朝は新聞越しの会話
返ってくるのは相槌ばかり
退屈そうな表情はまるで
鏡でも見ているみたい

コーヒーには角砂糖を二つ
多くても少なくても文句を言う
飲み干した後はカップも洗わず
無言 ....
元気ですか?
手の届かない場所ですが、心配くらいはできます
毎日毎日できます
きみのつけた傷は、もうすっかり消えたけれど
壁の穴はなぜか、直したくないのです

元気ですか?
思いの届かな ....
穴を掘る

沈んでしまえるほど
掘りたいのに

ところで
もう覚えていない
あっちもこっちも忘れたという人が
川岸で待っている
らしい

どうか
思い出さないでね
そうしたら ....
同じフロアの同じ間取り
南西向きの小さなワンルーム
好きなひとの去ったベッドに横たわり
ひとりの男の死を想ってみる

駅前のスーパーで買い物を済ませ
近く有料になるとかのレジ袋をぶら下げ
 ....
濃いほうのお父さんの
ガハハな笑顔もいいけど
やっぱり私は
うすいほうのおとうさんの
静かなほほ笑みが好き

声に出して呼ぶと
両方振り向いて
うすいおとうさんが
所在なさそうに下を ....
毎日をさかのぼる

一瞬があらわれない
そう出て来ない

さかのぼるから
には、そこにみなもとがある

けれど
ららら
ちょっと歌っていたら
買い物を忘れた
買い物も買われるも ....
思いやり
気配り
信頼関係
打ち明ける

素直に
正直に
即答で
隠さずに

心が通じる
助け合う
美しい
守る
また見られるといいなぁ この景色。 やっぱり、世の中には、(と言うかわたしには)
恋愛感情なんて必要ないと思う。
こんなこと考えるわたし、寂しいひとだなぁ。


報われるか分からないのに、
好きかも分からないのに、
常 ....
雨は嫌いだけど。

アスファルトの濡れた臭いは、嫌いじゃない。

雨は嫌いだけど。

荒れた雨粒の弾ける音は、嫌いじゃない。

雨は嫌いだけど。

押し潰されそうな雨雲は、嫌いじゃ ....
久しぶりに僕を飲んでくれた
うれしいね

青い切子の小さなグラスが
宝石のように光る

飲みながら
思い出しているんだね

あなたは
すぐ怒るのが
悪いところ

でも
とて ....
親子丼         死んで出会う親子    死んでもなお離れられない親子          母さん、また会えたね。 あれ?  そうあなたのお母さんじゃないの、、、             会いたく .... ゴミ箱を作ったので
いらないものを捨てた
だけど、ゴミ箱はまだ満足していなかった
仕方がないので
最近、増えすぎて
持ちきれなくなった不安を捨てた
ゴミ箱は少し満足したようだった
その日 ....
あなたはいつも
わたしの
開かれた窓でした
そこにはいつも
新鮮な空気が流れていて
清潔な水色の空とつながっている

たとえばそれは
岬の草はらの淡いスケッチで
たとえばそれは
ガ ....
 私は元々、リストカット癖がありました。
今はもう落ち着いていますが、今も腕には
沢山の傷跡が深々と刻まれています。
 また、私は何度も自殺未遂を起こしました。
包丁で自分を刺そうとした、
 ....
罪をゆるすことなどは出来ないが

腹を撫でさせてやる

癒されるがいい
夏を夢みてください
6月が終わるまでに
夏を夢みてください

夏は夢みるもんです
写真を撮ればいいんです

ワインの飲みすぎで
もう歩けないなんて
言いましょう

夕方シャワーを ....
夜が訪れて
白い布団の中に潜り込む
心地よい闇が僕を包む


ここは僕だけの世界
誰にも邪魔はさせない


夢の中に逃げるんだ

僕は小人
君は妖精

君は僕を愛していて
 ....
何回だって言うぜ
人は一度はやり直せるんだぜ

おいアンタいつまでしょげているつもりだい?
黙ったまんまで反省しているつもりかい?
失敗をそのまま放置してんのが
アンタの最大の失態なんだぜ ....
優しくてまるいものと

強く冷酷であるものを


全く違う世界をちゃんと作った
全く違う人がつくったものを

何かの拍子に
同時に
僕が
欲したら


失礼だ

と、誰 ....
51年前の或る日のこと・・・


「お願い、一度だけでいいから、きみの手料理食べてみたいんだ」
・・・嘘つき



「しょうがないなぁ、一回だけだよ?」
 ....
永遠に続く時間があれば
人間は何でもすることができる
永遠に続く時間があれば
人間は何もしないこともできる

永遠に続くということは
終わることがないということ
永遠に続くということは
 ....
背が低いから
高いとこが好きなの


あなたはさ

馬鹿だから好きなんだろ?

ってゆうけど


違うのよ


あなたを

背の高いあなたを

上から見下ろしたいだけ



だってずるい



あな ....
わたしのいつも見ている景色です
ありきたりです
でも、たまに
はっとして
おもわずカメラで収めたくなります
記憶に留めるだけの時もありますが
後に悔いてしまいます
焦ってカメラを構えても ....
わたしの棲む場所を流れる川に
水はない

誰かが
橋の上から捨てた言葉を
灰色のさかながついばんでいる


     *


夏の暑い日、わたしは
忘れてしまいたい過去の過ちと ....
きみの声のトーン柔らかさに

きみのデニムのエプロン姿に

きみの前髪が片目にかかった長い髪に

この春も中ごろの
夕方から夜にかけての
高田馬場のとある
オープンカフェの

 ....
「あなたにしかできないことがあるので
 どうかいっしょにきてください」と

いきなり見知らぬ紳士に呼び止められた
物騒な犯罪やらも頭をかすめたけれど

「ほら あそこです いそいでください ....
柔らかな夜に静かに落ちる
真っ白なシーツは柔らかく
おやすみなさい子供達
白い卵の割れる朝まで
おやすみなさい子供達
くれない色の夕暮れに
細い三日月針にして

なにを釣ろうか
おつきさま

下界はこんなに
楽しそう


針の音色は茜色

おいでおいでと
呼んでいる


悲しいまま ....
昼すぎにお母さんから「何が食べたい?」と聞かれて「オムライスが食べたい」と答えたから、僕は今日の晩ご飯はオムライスじゃないかなと思う。
佐和さんのおすすめリスト(1526)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
家政婦- 1486 106自由詩2*08-7-3
とおい空- yaka自由詩4*08-7-3
川岸で待つ人- チアーヌ自由詩608-6-26
孤独なひと- 恋月 ぴ ...自由詩22*08-6-24
おとうさんレプリカ- 佐野権太自由詩11*08-6-24
ねがい- 石川和広自由詩14*08-6-22
“M”のページ- ペポパン ...自由詩11*08-5-29
サクラ- ヨウスケ携帯写真+ ...108-5-29
恋愛感情- はるこ散文(批評 ...208-5-29
あめのちはれ。- 狠志自由詩108-5-28
@日本酒- 貴水 水 ...自由詩208-5-28
親子丼- ヨウスケ自由詩108-5-25
ゴミ箱- 小原あき自由詩32*08-5-23
あなたという風景- 佐野権太自由詩22*08-5-22
死なないでください、殺さないでください。- はち散文(批評 ...4*08-5-21
愚民ども- fuchsia携帯写真+ ...1008-5-19
ロマンチックをおすそわけ、、、- REMINGSセ ...自由詩208-5-18
布団の中- ピート自由詩308-5-18
リバーシブル-rebirthible-- 1486 106自由詩2*08-5-18
ブラックなものだって飲み干せる- 藤原有絵自由詩2*08-5-18
金婚式- Honesty自由詩3*08-5-18
無限地獄- 1486 106自由詩2*08-5-18
高くたかく〔きょういさんに捧ぐ〕- 愛心携帯写真+ ...4*08-5-15
景色- 小原あき携帯写真+ ...21*08-5-15
水の空席- 望月 ゆ ...自由詩49*08-5-13
恋の証- REMINGSセ ...自由詩4*08-5-8
「あなたにしかできないこと」- ベンジャ ...自由詩8*08-5-8
おやすみなさい子供達- 小禽自由詩5*08-5-8
針の月- オレンジ自由詩508-5-5
オムライス- がん自由詩608-5-4

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51