとして
無理強いした
目、良くない
目、悪くなった
目、ケータイ画面の見過ぎでさ
目、ドライアイ
目、逆睫毛
目、結膜炎
視神経壊滅
目、悪くなってさ
目、不自由になってさ
斜め見してごまかしたりさ
「 ....
背中が溶けて痛くなる
「浮腫んだ思いを孕まされたので退職致します」
と言って去った後
首を吊って自殺した女の怨霊が
少女に乗り移った

誰も知らなくていい隔離された世界を
取り憑かれた ....
気付けば漕いでた
ブランコ ぶうらん
始まり無い終わりも無い
背景
満月
ブランコ ぶうらん
逆上がり浮腫む半身
くの字の両脚激しく痺れ
血が巡らずに鼻から出血
ぶうらん ポタリ  ....
{引用=うずくまる。
からだの表面積をちいさくして
世の中の37%を遮断する。


わたしのまるいふくらみと
わたしのしろいふとももをくっつけて
ひとつ。にすると
やわらかな鼓動を感じ ....
夕立/突然の豪雨と雷鳴が轟いた
それは子宮の中で聴いた母の心音のような気がした
時折、去来する淋しさは冥府からの呼び声に思え
無言で空を見上げると、大きな穴が開いていた

依りかかって生きて ....
網膜に張り付いた被写体
デスマスクの張り付いた円柱


トーテムポールを羨んだ少年
コールタールで造られた
円形の劇場で
自分のデスマスクをバックボーンにして


木の実をもいで ....
MONOの消し滓で練り消しを作る
丸める
こねくり回す
戯れではなく、割と本気で作る
爆弾になれば良いと念じながら


場面転換
奥歯
アナーキーな典型的虫歯菌が歯に穴を開けている
 ....
うつ伏せでいると
とても静かで
うつ伏せでいると
とても安らぎます
立っている時の
喧騒や幻覚からも
逃れられ、一時幸せです


うつ伏せでいると
守られている気がします
うつ伏 ....
わたしたち、結婚しました
うす桃色の踊るような文字と
着物姿で微笑みあう男女の写真


はがきを持つ指の腹から
じわりじわりとあったかさが
組織の中まで浸透してくる
温度の正体をはっき ....
あなたによく似たひとだった

人違いと戸惑うわたしの顔を覗き込み
どうかしたのと気遣ってくれた

これを落としたひとをずっと探しているのと
あなたの落しものを目の前に差し出した

その ....
私たちは
眩暈がするような速度で
転がり続けなければならない

変化すること
それが何よりも重要で
変わらなければ私たちは衰退する

そんな強迫観念に
いつの間に囚われてしまったのか ....
無数の星を

宇宙(そら)から眺める

科学者たちは

下から眺めることしかできない

私の

この思いを

見つけることはできない。


嗚呼、

どんなに焦が ....
立ち尽くす
十字路で
しゃがみ込む
十字路で
何かを落としたようで
何かが零れたようで


しゃがみ込んで見ても
何も見当たらない
手探りしても
何も掴めない
確かに、零れたよ ....
熱い光はただ重なって
そっと重ねられて


渋滞した道でせわしなく鳴るクラクションも
軽やかに散歩する犬の太くて短い声も
光に飲み込まれてかき混ぜられて
珈琲に落としたミルクみたいにぐる ....
洗練潔白であって
誰からも気に入られた
両性具有の子


孤児のようで、令嬢のようで、
快活のようで、冷淡のような、
両性具有の子


初めから大人の社会の中に置かれ
交わる言葉 ....
目には目を、歯には歯を、

このハンムラビ法典の言葉は

復讐法だとか拡大報復の戒めだとか

そんなふうに言われてはいるけれど

この言葉の連なりに

私はひとの悲しみを感じるのだ ....
ここに一脚の椅子があって

それは懐かしいにおいのする木製の小さな椅子
小学校の教室にあるような椅子
揺らすとかたかた音がした

そんな椅子にあなたは腰かけている
手には一冊の詩集
マ ....
専用線の貨物列車を
雑草の生えた線路の際で見送る

ダダンダンダン
ダダンダンダン

それは思いがけぬ速さで駆けて行く
街の風景に似合わぬ
大きな図体に圧倒される


シズシズと ....
酷いささくれに塗るクリームを探して
降りた事のない駅に下車する
夕立が来そうで、少し慌てて、薬局を探す


コンビニエンスストアに置いてはない薬だと直感で解っているから
薬局を、強いクリー ....
橙色に照らされた木造二階建てのアパート
蹴飛ばせば簡単に壊れてしまいそうな垣根から
紅色の白粉花がその艶やかな顔を出す


やがて来る闇に飲み込まれてしまう前に
黒くて固い種子をてのひらに ....
私がふたごだったとき
ずっと森で暮らしてた
ふたりおそろいの服を着て
毎晩同じベッドで夢を貪りあった
ふたり一緒にいること
それが当たり前の世界だった

私がふたごだったとき
世界はひ ....
繭の中身を確かめに
ヴェランダからするんと
カーテンを伝って降り
君の夢へ移動する

月無き夜のこと
君の小さな体に
無数に穿たれた
秘密の森のこと

心に生い茂る銀色の
すすき ....
hearken to the wind of will

曇り空の下にひろがる
見慣れた世界に雨が落ちる頃
君は花のように風に髪を梳いた

言い訳ばかり机の上に
積み上げてつまんない大人 ....
黄いろい光と影

田んぼ

新幹線でぶっ飛ばす

田んぼと田んぼの細道を

静かにまっすぐ銀の軽


その銀の軽が


ぼくに憑依してきた

軽の中では音楽が鳴っていた ....
nonyaさんの自由詩おすすめリスト(5106)
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